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やさしい子どもたちでしあわせ...です。
ちょう大ダメージ。
目の前はすぐ海なのに...。
ここんところやたらと頭を使う仕事をしています。それがまた悲しいほど進まなくて、1日のノルマを決めて取り組むんだけど、夜になってもぜんぜん終わらない。そのうち「逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい」と脳がイヤイヤモードに入っちゃって、机の前に座るも原稿進まず。したがって帰れず。したがって寝るのも遅くなりあまり睡眠時間が取れず。
という悪循環が続いてました。
脳の睡眠が足りてないなーという時は、大きな音にやたら脳が反応してビクンと萎縮したり、考えようと思っても気がつくとぼーっとしてたり、何かにつけ頭を使うのが嫌になったり、という症状があるように自分では認識していて、もう毎日その症状が出まくり。そのせいか時間もあっという間に経つばっかりで、毎日を無駄にしている感がすごく、「あーこりゃいかんなー」というドツボにはまり込んでました。
そんなわけで、もう何もかも振り切って「今日からノー残業デーとする」なんて決めちゃったりして。
理想は9時出社で5時退社。現実的には6時退社で行こう。それだと今は明るいうちに帰れちゃうな。それはすごい。家路につく時間が明るいと、「まだ今日はいっぱいある」とか思えて楽しいんですよねこれがね。
可能かどうかは別として、すっぱりはっきりそう決めた。
仕事が終わってなくても、5時になったら帰り支度。そう考えると、昼飯食った後13時の「午後の部スタート」という瞬間が、その時の気の持ちようが全然違います。だって後4時間足らずで帰れちゃうんですよ。楽勝じゃないですか。
数日をそれで過ごしてみると、不思議と仕事の進みが良くなりました。夜中までやってた時よりも明らかに進みはじめてる。
なんだかんだと切りの悪い状態の時は、「しょうがない、もうちょっと頭の中身を吐き出しきって帰るか」と決めて残業して帰るんですけども、それだって「まだ帰れない」じゃなくて「頭の中に残ってるものを吐き出しておかないと気持ち悪い」から残ってるだけであって、終わりはスッキリした気持ちで帰れてるんですよね。
そうして迎えた週末。最近にないくらい頭がスッキリしてる気がしたので、「記憶力勝負じゃ完敗、勝てないわ」とあきらめてた息子との神経衰弱勝負を久しぶりに挑んでいみたところ...3戦して2勝。しかも最後は超大差勝ち...。
1回の自分のターンで4ペア5ペアとめくっていけるんですもん。こりゃ楽しいや。
と思ってたらめっちゃキレられました。キレられても手を緩めることなくめくり続けたので、昨夜から口をきいてくれなくなっておりますが、ワタクシ的には非常に満足しております。
さあ今週も、ノー残業デーでがんばるぞ-。
先週末に空手の大会があったのです。
練習不足で体力がぜんぜんなくなってる我が身なので、出るつもりは毛頭なかったんですけど、「今回出場人数少ないから出てくんない」ということで出るはめになり、んでもって相手の蹴りをへんな風に受け止めたもんで右手の人差し指中指が死亡&薬指がけっこう痛いってな感じのひどい突き指状態になりました。
そこにズドン!と。
よりにもよって、人差し指と中指にズドン!と。
...めちゃ痛い。
なんで子どもって、ズドンズドンとカカト落とすんですかね。
うちの娘は物心ついた時から絵を描くのが好きで、ずーっとずーっと描いて遊んでいたため、それなりに絵が上手だったりします。
そのせいか友達と次のような会話になったらしい。
「なんで○○ちゃんはそんなに絵が上手なの?」
「パパの遺伝かなー」
「お父さんどんな絵を描くの?見たい-」
...それで、名前をぶちこんで検索してみることになったと。
常々、「お前が絵を描くのが上手なのは遺伝とかそんなことはなくて、純粋に小さい頃から描くことが好きでずっと練習してた自分自身のたまものなんだから、自分の手柄として誇ればいいんだよ、すぐに俺より上手になっちゃうから」と言い聞かせていたのに何てことをしやがるのか。
ちなみに娘のことは、ある年齢あたりからプライバシーに配慮してなるべくブログには書かないようにしています。その気持ちを汲んで、パパさんのプライバシーにも配慮して欲しいものです。
いや、まじめに。
というわけで、貝を採っては食い、貝を採っては食いという一週間を過ごしてました。さすがに化石は食わないですけど、もうしばらく貝はお腹いっぱい。
ちなみに化石ってのは、昔Tech総研の連載で書いたこれのこと。
『これでアナタも冒険家!ソニーの防滴PNDお試し!の巻』
http://next.rikunabi.com/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=001682
その日以来、様子を見に行っては「堰が修復されない...」と断念してたんですが、ザリガニ釣りついでに息子とチャリンコでお出かけしてみたら、ぶっ壊れた堰の真下に入水しなくても対岸へと渡れる道筋ができているのを(息子が)発見。そのまま行こう行こうと息子にゴリ押しされるのに負けて、リベンジを果たしてきた格好です。
いや、でも行って良かった。すごかったですよ。山の中なのに足元は砂浜状なの。それで急斜面を登るものだから、もう四つん這いにならないと進めないってくらいにずるずる滑る滑る。
この砂地にも貝が転がり出てるので、もうこれ掻き集めて帰っちゃえばいいやん...って気分になるんですが、それを乗り越えていくと、目の前にどーんと断層の壁があらわれまして。
中央より下の、トゲトゲした感じの地層がすべて貝。地質が砂状になってます。手で丁寧にゴシゴシ削るとでかい化石がゴロゴロ採れる。
あまりに形が綺麗なので、「ただの貝殻なんじゃ?」と思うんですけど、叩いてみるとキン!って音がして「ああ化石だ」と。完全な石に跡が残ってるような化石とは違いますけど、「こんな場所が海だったのか...」と思いを馳せる意味でも、なかなかオススメなスポットでした。
ついこの間、3月に小学校の卒業式がありました。なので当然今月は中学校の入学式が来るわけです。それはわかってたんですけど、あらためて制服を着て立つ娘の姿を見ると、「あ、でかくなったなあ...」としみじみ。入学式も小学校までと違って、「小さな子どもに言って聞かせる」風ではなくなっているので、それがまた「ああ、ここの仲間入りをしたわけか」としみじみ。
といっても、まだ制服もどことなくぶかぶかで、新入生然としたかわいらしいものなんですけどね。
パパと娘という距離感自体にぜんぜん変化がないのであまり実感がなかった(とはいえ、子どものことは意識的に書かなくしていってはいる)んですが、着々と子どもは大人に近付いて行くんだなあと感じた今日一日でした。
ってな感じに、既に日常に戻って過ごす現状ではありますが、あいかわらずハワイ旅絵日記の方はまだまだ続いております。一応明日がいったん最終回となる予定。
『2io1PCと旅する絵日記 in Hawaii』
http://gihyo.jp/lifestyle/serial/01/travel_with_gadget/
本日更新では、現地アップルストアで買ったiPad用のペンデバイスについてちらりとふれています。
『Adonit Jot Pro 2.0』という製品を買った時にお試しした『Paper by FiftyThree』というソフトがすごく良かったので、これを専用のペンで使うとどんな描き心地になるんだろうか...と気になっていたのが今回購入したペン。「アメリカからの輸入でしか買えないよー」って話だったからハワイ行った時に買ったんですけど、ハワイ行きのちょっと前に日本のアップルストアやAmazonでも取扱始まってたんですよね。だからどうかなーと思ったけど、1ドル120円計算でもあっちで買った方が2,000円ほど安いので買って来ちゃった。
あらためて確認したら、Amazon.comで送料込みの値段を見ても、日本で買うより安いでやんの。どんだけ日本の値付け高くなってるんだこれ...。
使い心地については、しばらく試した後でまたあらためて書きたいと思います。
娘も、もう小学6年生。小学校生活最後の運動会だったので、綺麗に締めくくることができて良かったです。
昨日の4コマにも書きましたが、この間の連休中に、南総里見八犬伝ゆかりの地をいくつかまわってきました。
ウチの家では、子ども2人がほんとに里見八犬伝にハマっているのです。
城を見に行けば刀を欲しがるし、今までそういった箇所の展示なんか見向きもしなかったものが、鎧甲や日本刀に対してすばらしく目を輝かせてる。松本市に行った時は、土産物屋で模造刀をさわる機会があったんですけど、もうすごいの、目からよだれが出るんじゃないかってくらいに興奮してるほど。
元々のきっかけは、自分が「そろそろ観賞できるんじゃないか?」と、角川版の里見八犬伝を見せたことでした。
途中、いくつかグロいシーンもあるので、まだ小2だった息子の方は途中で怖さが臨界点を超えてギブアップ。いっぽう小5の娘は「おもしろい」と見はまって、そこからは『里見八犬伝』と名の付く本は片っ端から読むようになりました。
で、姉ちゃん大好きっ子な息子くんとしては、姉がはまってるものは気になるわけです。姉の方は姉の方で、誰かにおもしろさを伝えたくて仕方ない。こうして息子も娘の方から里見八犬伝のあらすじを聞かされるようになり、興味が芽生え、リタイヤした角川版を再度見てみることになり...。
今じゃ二人して、ウチら親よりも、原作の南総里見八犬伝に詳しくなっているという始末なのであります。
この先日本史の勉強が出てきた時、そこへ興味を持てるかどうかは大きいと思うし(自分はその時点では興味がなかったのですげえ苦手だった)、なによりも「好奇心を満たす喜び」というのは早いうちに覚えさせてやりたいもの。
そんなわけで、せっかく近場だからということもあり、県内のめぼしい箇所をピックアップして、「ゆかりの地めぐり」として1日セルフツアーとしゃれこんでみたのでした。
義母もいっしょに行きたいとなったので、道中では予習として延々と里見八犬伝の上映会。ただ、個人的には映画版を見たかったんですが、より原作に近いTBSドラマ版の方が子どもたちにはウケがいいらしく、そっちを見ることはできませんでした。残念。
ツアーの1箇所目は、八房と伏姫が暮らしたとされる洞窟跡。
言うまでもないですが、当然フィクションですし、作者の滝沢馬琴氏は千葉にゆかりのある人でもないので、こんな洞窟を知っていたとも思えません。なので後になって一部のファンがそれらしい場所を作ったか、それともたまたまあった洞穴を「おお、まさにこれは!」と聖地扱いにしたんでしょう。
中には八犬士の玉やお墓が祀られており、たくさんのお賽銭がありました。今でいう力石徹の葬式みたいなもんなんだろか。
ここは伏姫籠穴という名前で、このような門をくぐり階段を登った先にあります。特に住所があるわけじゃないので少し辿り着けるか不安でしたが、中学校脇の細道を進んで行けば無事着きました。駐車場もトイレも完備。
続いて向かった先は、お話の舞台である滝田城。
といっても城があるわけじゃなくて、城跡になります。この看板を起点に山道を延々と登っていくことになるんですけど...
かなり登った先でようやく見つけたのは、伏姫の像となんか立ち入り禁止になってる展望台。
一同「えええええ~...」って脱力感に追い打ちをかけるがごとく、伏姫像前の展望台につながる小道で、クマンバチらしき蜂がずっとホバリングしたまま動かない。試しに一人で近づいてみたら、ブォン!と寄ってきて威嚇、離れたらまたホバリング。それが2匹。
明らかに何かを守っている感じなので、ここは無理する場所じゃないやと引き返すことにしました。
後で案内図を見直したら、あの先に城跡らしき土台とかがあったみたい。あの展望台がゴールだと思ってた。
ここで昼休憩をはさみ、道の駅に立ち寄ったり、富浦漁港脇の魚料理屋さんで腹一杯飯を食ったり。
けっこう時間がおしてきたので、この後向かう予定だった延命寺(里見家の菩提寺)はスキップ。天気も崩れてきたので、これ以上ひどくなる前にゴールの館山城を目指します。
そして館山城。
駐車場から見たら「おおお、立派だ!」と思ったんですが、実は山が立派なだけで城自体は3階建ての小さいものでした。近くで見ると昔バイクで立ち寄って「ちっちゃいなー」と思った大多喜城とあんまり変わりないような。
でも中に入るとびっくり。南総里見八犬伝のオリジナルが全巻所蔵されてるんですよ。挿絵なんかも見えるように広げてくれていて、雰囲気がすごく伝わってくる。
「これを刷って流通させてたのか!」
まさか本物中の本物を見れるとは思ってなかったので、これだけでもう満足でした。
城から少し進んだ先にも博物館があるというので、そちらも見てみることに。
この、姉弟が並んで先を歩いてる後ろ姿が好きなんですよね。
あと何年こういう姿が見れるのかなあ。
というところでツアー終了。
どの場所もやたらと歩く必要があったので、そんなに数をまわったわけじゃないですけど、すごく時間と体力を食いました。でもおもしろかったー。
またなにか興味を抱く対象ができたら、こんな感じでツアーを組んでまわりたいと思います。
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