当サイトは移転しました。現在は https://oiio.jp にて更新を続けています。

« 東京モーターサイクルショー2012とKTMの試乗会 | メイン | 東京モーターサイクルショー2012の思い出 ー ヘルメット編 »

東京モーターサイクルショー2012の思い出 ー インカム編

120327.gif
モーターサイクルショーに行くと、決まってチェックしたい小物がいくつかあるわけです。そのうちのひとつがインカム。特にBluetooth方式を利用した手軽なタイプのものです。

今は中華製のやっすいインカムを、スピーカーを改造したりしながら利用しています。しかしこれ、やはりまぁなんというか使いづらい。音質面はスピーカーの改造で「最低限使える」レベルにまで引き上げることはできましたけども、操作性はいかんともし難い。具体的には、グローブ越しでさわると、ボタンを見つけるのが至難の業なんですよ。
慣れでなんとかなるかなーと思ってたんですけど、グローブ変えたら感触もかわるわけで、またはじめから慣れていかなきゃならん。しかも、なんかペアリングの挙動がどうも怪しくて…。

そんなわけで、新製品のチェックには余念がありません。
もともと中華製インカムは、自分なりの要求を満たす品が出るまではこれで…と、その場しのぎに買っただけの品でしたからね。
ちなみに自分の要求としてインカムに求めたいのは、
1) 最低限の音質を満たすこと
2) ステレオ再生可
3) コンパクトで目立たないこと
4) ヘルメットへの脱着が気楽にできること
5) 操作に迷わないこと
6) 3人以上での同時通話可能
7) iPhoneを電話用のHFPと音楽用のA2DPでつなぎながら、さらにナビとA2DP接続して相互に切り替えながら運用できること
というあたりです。

まずチェックしたのはこれ。
120327-s1.gif
この interphoneシリーズはBluetoothインカムの先駆け。その最新機種としてずっと発売を待ちに待ってた期待の品です。初代のデザインがこれまたいいんですよね。

で、最初見た感想は「でか!!」でした。もうちょっと小さくなったと思ってたんですけど、いっこ前の型であるF4よりも厚みが増した分、「でか!!」でした。
ただデザイン自体は流線型を帯びていてヘルメットに沿う形状であるため、許容範囲といえば許容範囲かなぁ。Scalarider G4という高機能なインカムが出た時は、「決定版!」と思って見に行ったら、あまりのサイズに見た途端「これはなし!」となったんですけど、あそこまでのショック度ではありませんでした。

それ以外は機能的にすべて自分の要求を満たす一品。しかもFMラジオまで聞けたりする。
たとえば旧サンヨーのポータブルナビであるゴリラなんかだと、内蔵のFMトランスミッターでガイド音声を飛ばせるので、そういうのを拾う用途に重宝します。


続いてチェックしたのがコチラ。
120327-s2.gif
ジョグダイヤルの変わり種ということで、これの高機能版であるSMH10の方は前からチェックしてました。ただ、ジョグダイヤルが便利な反面デカイ。やたらデカイ。
こんなもんヘルメットから飛び出してるのイヤだわーってことで選外にしてたんですが、今回並んでた新機種のSMH5はめっちゃ小さくなってて魅力的でした。

最近は高機能路線で大きくなるインカムばかりなので、こういう「基本機能はしっかりしながらもコンパクト」な製品はうれしいところです。
ただ、やはりその分「3者通話」とか「A2DP接続を2回線サポート」などという高機能部分はごっそり削られているので、その重要性によりどっちがいいかが決まる感じ。

個人的には…ちょっとデカさが難ですが interphone F5かなぁ。
ジョグダイヤルは、実際に耳の横へ持って行って試してみたら、ちょっと自分の感覚とあわないところがあったので、「絶対このインタフェースがいい!」とまでは至らなかったのと、あと、F5の音声ガイダンスが地味に便利な印象を受けたから。
これ系のデバイスって「ピーピー」操作音が鳴るだけで、今どんな状態でエラーにされてるかわかりづらかったりするんですよね。

(2012.05.21 追記)
Interphone F5の方も、A2DP接続は「1台までである」との指摘を販売元様よりいただきました。申し訳ありません。謹んでここに訂正させていただきます。

アーカイブ

About

2012年3月27日 14:02に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「東京モーターサイクルショー2012とKTMの試乗会」です。

次の投稿は「東京モーターサイクルショー2012の思い出 ー ヘルメット編」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

広告