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まあしばらくは日用品として使うんですけどね。そうすると使う度に「ここをもっとこうすれば」「これならもっとこうだったのに」という案配に許せないポイントが自分の中で積み重なるので、それを次の作陶の原動力にしたいなと。
今思っているのは、基本の形はそこそこ綺麗にできるようになったけど、それ以降の釉薬掛けや飾りが下手くそなのでそこの工程を増やすと台無しになるなってことです。
今回の場合だと一番酷いのがドット模様。呉須とベンガラを使って交互に色分けしてみたはずなのに、濃度が適切にコントロールできてない(今回のはめっちゃ濃くなってる)ので、ともに黒に近付いてしまって色分けした意味がなくなってたり、そこだけ盛り上がって荒れていたりとかなり残念な結果に。デザインそのものもイケてないので、全体としてはかなりチープさに磨きを掛ける結果となってしまいました。
ただ一点だけ良かったところもあって。
毎回釉薬が厚くなりがちだったので、今回は釉薬のバケツからさっと抜くようにして薄く均一につけることを意識していたんですね。そこは上手く行っていました。次からもそうしよっと。
そうそう、息子の処女作も出来上がってきてました。
釉薬で変に凝ったことをしようとしなかったのもあって、こっちの方が綺麗に仕上がってる。
良かった。これなら息子氏も大満足でしょう。
やっぱり造形を綺麗なラインで作れるようにこだわってる間は、ひとまず釉薬はシンプルにその色自体の魅力に任せた方が色気が出てくれそうだなあ。あと色んな釉薬に手を出すのもやめて、しばらく飴釉に絞って仕上がりを観察することにしよう。
ちなみにこの2つ。どっちも飴釉で色付けしてるんです。
なのに左側は少し緑がかっている上に、上から下にかけて淡いグラデーション調の仕上がりが見てとれる。右側はいかにも飴釉的な仕上がり。
何故かというと、左の方は飴釉の上に透明釉を重ねがけしてるからなんですね。本焼き前に「垂れてダメになっちゃうかも」と言われてたんですが、どうやらこの2つの重ねがけなら大丈夫みたい。この色合いは嫌いじゃないので、また機会があれば使ってみたいと思います。
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