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アニメ化されたり映画化されたりしてるので、今はかなり有名な漫画なんだろうなと思う『四月は君の嘘』。自分が毎月購読している月刊マガジンにて連載されていた漫画です。
月刊マガジンは鉄拳チンミや孫六、Capetaなんかを目当てに読んでいたので当初は興味を持たず、たまに視界に入っては「なんかよく黒猫が出てくる漫画だなあ、猫の呪いとかそんな感じの話なのかね」とかピント外れの印象を抱いていたものでした。
それが気がつけば何となく読むようになり。
面白いなといつしか毎月楽しみにするようになり。
最終回を迎える頃にはじんわり感動して終わりをさみしく思うくらいにはなっていました。
そんな感じなので、久しぶりに未読部分にあたる物語冒頭を読み直そうかなと思ったのです。
あらすじ的には、心に傷を負ってピアノが弾けなくなった主人公が、周囲との関わりや成長によって再び音楽と向き合い成長していく漫画...になるのかな。中学生男子の成長物語であり群像劇でもある。
たぶん1巻は丸々読んでないと思う。それで頭から数巻をレンタルコミックで借りてきて、「読んでなかった部分の穴埋め」をしていたわけです。
そしたらこれが面白い面白い。もう止まらない。気がつけばKindleで続きを買い始めちゃって、最終回なんてもう大泣き。
じんわり感動とかそういう次元じゃなくて、ぽかーんと体が脱力しちゃって、疲労感さえあるぐらいにはまり込みました。
その最終回を何度か繰り返し読み直して、また1巻を取り出して2週目。
よくできてるなあと思ったのは、この漫画って2週目読み直してみると、物語の主役が変わってくるんです。「気まぐれな子だなあ」としか思ってなかった人物の、裏に秘められたひたむきさにもう応援しまくりな読み方に変わってくる。
「思い(音)を届ける」が全編通してキーワードになってくるんですけど、その「届け」と願う対象と意味すら、2週目になると変わってくる。
そして2週目がこれまた泣けるんですよ。この漫画は一気読みした後の2週目が本番といってもいいくらい...。
こんなおもしろい漫画を読み逃してたんだなあ。
ちょうど契約してるdTVでもアニメ版が配信されてるみたいなので、この勢いのままアニメも通しで一気見してみたいと思います。
2016年10月25日 12:00に投稿されたエントリーのページです。
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