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チャタリングを起こしはじめたキーボードの、分解修理を試みてみる

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イメージはあれです、「仮面ライダーに敗れて、やっとこれでオレにも安息の日々が...と眠りにつこうとする怪人を無理矢理再生手術して蘇らせる」という感じの科学者。いっひっひっ。

とまあ、そんな無駄な小話はさておきまして、もうかれこれ5年以上使ってるFILCOのMajestouchテンキーレスキーボード(黒軸)の、エンターキーがチャタリング(1回押しただけなのに、2度3度と連打された状態になってしまう症状)を起こすようになってしまったのです。よりにもよってエンターキー。Facebookなんかコメント書いてる時にエンターキー押下で投稿されちゃうから、もう文字を変換して確定する度に投稿ですよ。やってらんない。
前にも一度発症して、こりゃ修理しないとダメかーと思ってるうちに症状が消えてほっとしてたんですが、いよいよ寿命が...。

ってほどの故障ではないので修理することにしました。できるはずと自分を信じて分解です。分解!分解!(バラすの大好き)。

幸い、前に調子を悪くした時に、アキバで黒軸のキースイッチだけは買ってあるはず。
パーツ箱を開いてみたら、やっぱり入ってました。スイッチ1個120円也。

バラすとなると、まずはお決まりのネジ穴探しから。
キーボード裏のシールやゴム足の裏を確認してみたところ、中央上部の丸いシール裏にネジが1個隠れてました。

真ん中のラベル裏にも丸い感触があったので「ネジ穴かな?」と確認してみたんですが、こっちはダミーでした。

ネジを抜いたら、あとは爪でとまっているだけなので、ガッシガッシとはずしていきます。マイナスドライバーとかだと傷がついちゃうので、自分は車の内張はがしを使いました。

BMW Z3乗ってた時に、中をいじるために買ったはずなんですが、そっちでは全然使わないままZ3自体とオサラバ。まさかキーボードの分解に使われるとは、世の中わからんものです。
キーボード手前側の爪がやたらと固くて「この手順まちがってるんじゃ?」と一瞬自信を失いかけましたが、あくまで己を信じてバキバキやれば綺麗にはずれてくれました。

外枠をはずすと、キートップの並びにちっこいネジが2個見えるようになります。当然のようにこれをはずします。

そしたらカポンと裏側のケースもはずれて、キーボードの三枚おろしが出来上がり。

裏返すとこんな感じ。基板が丸見えですね。ゴールは近そう。

「このへんかなー」ってエンターキーの裏側あたりを見てみたら、ちゃんと「Enter」って書いてある。すげー、気が利きすぎ。

じゃあ後は、ここのハンダをひっぺがしてスイッチはずして、買い置きしてあった新しいスイッチを入れ替えてやるだけですよ。

とりあえずキートップをはずして、その裏にあるスイッチが見える状態に。

裏側のハンダを溶かして吸い取り、黒いぽっちり部分をドライバーで押し出してやると綺麗にスイッチが抜けました。

そしたら新しいスイッチをセットして...

ハンダづけ。我ながら汚いハンダの盛り方ですが、そこは素人なのでご勘弁を。

念のためにこの状態で一度パソコンにつないで、無事エンターキーが動作するのを確認したら、元の通りにケースをはめて無事終了。

ハンダもあっさり取れたし、思いのほか簡単でした。
このブログ記事を書いてる最中も、チャタリングが発生することは一切なかったので、これでまず大丈夫。今後別のキーが悪さをしはじめた時にそなえて、今度アキバに出ることがあったら、またいくつかキースイッチを買い足しておこうと思います。

コメント (2)

蛭子大好き:

FILCOのMajestouchテンキーレスキーボード(茶軸)の愛用者です。右のシフトキーがほとんど無反応(でも時々反応する)になったので、このサイトを参考にして分解してみました。
自分の場合は半田面に埃がいっぱいあったため、エアダスターでぷしゅうとしてみました。するとどうでしょう。右シフトキーの無反応は解決し、不特定のキーでときどき発生していたチャタリングも発生しなくなりました。半田面は密閉されているし、分解するためにネジのシールを剥がしたのは今なので、どこからあんなに埃が入ったのか謎ではあります。ともあれ、そんな場合もありますよって報告です。

通りすがり:

私も清掃だけでチャタリング解消しました。

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2014年4月16日 10:40に投稿されたエントリーのページです。

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