当サイトは移転しました。現在は https://oiio.jp にて更新を続けています。
« Galaxy Note 8購入の決め手の第一にあったのは、ペンの性能とメモ機能 | メイン | CHOETECH 2コイル搭載 スタンド式 Qi 充電器 レビュー »
ペンの他にもうひとつ、購入の理由付けになったのが、手持ちのAndroidウォッチです。
昨年からはじめた山行のために買ったもので、CASIOのPRO TREK Smart WSD-F20というモデル。これにYAMAPというサービスの地図を入れておいて、山中での現在地確認とログの記録に使っています。
iPhoneとも連動して各種通知をバイブとテキストで伝えてくれるのですが、いかんせんスマホと時計のやり取りがBluetoothで行われるために、データ量の多いリアルタイム処理には向いていません。代表的なものがGoogleマップ。地図データのリアルタイム転送は追いつかないせいか、iPhone側でGoogleマップによるナビを実行させても、時計の画面には「左に曲がれ」といった指示テキストしか表示してくれません。
総じて実用的なのは、YAMAPとRunkeeper(ランニングのログを取るアプリ)くらいのもんで、あとは「iPhoneの通知テキストを画面に表示してくれるもの」ぐらいの連動しかできなくて、まあそんなもんかとあまり普段は着けずに過ごすことの多い時計なのでありました。
Androidスマホとの組み合わせであれば、スマホ←→時計間のやり取りにWiFiが使えるようになるらしいので、Googleマップくらいは実用的にならないかなーと期待していたんですね。そしたらこれが大正解。大化けしました。
スマホでナビを指示すると、時計の方でも連動してナビゲートを開始してくれます。現在地図とルート、あと「50m先、左に曲がる」といった指示がリアルタイム表示され、徒歩ナビであれば完全に実用的になりました。それどころか、時計に向かって「OK Google」と話かけて目的地を告げれば、そのままナビの開始まで時計の方で済んじゃうよというのは上の写真の通りです。
時計にインストールされるアプリの数も段違いに増えました。
Galaxy Note 8の設定を進めて様々なアプリをインストールしていくと、そのAndroid Wear版が時計の側にインストール候補として出てくるのです。おかげでみるみる機能が増えていきました。同じランニング用途でも、よりきめ細かく表示をカスタマイズできるアプリがあったり(後述するANT+にも関係してくる)、ジムで運動して「何kgを何回挙げた」みたいなログ管理をするアプリを入れたら、そのデータ入力とインターバル計測は時計だけで済むようにもなっちゃった。Googleの2段階認証も時計で認証コードを確認しておしまい。LINEのやり取りだって、時計で内容を確認した後、簡単な返事ならそのまま音声入力で返すことも珍しくありません。
「これは本当に同じ時計?」というぐらいにできることが増えて、自然と普段からずっと身につけて過ごすようになりました。
機能が強化されたという意味では、Chromecastも同じです。Chromecastとは、スマホと連動して映像配信サービスなどをテレビに映し出すためのデバイスで、Google社が出しているものです。
これをiPhoneと連携させて使うとその通りの品なんですけど、Android機だとスマホの画面をそのまま縦横問わずにテレビ表示させることもできてしまうので、実質スマホに映し出せるものなら何でもテレビで楽しめます。当然、ゲームを大画面でプレイするのも全然余裕。
AndroidウォッチとChromecastをさわっていて思ったのですが、設定が簡単になっていました。
iPhoneの場合は、WiFi設定でデバイスをアクセスポイントと見なして接続して宅内のWiFiにつながるよう初期設定を行い、その後にデバイスの接続先が宅内の無線LANに切り替わるとiPhoneとの接続が切れてしまうので、そうしたらiPhoneの接続を宅内の...と面倒な手順が必要なのに対して、Android(Galaxy Note 8)の場合はアプリ側からシステムのWiFi設定を切り替えできるようで、こちらが操作を行う必要がない模様でした。
これが有効に働いてくれるのがカメラとの接続です。
よく「スマホアプリから、WiFi接続でカメラ内データを転送できる」という機能がありますよね。
iPhoneで利用していた時は、あれは毎回アプリとは別にネットワーク設定画面からカメラのアクセスポイントにつなぐよう設定を行う必要があって、終わったらまた元の設定に戻さないといけなかったりとか、そのへんの手順が面倒で使わない機能No.1だったのです。
これがAndroidの場合、アプリを開いて接続ってボタン押したら、自動でカメラのWiFiをサーチして使えるようにまでしてくれます。すごく便利。使わないこと全然なかった。これは使うわ。
2月に買ったGalaxy Book用に買い込んであったUSB-C接続の機器が色々(カードリーダーとかUSBハブとか)あったので、「Galaxy Note 8もUSB-C端子だし、使えるかも」と試しにつないでみました。ごく普通に認識して使えました。
専用品を用意する必要がないのもありがたいですし、両方持ち運ぶケースが多いことを考えると、電源コード(USB-Cケーブル)から周辺機器までパソコンと同じものを共用できるのは荷物が減らせてありがたいです。
Galaxy BookのキーボードにはNFC機能が入っています。何に使うのかといえば、どうもGalaxy NoteのNFCとペアリングさせて使えるらしい。
試してみたら、ペアリング後はGalaxy Note 8の指紋認証や虹彩認証機能を使ってGalaxy Bookにログインできるようになりました。正直使わないかなと思ってたんですけど、なんだかんだと手元にスマホがあることが多いので、パソコンを開いてログイン画面が出たらスマホを見て認証解除が意外と楽で多用しています。
他にもペアリングしたことでスマホの通知をパソコン側で処理したり、データを相互に交換したり、パソコン側からスマホのテザリング機能を目覚めさせたり。便利に使えそうです。
一番驚いたのは、昔々に使ってたGARMINのランニングウォッチ&心拍計バンドとつながったことかもしれません。
これはANT+という省電力無線でデータをやり取りするもので、同様のものに、自転車のペダル回転を計測するセンサーなどがあります。そういったスポーツ系のジャンルでは有名な規格です。
Galaxy Note 8のスペック表をなんとなく見ていたらこの規格が明記されていて、標準のライフログアプリであるS Healthを見ると、追加できるデバイスの中に手持ちの心拍計バンドみたいな型番が並んでいるのです。
「あれ?」と試してみたら、これがあっさりつながるんですね。もう驚くしかありません。
ランニングウォッチの方もつながったので、中のログを吸い出してGARMINのサーバにアップロードするところまでスマホで完結できるかもと試してみましたが、それは残念ながら無理でした。吸い出しまではうまく行くんですけど、何故かGARMINのサーバにログインするところで撥ねられるんですよね。
愛用のRunkeeperというアプリではANT+デバイスは使えないものの、ANT+のセンサー情報を拾ってくれて、画面に表示させる項目を自由にカスタマイズできて、走行後はRunkeeperにデータを移してくれる至れり尽くせりなアプリ(Ghostracer)があったので、それを冒頭で取り上げたAndroidウォッチに入れて、ANT+の心拍計バンドに対応したランニングウォッチとして活躍させています。
これだけ大量に書き散らしてもまだ何か書き忘れてる気がしてしまうくらいに、Galaxy Note 8はあれもこれも連動してそれらの価値を高めてくれるガジェットでした。
スマホ1個買っただけのはずなのに、「こんなもんか」と諦めてたり、とうに使わなくなってたりするあれこれが、連動によって価値を取り戻して輝きはじめてる。それが楽しくてしょうがないです。
今は設定も一段落したことで、ふと目に付いた「Craft Warriors (クラフト・ウォリアーズ)」というゲームを楽しみはじめています。ちまちましたキャラクターで街を育てたり攻め落としていったりするリアルタイムストラテジー系のゲームです。
このゲーム、何か指示をするとその完了まで待機時間が発生するんですけど、この完了通知をはじめ、敵に攻め込まれた時も逐一報告を上げてくれるんですよ。ブブブとAndroidウォッチが震えてその通知が上がってくる様が、部下からの報告を「うむ」と聞いているようでなんか可笑しい。特に課金はせず、「通知がきたらゲームを開く」という感じでのんびりと楽しんでいく予定です。
2018年4月25日 09:00に投稿されたエントリーのページです。
ひとつ前の投稿は「Galaxy Note 8購入の決め手の第一にあったのは、ペンの性能とメモ機能」です。
次の投稿は「CHOETECH 2コイル搭載 スタンド式 Qi 充電器 レビュー」です。
※[続き物]ではじまるカテゴリは古→新、それ以外は新→古の順に記事が表示されます。