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見つけたのは Creema という、ハンドメイド作品の販売サイト。そこで『[受注生産]【液晶ペンタブCintiq,Intous用プロペン(KP-503E)】 木製グリップ スイッチ穴あり』として売っているのを見かけたのです。
この手のグリップは螺旋工務店さんがコミティアで頒布していたものが有名でしたが、製作者の方がお亡くなりになられたため、今では入手することが叶いません。相当な人気商品だったので入手が難しく、いつか人気が落ちついたあたりで購入できれば...と思っていたんですが...。
そんな経緯があったもので即購入でした。
ワコムのペンはどうにも純正のグリップに加水分解が付き物で、すぐヌルヌルした手触りになって気持ち良く作業できなくなるのがお約束です。仕方なく定期的に交換して使っているんですが、ここを木製にできるならそれはほぼ一生物。元なんかすぐ取れちゃいます。ためらう理由がありません。
複数の樹種から材質を選べるようになっているので、さくらと悩んだ結果ウォルナットに決めました。手ざわりはさくらの方がすべすべして気持ちよさそうだったんですけど、見た目の渋さで決めちゃった。
受注生産なので時間がかかるかと思いましたが、材質の決定から発送~到着までに4日とかかりませんでした。早速付けてみた写真がこちら。うひょう、かっこいい!
作りの精度はかなり良いです。ゆるすぎず、かといってきつすぎず、適切なひっかかりでキューッと押し込んでちょうどグリップがはまる感じで、しかも各所に余計な隙間が生じることもありません。
中を覗き込むと、まわり止めの溝もしっかり切られているのがわかります。どうやってこんな内側に溝彫ってるんだろうなあ。
ボタンまわりはこんな感じ。グリップが若干太めの仕上がりになっているので、ボタン部分だけが少し凹んだ作りになっています。
グリップペンのグリップはプロペンと互換があるので、そっちにもこの木製グリップが使えるか確認してみました。
ボタンの形状がこれだけ異なるので、流用は無理そうです。使えるならこれ用にも追加で買おうと思ったのに残念。
実際の描き心地はというと...まだ正直慣れません。持った感じに違和感があったので測ってみたところ、通常のプロペン軸が直径12.6mmなのに対して、この木製グリップは13.6mmと1mm太くなっています。木製の方はゴムと違って握っても凹みませんから、多分数字以上に太さの違いを感じます。
しかもボタン部まわりだけを凹ませてあるため、グリップの断面が円形になっておらず、そのせいかボタンを押そうとグリップをいつもの調子で回した際に、手の中でどうも収まりが悪いというか、ボタンの押しづらさ、グリップの握りづらさを感じてしまいます。
おそらくはもうちょっと使い込めば、ボタンと親指・人差し指・中指の位置関係が決まって慣れてくれると思うんですけどね。そこだけまだ少し様子見です。
でもヌルヌルしないのすばらしい!木の手ざわり最高です!
2017年9月 5日 09:00に投稿されたエントリーのページです。
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