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各社のレビューを見ていると日本語配列でないことがネガな要素として語られているのですが、自分にとってはプラス要素です。日本販売用にローカライズされると逆に日本語配列しか選択できなくなることが常なので、「日本用にローカライズされていない」が本当にうれしい。英語配列キーボード万歳!
ちなみに日本語入力については、右Altキーに日本語入力切り替えを割り当ててローマ字入力で使っています(やり方はこちら)。何も不便はありません。
さて、今回は「確定申告とかの事務処理用途にも働いてもらいたい」と思って購入を決めたわけなので、ペンが良ければキーボードはどうでもいいというわけにはいきません。そこそこノートパソコン然として使えてもらえないと困ります。
とはいえ、カバー兼用の、しかも別売りですらないおまけキーボードなんだから、そんなに期待はできないよなあ...。
...と思ってたら、これが意外と悪くありません。英語配列ということもあって、横のピッチはフルキーボード比で違和感なく納められてますし、ストローク量も平均的なノートパソコンレベルと思えなくはない程度には確保されています。ただ、あくまでも「ギリギリのレベルを確保してくれてる」のであって、上質とまでは言えません。
唯一残念と言っていいのが、縦方向のキーピッチ。ここは運指に違和感があるので、多分ピッチは狭められていると思います。
見た目より意外とストロークがあるように思わせるためか、押し始めのクリック感はかなり強めです。叩くようにタイプする人なら問題ないんですけど、普段メカニカルキーボードなどで撫でるようなタイプを行っている人だと、少し意識して強めに叩かないと「押したつもりが押せてなかった」なんてことが多発すると思います。とはいえ、キーの端を押したら反応しないとかいうような粗悪品ではないので、慣れの問題ではあります。
タッチパッドも広くて反応が良く、二本指や三本指ジェスチャーがスムーズに動作します。このタッチパッドの縦面積を確保するために、キーの縦ピッチを狭める必要があったのかもしれません。
なんというか、不満な点がないとは言わないけどこのバランスの取り方には納得ができる。そんなキーボードでした。どうせ付属品なんておまけレベルだろうとか思ってて申し訳なかった。
カバー兼用のくせして、スリープ動作やタブレットモードへの移行、傾斜の付け方など、どれもそこそこスムーズに使える仕様になっているのも良い意味で驚きでした。おまけのくせに、「取り外した時にワイヤレスキーボードになってくれたら絵の作業の時助かるのになあ」とかいう贅沢レベルの要望しか出てきません。
本音で言えばSurfaceみたいなキックスタンド式で、本体だけで自立してくれた方がうれしかったですけどね。
でも、「カバーとあわせてひとつの製品だ」「全体が覆われているから携帯時にケースに入れる必要がない」という思想でバランスを取っていると考えれば、これもやっぱり不満とまでは思わないのでした。これはこういうものだって思えちゃう。
ペンはMicrosoftのSurfaceと同じように、カバーにペンホルダーを貼り付けて挿しておけるようになっています。
ここは本体側ベゼルあたりにホルダーを貼り付けさせてくれた方が、位置的に取り出しやすくて良かったかなあ。
今ひとつよくわからないのが、キーボードパームレストにあるこのシール。説明書によると「NFCタグ」となっています。
PC Watchのレビューではここを指して「NFC機能を内蔵」と書かれているんですけど、特にそれ用のユーティリティ入ってないし、デバイスマネージャを見てもそれらしいデバイスが見当たりません。何らかの製品識別のため(スマホとのペアリングとか)にシールが貼ってあるだけで、NFC機能が入ってるわけじゃないんじゃないだろかこれ...。
NFC機能が有効になってSuicaのチャージができたり、マイナンバーカードを読み取ってくれてe-taxに使えたりするとすごく嬉しいので、自分の探し方が間違ってるってオチであることを願ってます。
2018年2月 2日 09:00に投稿されたエントリーのページです。
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