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紙のざらざらって、一見でこぼこしているように見えても、ペンの筆圧に負けて凹んでくれるわけで、それが描き味の安定にもつながっていると思うんですが、このフィルムの場合そういう感触はありません。ざらついた表面はひたすら固く、ゴツゴツした感触はともすれば「これ、描線がガクガクにぶれちゃうんじゃないか?」と一瞬不安になります。
実際はそれで問題なるほど線がぶれることはなくて、ペン先がなじみ始めるといい感じにブレーキがかかるようになって落ちついてくれるので、少し使っていると慣れてきます。標準のポリアセタール製の芯が滑りすぎることなく落ちついた描き心地になる。
でもそれって気がつかなかっただけで、どうも先が削れてなじみを見せてるだけらしく...。
件のフィルムの表面は、凹凸が見やすくなるよう明かりをあてて写真を撮ると、こんなざらつきを持たせた仕上げになっています。
Amazonの商品レビューで「ヤスリみたい」と書いてる人がいるのもさもありなん。確かにヤスリみたい。
この表面仕上げでしかも弾性がないわけですから、すごい勢いでペン先がすり減るのも納得の結果。こうして人はステンレス芯を買い求めるようになるんだなあ...と。
ここまでざらつかせておきながら画質が眠くなりすぎるようなネガは特に感じないので、描き心地を考えると良いフィルムなんだと思います。問題は芯の消耗頻度をどう考えるか。
ステンレス芯については「ペン先が減らないかわりにペンの方が壊れた」なんてレビューも散見されるので、ちょっと手を出すのはためらうものがあるんですよね。どうしようかなあ。
2017年10月12日 09:00に投稿されたエントリーのページです。
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