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うちのVAIO Zは省電力設定の選択肢に制限がかかるInstantGoをオフにして、「高パフォーマンス」設定で常用しています。これだとCPUクロックがポンポン上昇してくれるので変に性能が去勢された状態ではなく、本体のポテンシャルをフルに発揮できるので(特に絵描き作業時には)お気に入りなんですが、この状態でもACアダプタの給電をやめてバッテリ運用にすると、平常時のクロックがガクンと落ちてしまいます。
絵描き作業中にCPUクロックが1GHz台にまで絞られてしまうと、たとえクロックが作業と共に跳ね上がるとしても描き始めのラグなど好ましくない挙動が出ることがあります。
これがちょっと気になってたので、現状がどのような設定になっているのか確認する意味も含めて、下記のサイトを参考にレジストリを書き換えてみました。
『Windows 8.1で消えた詳細な電源管理項目を表示する!』@ASCII.jp
書き換えたのは下記配下の3つ。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Power\PowerSettings\54533251-82be-4824-96c1-47b60b740d00
→最小のプロセッサの状態 (893dee8e-2bef-41e0-89c6-b55d0929964c)
→最大のプロセッサの状態 (bc5038f7-23e0-4960-96da-33abaf5935ec)
→プロセッサ パフォーマンスの向上モード (be337238-0d82-4146-a960-4f3749d470c7)
Attributesキーの値をそれぞれ1から2へ変更することで、隠されていたこれらの項目が省電力設定の中に復活します。
再起動して現在の設定内容を確認したところ、最小のプロセッサの状態値がバッテリ運用の場合は5%という設定値になっていました。道理でクロックが絞られるわけです。
ここを100%にすることで、ACアダプタ接続時もバッテリ運用時も、ともに3GHz超の性能を使って作業が行えるようになりました。さすがにキビキビさくさく動作で、「おお、これこれ」と少し楽しくなっちゃったりして。前に紹介したDuet Displayもあるし、CLIP STUDIO PAINTとの組合せに限ればほんと使えるやつです。
絵作業の時はこれでフルパフォーマンス状態にして、それ以外の時はバランスに切り替えて使用するつもりです。切替自体はタスクトレイの電池マークをクリックすれば選べるので楽ちんですし。
ちなみに、「ここでパフォーマンスの設定いじれるんだったら、InstantGoをオンにしても大丈夫なんじゃないの?」と思って一瞬InstantGoをオンに戻してみたんですが...ダメでした。InstantGoオフの状態で作った省電力設定は項目として選べなくなり、InstantGoオンの状態だと最小のプロセッサの状態を指定しても設定値が無視されるようで、相変わらずガンガンCPUクロックが絞られます。
スリープ使いたいのになあ。
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