Web連載更新チェックアンテナ

2017年5月26日

20170526.png毎年来るらしくて空っぽの巣があるのは認識してたんですが、2週間でこんなことになってるとは。
夏が来るんですねえ...。

というわけで、今日も午前は陶芸教室。前回のリベンジです。「でかいマグカップを作ろう」と思ってから、考えてみれば最後の最後でずっこけてばかりになって完成してないので、いい加減ちゃんと完成させなければと今日は一気に2つ作ってみることにしました。

これなら片方失敗してももう片方が生き残るはず。

厚みのあるコロンとした印象のマグがいいなあってことで厚めに作ってみたんですけど...うーんこうやって写真で見てみるとさすがにちょっと分厚すぎるような。でも意外と重さはそれほどでもないんですよね。焼けばさらに軽くなるし。

2個あるから、もう1個の方は少し薄めに仕上げてみようかな。

しかし「コーヒーがいっぱい飲めるカップが欲しい」と思ってでかいマグを作り始めたはずなのに、いつの間にか涼しげなカップの方が似合う季節になってしまいました。それだと「コロンとした」感じじゃないよな。なんだかなあ。

2017年5月25日

20170525.png
2日前の23日、Microsoftが上海で行ったイベントで新しいSurface Proを発表しました。言わずと知れた、ペンが使える小型で洒落たデザインのWindowsタブレット機大本命。ただ、個人的にはペン技術がワコムからNTrig採用に変わって以降は、まったく興味も持たなくなってしまっていたシリーズです。

NTrig製ペン技術の抱えている弱点というのは大きく次の3点だと思っていて、
・書き始めを認識するために必要なON荷重が高めなので、軽い筆圧で書いてると取りこぼしが多発する。
・ゆっくり書くと吸着現象が起きて線がガタガタになる。
・カーソルの追随速度が遅い(特にホバーカーソルで顕著)。
どれも自分がやりたい作業には悪影響が出まくるので、「これは合わない」と完全に視界から外してしまっていたんですね。

しかもMicrosoftがNTrigそのものを買収して自社の傘下に取り込んだことから、「以降は絶対ワコム製に戻ることはないだろうし、多分MicrosoftとしてはOffice製品に手書きコメントを書き込む程度の作業を想定しているんだろう」と考えていたわけです。

ワコム以外のペン製品といえばiPad ProとApple Pencilの組合せがまだ記憶に新しくて、「明らかにワコムより良い!」と言える製品をはじめて体感しましたし、今も愛用してます。でも、あくまでもiOSシリーズに閉じた範囲でしかなくて、まだMacで使えるようにはならない。つまり仕事の仕上げデータ作成には使えないまま。

一方ワコムはというと、大型液タブ製品の刷新が先送りにされてるみたいだし、16インチの新型はどうも環境を選ぶ仕様で安定して使えると言い難い感じがあるし、そもそも「Apple Pencilレベルにまで飛躍的に向上した!」と言えるようなアップデートがなされているようには見えません。

なんだか各社一長一短で理想的な構成にはまだしばらくなりそうにない。
そんな閉塞感を正直覚えていたところでした。

そこに今回のSurface Pro
「どうせOffice用途だろ?」と思ってたペンデバイスに、明らかに力が入った大幅アップデート。
しかもワコムやApple Pencilをライバル視したっぽい内容で、「専用のカスタムチップがOSを飛び越えて直接GPUと描画データのやり取りを行う」なんてOSとハードをともに手がけるMicrosoftならではの強みを活かして「入力のタイムラグを抑制、世界最速のペン」とか言っちゃってる。これはすごい。

あんまりすごいから興奮しちゃって、記事を漁っては読みふけってたら、昨年のWinHECの話に辿り着きました。
...>「WinHEC 2016で明かされたAnniversary Updateの概要 - 阿久津良和のWindows Weekly Report

どうせMicrosoftの考えるペン用途なんてOffice用限定だろ?って思い込んでたから見逃してたんですけど、すでにこの段階で「現状のペンは廉価版と位置づけて、ワコムと協業して次世代ペンを開発して2016年第4四半期以降に出す」って書いてあるんですよね。4096レベルにアップさせた筆圧感度と傾き検知のサポートというあたり、今回のSurface Proでお目見えした新Surface Penとまさに一致します。

こりゃおもしろいってんで、さらにその記事からリンクされた資料を読みふけってみたり。
...> http://sec.ch9.ms/slides/winHEC/2_02_WindowsInk.pdf

そこにはさらに詳細が記されていて、ペン描画のためにDirectInkってAPIが新設されていたり、ドライバーレベルでペンの扱いが変わっていたり、ペンのスキャンレートは240Hz(iPad Pro & Apple Pencilと同じ)とか...。

Windows10のCreator Updateって、ほんとにクリエイター向けの改善が含まれてたんだ...。

Surfaceシリーズには、Surface Studioという「ペンが実用レベルだったら魅力的すぎるデスクトップ製品」が存在します。なんでAppleはiMacとApple Pencilでこういう製品を出してくれないの?って思っちゃうような、ほんとグッとくる製品。
これにも今年後半から今回のペン技術に関するフィードバックがかかるみたいという話もあって、一気に先に述べた閉塞感が吹き飛びました。

一昔前、Direct3DというAPIの登場によって、グラフィックアクセラレータごとに乱立していた規格が統一され、Windows環境における3Dゲームが花開いたのはもう懐かしい話。Voodooとかありましたよね。nVidiaが存在感を発揮するようになったのもその頃からでした。

今回OS側がAPIを新しく設けるほど本気でペンをサポートし始めたんだとしたら、そこでも同じような盛り上がりが今後出てきたりして...と期待するわけなんですけど、その行く先を占う上でも新しいSurface Penの出来映えが、とにかく気になって仕方ないのであります。

2017年5月23日

20170523.png昨日書いたランチはゴールではなくむしろ出発地点であり、本命はそこからさらに小一時間ほど田んぼ道をブルブル~と走った先にある睦沢町の歴史民俗資料館でした。

ここになにがあるのかというと、今月末まで刀剣の展示をやってるんですね。入館無料。

敗戦の折り、「武器は没収」ってことでGHQに接収された刀剣がたくさんあったらしいんです。多くは海に投棄されたり米国で好事家の手に渡ったりしたんですけど、後に一部返却されて、その中からこの町がいくつかもらい受けた刀がありますよと。
そのもらい受ける時の条件に「ちゃんと一般に対して展示してね」という条件があったみたいで、毎年町の予算からコツコツと研磨代を工面して、保管状態が酷くて錆だらけだった刀剣たちが見事蘇って一堂に会しておりますよ...という展示なのでした。

中に入ると「常設展示もありますよ」ということなのでまずはそちらから。好物は最後に食べる質です。

なんか睦沢町が農村としてどのような営みを行っていたかが、当時の道具とともに解説されていました。
この手の展示って、意外と町ごとにあるんですよね。大人になってから見ると、そういう地域に密着した小規模な展示が案外楽しかったりします。ツーリング中の寄り道にちょうどいい感じ。

そしていよいよ2Fにあるメインの展示を...と上がってみたら、そちらは残念ながら撮影禁止。
中に入ると、ガラスケースに21本の刀剣が整然と飾られていて、かつその1本1本に照明が当たるよう配置されてます。きちんと研がれた刀身が、この照明でぬらりと光るんですよ。見る位置を変えれば光る位置も変わります。舐めるように刀の束部分から切っ先まで視線を移していくと、光がそれを追うように輝いていくのがなんとも美しい。ちゃんと研がれた日本刀ってかっこいいなあ。

そんな具合に「ほお~」と惚れ惚れしてした目が、ある短刀の前で一点に釘付けになりました。
「村正」
説明書きにはそうあります。言わずと知れた妖刀村正です。あの「徳川家を祟る」とかいう伝説のやつ。

え?なにこれ、これすごいやつなんじゃないの?

びっくりして横に目をやると
「虎徹」
...これ新撰組で聞いたことやるやつやん。

他にも、「なんか聞いたことある気がする」という銘が彫られた刀剣がちらほらと。
田舎のちっこい無料展示だからと舐めてた。丁寧に飾られてるし、田舎だからこそ人がいなくてじっくりゆっくり見てられるし、それでこんな刀が拝めるなんて!すげえ!

もう大満足で出てきましたよね。

向かいの公園でもなんかイベントやってたので見に行ってみたら、その片隅で自衛隊の方が働く車を展示してました。

乗っても構わないということだったので、運転席に座ってハンドル握って「うっひゃー」とか「ほへー」とかあちこちの計器を見て感心することしきり。

さらにお隣の公民館には図書室があるみたいだったので覗いてみたら、「漫画喫茶?」って一瞬思っちゃうようなラインナップが。ジャンプコミックスが書棚4つ分ズラリと並んでました。久しぶりに幽遊白書の戸愚呂編が読めて面白かったです。

いやー、楽しいなあ睦沢町。

2017年5月22日

20170522.png
週末は子どもも連れずに1人でふらっとバイク散歩に出たので、久しぶりにおいしいランチでも食べようと長柄にあるお気に入りのカフェに立ち寄りました。『macchinetta(マキネッタ)』という名が示す通り、マキネッタ(直火式のエスプレッソメーカー)で淹れるエスプレッソベースのコーヒーが香ばしくて美味しいお店です。

店内がまた店主さんの手作りなのかな?という素朴な木材むき出しの内装で、聞こえてくるのはコポコポと火にかけられて沸騰をはじめるマキネッタと、コッチコッチと時を刻む壁に掛けられた振り子時計の音だけ。
普段なら気を焦らせるはずの時計の音が、ここではむしろ時間をゆっくりしたものに変えてくれるのが不思議です。

このコッチコッチという音を聞きながら、静かにコーヒーを飲むのがお気に入りなのです。

しかしこのお店、実はランチも絶品だったりするんだから侮れません。

特にデミグラスソースがすごく美味しい。たとえばこちら、何の変哲もないハンバーグがころんと2個入ったハンバーグランチですが、実は主役はハンバーグではありません。カツカレーであればカツは脇役で主役はあくまでもカレーであるように、このハンバーグセットも実は主役はデミグラスソースの方なんです。

それぐらい美味しい。
ソースというよりもむしろスープ。味わいはソースなんだけど、口の中に旨味が残って「ああ美味しい」ってしみじみしてるとそれ以上しつこくは残らず後味すっきりな最高に濃厚なスープ。

当然のように残すことなくソースもいただいて、幸せを噛みしめてから締めはコーヒーなわけですよ。
この季節のお気に入りは、エスプレッソベースで淹れたカフェラテ。

ほんとはここにケーキを添えるとさらに幸せ倍増なんですけど、この日はランチで腹一杯になっちゃったのでそっちはパス。ケーキも美味しいですよ。

ちょっとわかりにくい場所に立つこのお店。バイクではなく車で行く場合なら、実は雨の日もオススメだったりします。
窓際に座って軒先を叩く雨音を聞きながらいただくコーヒーが、また良い風情なんですよね。


2017年5月19日

20170519.png大画面でゼルダがやりたい。シン・ゴジラが観たい。
そんなところから始まってプロジェクターにハマっていることを前に書きましたけども、その中で実は一番システムの中核を占めているのが中古で買ってきた初期型のプレステ3だったりします。

いや、ほら、「DVDとかブルーレイの再生環境が欲しいなあ」って思ったら、再生機欲しくなるわけじゃないですか。
でも、「どうせだったらビデオ配信サービスなんかも利用できるといいよね」って思うもんですよね。
そしたら、「時々テレビも見たいかもしんない、ほら、ワールドカップとか」ってなって、
さらには、「そういえば古いプレステのゲームにはいい感じのレトロゲーあるよなあ」ときて、
「ああ、大画面でグラディウスやったら楽しそうだ。プレステのやつ出来がいいんだよね」
「ちょっと待てよ?プレステ2でガンダムのゲームに昔ハマってたよな」
「そういやこの間中古でぷよぷよ2買ったぞ」
「あ、そういえば一緒に買ったプレステ3のナルト凄かったよな。あれも大画面だとすごそうだ」

「...初期型プレステ3だったら、それ全部できちゃうよね?」

思いますよね。誰だってそう思うはず。

そこに8千円で売ってるの見ちゃったりしたら、誰だって安い4千円のブルーレイ再生機よりもそっちに手を出してしまうはず。

そんなわけで、うちには「Nintendo Switchが欲しいので、プレステ3を買いました」という理屈が成り立ってしまったのです。
ちなみにリビングにはもっと新しい型のプレステ3を既に持ってます。子どもたちが使ってるから、こっちに持ってこれなかった。

...と、以上前置きでした。
初期型プレステ3は熱がこもりやすいみたいなので、ゲットした日はとりあえず何はなくとも分解清掃してみました。

この型のプレステ3は発売日が2006年11月11日なので、もう10年以上前のマシンになります。そのわりに埃はたまってませんでした。もっと酷い状態に違いないと思ってたのでいい意味でびっくり。アタリを掴んだのかも。

60GBしかない内蔵HDDは、あまってた160GBのSSDに交換。

で、この状態で使い始めてたんですけどね、映画1本見てるとどうも後半から「ぐおおおおん」とファンが唸るんですよ。正直うるさい。

その一方で、この年代のプレステ3にはYLoD(yellow light of death)とされる定番扱いの突然死症状があります。一応修理のやり方もネットにアップされていますが、一時的な延命措置にしかすぎず、「なったら終わり」という印象は否めません。

どうも原因は中にこもった熱が引き起こすハンダクラックらしい。

ってことは、内部の熱をなんとかしてやることで、その突然死症状も回避できるし、先の「ぐおおおおん」と唸るうるさい音も抑制できるんじゃないの?

それで「初期型PS3 分解」あたりで検索かけて分解事例を色々見てみたんです。すると、なんかメインのCPUまわりにしか目をやらずに安易な分解やると、そのせいで周辺チップがヒートシンクと密着しなくなってそっちが原因になって死んでんじゃないの?みたいな事例もちらほらと。

うーん、どうしよっかな。最終的には筐体に大きく穴を開けて吸気を増やそうかと思ってたんだけど、そもそも新品当時にこんな症状が騒ぎになった覚えはないことを考えると、中の状態をなるべく新品当時の状態に近づけとくだけでもかなりの延命になるような気もしてきます。

そんなわけで、もっと徹底的に埃を追い出してやって、10年経過で劣化してるであろうグリスなんかを綺麗にやり直すことでいったん様子を見ることに決定。今度はフタを開けるだけじゃなくて、基板を取り出してすべての吸排気口が確認できるところまで分解を進めます。

10年という単位で考えれば綺麗なものですが、それでもやっぱり詰まってる穴はところどころあるので、すべての埃を駆逐。空気の通り道を確保します。

メインチップを冷やしてるでかいヒートシンクを外してみると、まあまあ生き残ってる感じのグリスがついてました。

半分硬化して、半分はまだ粘度が残ってるって感じでした。

これが貼りついてた、メインチップであるCELL(CPU)とRSX(グラフィックスチップ)の方も当然同様の状態。

じゃあこれらにグリスを新しく塗り直しましょうってことで、無水エタノールを使って古いグリスを綺麗にこそげ落としてやります。

当然チップの方もピカピカに。

へーこんなだったんだなあ。今はCELLって作るのやめちゃったんでしたっけ。残念なことです。

温度の推移をセンサーつけて確認するとこまでやる気はないので、そこそこ性能の良いとされる中から塗りやすくてミスの少ないグリスを選びました。

これを塗り塗り。
チップ中央付近はヒートシンクとの密着が怪しいという声が散見されたので、全体を薄塗りにしておきつつも真ん中だけは少し盛り気味にしておきました。あと一応各チップを圧着させるための押さえとなる金属板も、「より強く押しつけるように」と軽くひん曲げて再組み立て。

これだけでも、とりあえず「ぐおおおおん」と唸るファンの音は少しマシになりました。あといったん唸り出してもしばらくすると静まるようになった。どうやら冷却がちゃんと機能するようになったと思って良いようです。

あとはnasneとかtorneあたりをつなぎたいんですよねー。ほら、今週末も村田諒太選手のWBA世界ミドル級王座決定戦があったり、井上尚弥選手の防衛戦があったりするじゃないですか、あれを大画面で応援したい。

講演・イベント情報

  • 新しい予定はありません。

プロフィール

著者近影
きたみりゅうじ

もとプログラマで、現フリーのライター兼イラストレーター兼まんが家…とかいう、よくわからない肩書きにて世の中を徘徊中です。

Twitter Facebook

広告

2017年5月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

アーカイブ

フィードを取得

My Yahoo!に追加