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先日導入したX-T20用に、レンズをひとつ買い足しました。中古ですけど、単焦点60mmのマクロレンズ。
自分の使い方だとどうしてもデスク上でデジモノを撮ることが多くて、その場合キットレンズは今ひとつ寄ることができません。もうちょっと寄れたらなあ...と思っていたところに中古のいい感じなやつが出ていたので、つい買ってしまったというわけなのでした。
80mmで光学手ぶれ補正つきの等倍マクロ新レンズが出るというので(今回買ったのはハーフマクロになる)、そっちも非常に気になったんですけど、どうもデカくて高いレンズになりそう。だったらこっちでいいやと割り切りました。
届いた実物はというと、思った通り小さくて、かつ高級感のある作り。FUJIFILMのレンズって、APS-C専用サイズだから小さく凝縮された感があって好みです。ぬめーっとした感触で回るピントリングもいい感じです。
傍らにあるのは付属のフード。やたらでかくて、しかも金属製なのか叩くとカキンカキンと音が鳴ります。室内利用が主なので、こいつには引き出しで眠っていてもらいましょう。
本体につけるとこんな感じ。隣に並べてあるキットレンズよりも小さいのがわかります。
さっそく試しに机の上をぱしゃり。開放だと被写界深度が浅すぎてボケボケになっちゃったから、少し絞って撮り直し。気持ちいいくらいにボケますね。「AFが遅いのが難だけどポートレートにも向いてる」とか言われるのもわかるような。
どっかの美人さんが写真撮らせてくれないかなあ。
続けてどこまで寄れるのかなあ...と粘土細工ににじり寄ってみる。
うーん、正直もうちょっとと思わなくもないけど、そこが等倍マクロとの差なんでしょうね。とはいえこれ以上寄れても自分の腕だと被写界深度の扱いに困りそうだからこれでいいや。
何の気なしに目の前のディスプレイもぱしゃり。
あれ?けっこうしっかり撮れるもんだなと思って中心を拡大してみてびっくり。画素はRGB3つの光で構成されてますってのがわかるレベルで写ってる。写真クリックで拡大画像を見るとRGBの画素がよく見えると思います。
近接して撮ってるとぎゅいんぎゅいんAFが迷うことも多く、その結果「がんばったけどダメでしたテヘペロ」で終わることも珍しくありません。そんなわけで、だいたいをAFで合わせた後、フォーカスピーキング使って自分で好みの位置にMFで合わせるのが王道なのかな?と思いながら使ってみています。今のところはそれも含めて楽しいです。
ただ、開放で撮ると被写界深度が浅くなりすぎるので、ピント範囲を広げようと絞ったら今度はシャッタースピードが落ちる。するとこのレンズには手ぶれ補正がついていないので、浅めの被写界深度と合わせて「あ、ぶれた」「あ、ぼけた」となりがちなのが初心者の身には難しいところです。
要するに室内だと光量が不足しがちなわけですよね。だからブツ撮りにはライトあてたりするわけか。なるほどなあ。
屋外ならそんなこともなしに狙った絞りで存分にぱっしゃんぱっしゃん撮り放題なわけでしょうから、やはりここは美人さんがどなたか「撮らせてあげてもいいわよー」って立候補してきてくれることを願いたいと思う次第です。
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