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PPIHC観戦とRoute66ツーリング

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パイクスピークでのレースから昨日でちょうど一カ月。昨夜は東京上野の焼き肉屋さんで、2輪チームが集まっての打ち上げがありました。
午後8時スタートで、ちょっと遅れて入って、いっぱい肉食って、いっぱい酒飲んで、いっぱい笑って、「また来年もこの面子で会いたいよなー」とか言い合ってる光景がほんと楽しくて、調子にのって二次会に流れて飲んでたら午前3時半。道理で途中から「なんか眠いな-」って思ってたわけですよ。そりゃ眠いわ。

考えてみれば、アメリカに向けて発つ前は、(Clubman誌時代からの付き合いである)伊丹さん山下さんの2人しか知己がいない状態でした。なので、そこを頼りすぎて迷惑かけないようにしなきゃなーとか、なんせオレは人見知りくんだからなーとか、なんか色んな不安を抱えていた覚えがあります。
それがたった1カ月、ずいぶん知り合いが増えたものです。それもゲラゲラ笑いあえるような。

別チームだった人もこうして仲間扱いしてくれて、みんなで行こうぜーまた騒ごうぜーと海を越えた先でも戻ったこっちでもワイワイできるんですから、ほんと楽しい!そのひと言。

打ち上げには、レースチームだけじゃなくてプレス関係の人も来ていました。
来年行くかどうかは正直悩んでる部分もあったんですけど、そういう先輩プレスの人に「遊びじゃなくて採算ライン考えてレース場入りしてたりするか?」とか、色々と率直に質問させてもらって、腹の中のためらいを解消させてもらって、おかげでもうすっかり「来年も行くぜパイクスピーク」モードになってたり。どういう立場で行くかはまだ検討中ながら、また、こうやってみんなで酒を飲み交わす場にいることは、多分まちがいないと思ってます。

そういえば、この席で伊丹さんにライダースクラブの最新号をもらいました。自分で買おうと本屋回ったら置いてなかったもんで、「置いてねー」ってFacebookでわめいてたら持ってきてくれた。ありがとうございます。

この最新号には、出走した伊丹さん自身の手による決勝レースレポが載ってます。さすがに真面目で、レースの機微がよくわかる。メカニックさんの活躍に言及してあるってコメントしてる人がいたから、それが気になって読んでみたくなったんですけど、開いてみたら自分の写真も入っててびっくりした。そういやこんな記念撮影したなーとか思いつつ、一字一字読みました。

あの場にはけっこう雑多な面子が集まってわいわいやってたんだけど、それを伊丹さんがどう捉えてたかというのも見える記事になっています。
これは、すごくいい記念だなあ。ちゃんと保管しとこう。
是非、書店で手にとってみてください。

で、夜が明けて家に帰ったら、明日発売のBikeJINも届いてました。

こっちには、私担当のコラムページでパイクスピークの記事を書いてます。
パイスクピークについては、どうせ他の人がちゃんとした記事書いてるだろうからなーと思ったので、かなりくだらない裏話に終始した、かなりくだらない記事になってます。でも予想した通り、自分担当ページの2個前で、多聞さんがちゃんとした観戦記書いてた。ビンゴだ。

なので上記の2冊を読み比べていただけますと、「ライダー自身によるキリリと感動もののレース記録」「パイスクピークのレース文化を含めバイクジャーナリストさん側の目で捉えたレース記事」「お前何しに行ってたのよという超くだらない与太話」という、同じレースでも見る人が違えばずいぶん見てるものも違うなあと呆れかえる...じゃなかった、複数の視点で楽しめる記事になってると思いますので、是非こちらも書店で手にとってみていただければ幸いです。

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アメリカ滞在中は、日本でSIMフリーiPhone5Sを買って持ち込み、それに現地のAT&T社製 SIMカードを挿して使ってました。30日間使い放題プランで、データ通信の上限が2GBである以外は、国内通話もテキストメッセージのやり取りも、すべて無制限というプランです。確か$60だったかな。
最初はSIMカード代別途だと思ってたんですけど、AT&Tのショップでアクティベーションしてもらった時に、前述の$60からSIMカード代が差し引かれていたので、込み込み料金らしいです。

AT&Tの電波は、感覚的には「インターステート(日本でいう東名高速とか、ああいった大動脈)沿いの街ならまず間違いなく入るんだけど、それを外れたらダメ」って感じ。
レース期間中に訪れたデンバーやコロラドスプリングスはもちろんOK。ベガスやフラッグスタッフ、セドナ、その他インターステート40号とほぼ並行して走ってるルート66沿いの町なんかも、かなり小さいへんぴなとこだろうが大丈夫。
ところがグランドキャニオンに行こうとして、インターステートを離れて北上したらもうアウト。電波が弱いとかじゃなくて、完全に圏外。
しかもイラスト上方にあるPage(ペイジ)って街なんかは、けっこうな観光地で設備も色々整ってそうなのにアウトでした。
だから、街の規模によらず、とにかくインターステートのあるなしなんだと思います。

ちなみにSoftbankのSIMに差し替えると、そこで拾える電波の一覧を見ることができるんですよ。それで確認した限りだと、Verizonならそこそこ田舎でも拾える感じでした。そういやパイクスピークの山頂でも、AT&Tはアンテナ立ってるけどうまく通信できないのに対して、Verizonのモバイルルーターはちゃんと電波飛んでた気がする。
でもSIMの単体売りがないんですよね確かVerizonって。

そんなわけで手持ちのiPhoneは、再びインターステート沿いの街に戻るまでの4日間、完全に圏外を示したまま、まったくの役立たずになってました。8日間のツーリングだったから、ほぼ半分がケータイ不通期間だったことになります。うーん。

現地モーテルの予約は、ほぼiPhoneに頼り切りだったので、この「iPhoneが使えない期間」というのはかなり不便でした。
グランドキャニオンあたりを攻めてた頃は、もうだいぶアメリカに慣れていたので、「iPhone使えないなら、現地で一件ずつ回って安いとこに飛び込めばいいや」って開き直りはきく状態だったんですけども、それだと当然割引がないんですよね。おかげで随分モーテル代がかさむことに。アメリカの独立記念日と重なってたのもあって、余計にえらい高い宿ばかりになってました。
このへんは、もう少し計画的に事を進めるべきところだったなと反省すべき点であります。

あと意外に電話機能は一切使わなかった。

というのも、これで誰とでも連絡取るのバッチリだぜ!とか思ってたら、日本からの知り合いはみんな日本の電話機をそのまま持ち込んでて国際ローミングで済ませちゃってたので、現地の電話番号持っててもぜんぜん意味なかったんですよね。
データ通信については、モバイルルーターで済ませてる人が多いみたいでした。

現地SIMいいんだけどなあ。充電管理もiPhone1台で済むし、安価だし。

もし来年も行くことになったとしたら、なんとかVerizonのSIMを入手する方法がないか検討したいと思ってます。

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レース期間中に好んで行ってたステーキハウス以外は、たいてい「酷い」といっていいほどおいしいものがなかったので、これは日本に帰ったら何でもおいしすぎて大感動だろうなーと思ってたんです。米はもちろん、みそ汁もいいなー、うどんもいいなー、そばもいいぞー、何よりラーメンだ!ってな感じで。

ところが帰国してみて、いざ食してみると、なにもかもが柔らかくてなんか気持ち悪い。おかゆ食ってるみたい。
それでいて、味はしっかりついてるので、なんか「うーん」と。

アメリカ滞在中は、どこへ行ってもやたらと量が多いので、先に挙げたステーキハウス以外は、あまり外食を好まずに、コンビニやスーパーでちょっとしたサンドイッチなんかをつまむのが常でした。味付けはたいていシンプルなんですけど、やたら塩っからくて、それも辟易した点です。
そのせいもあってレース終了後、ソロツーリングに移行してからは、もう完全に飯は後回し。水分水分とにかく水分と熱中症予防に水分とってたら腹が空かないのもあって、せいぜい野菜ジュースで腹をふくらます程度にして走りまわってました。

ところが、これで3~4日過ごすと、「睡眠もじゅうぶんとったし、水分もじゅうぶんとってる。でも体が動かない。なんだこれ?」と頭の中がハテナマーク状態でいっぱいになるほど、どうにもぐったり体が重くて動けなくなって、まだ午前中にも関わらず目的地入り口のベンチで延々と寝込むはめに。

ひょっとして...飯?

今から思えば、完全にアリゾナとネバダの気候に負けちゃってたんだと思います。

そう思い当たって通り道のデニーズに飛び込み、レース期間中に何度か食しては「このミートボールが塩っからいし、無駄にボリュームがあっていらないんだよ」とか悪態をついてたミートボールスパゲティを注文してペロリとたいらげ、「ミートボールうっっっっっっっっっっっめえええええええええええ」とか心の中で叫びながら一休み...したら、めっちゃくちゃ元気になりました。

塩分大事なんだ!
肉食ってないとダメなんだ!

そっからはもう、3度の食事はきちんと採って、この気候に負けないためにはとにかく肉だ!塩だ!じゃないと闘えないぞ!みたいな感じでエネルギー大爆発ですよ。んでもってまた特徴的な岩山とか、エネルギーをぶつける先に困らないものがアチコチにあって楽しいんですよねアメリカ。

...なので、なんか日本食に対しては、味がどうとか盛りつけがどうとかよりも、こう...なんかこう...「これじゃ闘えない」みたいな物足りなさが。
何と闘うんだって話なんですけどね。

そういえば昔韓国で一週間ほど仕事してきた時も、その後一カ月くらいはなんでもタバスコまみれにしないと飯が食えなくなってたっけかなあ。

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今回アメリカ旅行へ出るにあたっては、ドル預金用にシティバンクで口座を開き、その口座手数料がかからなくなるようシティバンクカードを作りました。金色のやつ。
シティバンクカードは還元率もいいし(1.2%くらいかな)、金色だから海外旅行保険もついてるし、向こうでモーテルの予約に使うつもりだったHotels.comの10%割引もついてるし、それでいて年会費かかんないしで、今回の旅に最適だったんです。

いずれはメインカードにするつもりですが、とりあえずは今回の旅専用にして、事前準備の決済とかも全部これに集中させておくことで、旅の支出明細が自動的にできあがる計画でした。んで、その明細があがってきたことで、今回の旅の総支出額がわかっちゃいましたよと。

手持ちのドル現金にした分が7万円。
先月のカード引き落とし金額が30万円。
そして今月あがってきた明細の総額が33万円。

というわけで約70万円。あー、こんぐらいになっちゃうだろうなあと思ってた金額にズバリ一致。

内訳を見ると、
旅行準備としてSIMフリーのiPhone買ったり、トレッキングブーツや旅行バッグなど色々買い込んでたので、それがざっくり20万円。
成田→デンバー→ベガス→成田の周遊航空券が約12万円。
8日間のバイクレンタル代金16万円。
3日間のレンタカー代金3万円。

残りの19万円が、ガソリン代だったり、15日間の宿代(25日の旅程中レース期間にあたる10日間は宿代がかかってない)だったり、飯代だったり、なんかもろもろ使い込んでった金額って感じですね。意外と多い...かな。途中途中で、たっかいモーテルに泊まらざるを得ない時があったので、そこが嵩んじゃってる感じ。でもツーリング中なんか飯はほっとんど食ってないんだけどなあ...。

裏を返せば、レースの応援に行くだけだったら、あんましお金かかんないねってことでもあるんですよね。
事前準備はもう翌年以降必要ないし、バイクレンタル代も発生しない、ベガスへの移動もない、となると、航空券が10万程度で、宿代無料(ただし寝袋)、現地でのお金はレース期間中3万程度しか使ってないので...13万円でおつりがくる?安いな!ほんとに?
なんか怪しいから、後でちゃんと宿代とガス代の総額はじき出して確認しよう...。

あと今回の旅にあたって、各社からお借りした機材のインプレなどを。

まず絵描き作業になくてはならなかったCintiq Companionですが、これについてはマイナビニュースのワコムカテゴリ内で『出かけよう、そして描こうinアメリカ』と題してショートレビューを短期連載しております。旅の中で気づいた使用感とか、もうちょいこうだったらなあという点とか、そういう点をちょこちょこ描いてて、たぶんあと4回くらい続く予定。
その後で、さらにもう少しちゃんとしたレビュー記事を寄稿する予定でもありますので、こちらは掲載時点でまたお知らせするようにしたいと思います。

というわけで次。
株式会社バッファローさんにお借りしたポータブルHDD。耐衝撃をうたうUSB3.0接続のポータブルHDD 1TBモデル(HD-PNF1.0U3-BB)です。

用途としては、デジカメ画像とGoPro撮影動画のバックアップ。特にGoProの動画はサイズが嵩むので、これがないとどうにもまわしようがありません。

「耐衝撃」という言葉を信じて、旅の間は終始雑に扱いました。

普段の収納はメインバッグの隅についてたメッシュ状の小物入れで、そこになんの防護措置も施さず本体をストンと放り込むのが常。本体がほどよくすべすべなプラ製なので、ぎちぎちに荷物が詰まったバッグであっても、バッグ隅の隙間にグリグリーっと押し込んだら入ってってくれるんですよね。

その状態で、ハーレーの後部座席にゴム紐でバッグをぎちぎちに括り付け、ほぼ1日中荒野を走ります。路面は日本みたいに整ってないので、バイクの振動に加えて路面からの突き上げもドンドンとくる状態。日中は暑さでバッグの中の水が「ちょっと冷ました熱湯」くらいにまでなりますし(ちなみに汗は出ません。出るそばから乾いてしまうので、出たことが認識できないのです)、日が暮れたり雨になると、逆に寒い寒いと連呼しながら走る、そんな環境でした。

で結果として、これにとっておいたバックアップデータは一切何も問題なし。
しかも、自宅に帰ってからデスクトップのUSB3.0ポートにつないで吸い出したら、まあ転送速度が速いこと。
本体サイズも小さく、動作中もほぼ無音と言って良い静けさ...めっちゃいいですねこれ。
(ちなみに横に置いてあるケムール人指人形さんは、サイズ比較のためですあしからず。)

出発前よりも値段がこなれてきてるようなので、次のツーリング前あたりにでも、自腹で購入してGoPro用に常備したいと思っています。

あともう1個お借りしていたのが小型のWiFiルーター『AirStation WMR-433』。

(横に置いてあるケムール人指人形さんは、サイズ比較のためで以下同文)

こちらは電波法の関係で残念ながら今回の旅には持っていけませんでした。
アメリカ滞在中は、多くのモーテルが無線LANに対応しており、仮にない場合は「一切のインターネット接続が不可」というのがほとんどだったので、持って行ったとしても、あまり活躍の場はなかったように思えます。

ただ、サイズ的にやっぱり荷物の端に忍ばせておいても邪魔にはならなかったなーというのが実感としてひとつ。そして、レアケースではあったけれども、25日間の中で2軒は「有線LANもある」という宿があったことから、「持って行けてたとしたら、やっぱり荷物の隅に押し込んどいても意味なくはない」というのが自分の中の印象です。

モーテルの無線LANって、えっらい遅いのが普通なんですよ。それも、根元で帯域を絞ってあるんじゃなくて、単に電波環境がよくないだけという印象が強いですから、有線LANが使えればこのルーターを使って改善できた可能性は高いと思ってます。

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なんか、ぼけー......っとしちゃうんですよね。

とはいえ、いつまでもそんなこと言ってらんないので、粛々と急ぎの原稿を片付けつつ、平常運転へと戻りつつあります。

とりあえずかっちり終わらせなきゃいけなかったのがこのまんが。

『きたみりゅうじのブルルンバイク日記 ~PPIHCとRoute66 Touring編~』

本日16話目を更新しまして、無事レース編が完結となりました。
本当ならベガス以降のツーリング編も描きたかったところですが、ちょっとその余力が取れそうにないので一旦終了。

今回行動をともにしていた山下さんによるこちらの記事もあわせて読んでもらえると、よりレースの空気が伝わるのではないかと思います。
『パイクスピーク決勝レポート日本人ライダー全員完走』

しかしあれですね、noteは金になんないですね!あまりにお金になんないから笑っちゃうくらいのレベルで金になんないものでした。今回これだけ描いたけど、普段自分が受けてる4コマ1本分のギャラにもなんなかった。ぎゃふん。

そういうことを知るための実験でもあったので、「だから失敗-」とかいう気持ちはなく、ただ「ふむそういうものか」と事実を淡々と受け止めてます。でもまー、noteに描く意味は、今後自分にとってはもうないかなあ。

ただこのまんが自体は、伊丹さんや山下さんが更新のたびにFacebookでシェアしてくれたおかげで、パイクスピークの地ではかなり自分の名刺代わりとして活躍してくれてました。「ああ、あのまんがの人?」と、色んなとこで認知してもらえてた。
まったく、背中を押してくれるわ、宣伝してくれちゃうわ、ほんとお二人には足を向けて寝られない(気分)です。

そういや「これで伊丹さんの宣伝にちょっとでもなればいいなあ」という意味も込めて描いてたまんがだったはずなんですけど、そのへんの効果はどうだったんだろ。
バイクやレースに興味のなかった人が、1人でも今回のこれで「ちょっとおもしろそう」と変化してくれていたらうれしいです。

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というわけで、先週金曜日に日本へ帰ってまいりました。そっから子どもの誕生日があったり、大会の応援があったりと土日を過ごして月曜日。
さてどっから手をつけたものやらなあと、過去のメールをほじくり返したりしながら平常運転を探っております。

ひと言で言えば「楽しかったぜ!!!」に尽きるんですけども、これだけ長く一人旅をしたのは初めてなもので、そこには色々「さみしいな-」という気持ちも貼りついてたりして、なんというか処理に困る感情も多々。
旅行は3部構成になっていて、最初のデンバー一人旅もそれはそれで楽しくて、次のパイクスピーク応援もこれがめっちゃ楽しくて、もうこれ以上はないなと思ってたらその後のベガス~ルート66~グランドキャニオンあたりをふらふらハーレーで一人旅してたのもこれが強烈な印象を残していて。
んで、そのどれもが終わる瞬間には「ああ、これでもう終わりか...」と、さみしくなっちゃうわけですよ。だから今回の旅行だと、3回楽しかったかわりに3回「さみしいなー」って気持ちが襲ってきたので、けっこう疲れちゃったねという。

特に最後のハーレー一人旅は、ほんとずっとバイクに乗っていたもので、帰国後も妙にバイクに乗ってないと落ちつきません。
帰国した日は時差ボケしてるのか夜中にふっと目が覚めて、「そういやハーレーにずっと浮気してたからV7にも乗ってやらんとなー」とか思ってふらふらーっとそのまま外に出て、とりあえず海に行こうと高速に乗ってみたらガス欠間近で、あららーと高速降りて24時間営業のガソリンスタンド探したりしてるうちに「あれ?海どこだ?」ってことになり。

そういうの含めて楽しいしーと雨が降ってきてもおかまいなしで、あえて地図を見ないまま遊んでたら朝になってしまいました。けっきょく海は見れずじまい。
雨の日はバイクに乗る習慣なかったんですけど、あっちで雨雲に追い回されてるうちに逆ギレ気分になって、気にならなくなってしまいました。

ただ、「あー楽しかった」と帰宅したら娘が夜中に起きて探し回ってたらしく、「放浪は終わらせてください」と警告が入りましたとさ。しょぼん。

あと、渡米中にBikeJINの新しい号が出てました。

V7をツーリング仕様にするべく防水電源ボックスをつけたので、その顛末をまとめてあります。ご興味があれば是非。

と、そんなこんなの25日間だったわけですけども、noteの方に描いてるマンガについては、少なくともレース編終了のきりのいいとこまではまとめたいなーと思ってますので、もうしばらくお付き合いいただければと。

では最後に謝辞なんかを。

今回の旅行にあたっては、Clubman誌時代からお世話になっている、伊丹さん、山下さん両氏が背中を押してくれなければ、びびっちゃって行くことはなかったと思います。おかげで貴重な体験をさせていただくことができました。本当にお二人には感謝してます。宿ではくだらないエロ話ばっかしてた気がしますけど感謝してます。ありがとうございました。
伊丹 孝裕さん @facebook
山下 剛さん @facebook

伊丹さんとトランポを共有していた関係で、レース期間中しょっちゅう顔をあわせていたサイドカーチーム(Rising Sun Racing)の皆さま。
門外漢が目の前をちょろちょろしていたので目障りなこと多数だったと思いますが、あたたかく接してくださりありがとうございました。
Rising Sun Racing代表 渡辺 正人さん
Team OZEKI代表 大関 政広さん

あとバイク媒体では大先輩にも関わらず気さくに接してくださったお二人。めっちゃおもしろかったです。ありがとうございました。
小林 ゆきさん多聞 恵美さん

その他にもいっぱい挨拶させていただいて、ドーナツもらったりオニギリもらったりカップ麺もらったりコーヒーもらったり...、もらってばっかりだ(笑)
ひとつひとつは挙げられないですけども、本当に皆さん、ありがとうございました!

アメリカ行きまで1週間を切り、もうそろそろ待ったなし状態で色んな予約もしていかねば...と焦る今日この頃。
本ブログについては、基本的には米国滞在期間中は更新をお休みする予定です。その代わりにといってはなんですが、下記のマンガ連載をなるべくリアルタイムでお届けするつもり。そちらをチェックいただければ幸いです。
(一応、本サイト上部の「Web連載更新チェックアンテナ」にも追加はしてあります)

『きたみりゅうじのブルルンバイク日記 ~PPIHCとRoute66 Touring編~』

また、向こうでマンガ連載ができるようにと借用中のCintiq Companionについても、その試用感をイラスト&コメントのショートリポートという形で、2~3日に1回程度お届けする予定です。
こちらは、マイナビニュースのクリエイティブチャンネルにその都度掲載される手はずになっておりますので、そちらをちょこちょこと確認いただければ...と。

→マイナビニュース-クリエイティブチャンネル-ワコムカテゴリ

掲載は編集さん任せなので、こちらについてはこっちで更新通知出せないんですよね。

あとはTwitterとか、facebook(友達申請は面識のある方に限らせていただいてます)なんかで、ブツブツなにかしらつぶやいてると思います。

はてさて、どんな旅になりますか。
それではみなさんご機嫌よう!

20140612.png
というわけで、株式会社ワコムさまからCintiq Companionをお借りしました。

いやっほう、すげえ!持ち歩き用のお絵描き環境としてはベストの機材だ!いやっほう!

リングキー中央にかがやくWindowsボタンが、Cintiq Companionの証です。

やっぱ物理ボタンは誤爆しなくていいわー。

今回せっかくアメリカでレース観戦やツーリングをするのだから、その過程は極力漫画にして残しておこう。そうだできればリアルタイム更新だ!というのを企んでいます。
当初は手持ちの機材でまかなうつもりでいて、そうすると当然富士通のWQ1/M(QH55/M)をそれにあてる予定でした。でね、4コマの解像度落としてみたり、色々試してみたんですけど......率直に言って「描けはするけど、描きたいと思える機材ではない...な」と。メモや落書きなら許せるんですけど、ちゃんとしたツール使ってある程度描こうとするとかなりの苦行です。これはいやキツイだろーというのが正直なところ。

そこで!出発まで間がない中、無理を承知でお願いしてみたら借りれちゃったのでした!
あんまりうれしいので、とりあえず第一話を公開状態にしてみたり。

『きたみりゅうじのブルルンバイク日記 ~PPIHCとRoute66 Touring編~』

第01話 パイクスピークと伊丹さん

向こうの通信環境や日中の時間がどこまで取れるか、不透明なことだらけですので、どこまで頻繁な更新ができるかはわからないのですが、可能な限り、このnote上で更新をかけていく予定でいます。

あと、旅の道中でCintiq Companionがいかにイカす野郎ですことか!ってのも、短期集中連載という形でこまめにショートレポートをあげる予定です。こちらは公開URL等詳細が決まり次第、おって告知させていただく予定でいます。

というわけで、気がつけば出発までもう1週間を切ってたり。
まだ飛行機のチケット取っただけで、ホテルもレンタカーもなーんも予約してないですが、はたして本当に大丈夫なのかしらオレ。

20140530.png
今回のアメリカ行きでは、せっかくハーレーに乗ってうろちょろするんだから、GoProを持参して走行動画も撮ったりしようと企んでいます。ただ、一応予備として64GBのカードは買い足しましたが、それで道程のすべてがカバーできるわけもなく。なにかバックアップの手段が必要となります。

そんなわけでポータブルHDDが欲しいかなーと。

バイクに積んでうろうろすることを考えれば、衝撃に強くできてるモデルが望ましい。んじゃそれはなんだろう...とAmazon漁ってたら出てきたのがトランセンドってとこのモデル。ただしちょっとデカい。その分頑丈にできてるとはいえちょっと...。
そう思って店頭に見に行ってみたら、いやこれがアナタ、バッファローから出てる耐衝撃モデルのポータブルHDDが、すごく手になじむ良いサイズだったんですよ!

バッファローさんだったらお願いしたら貸してくれるかも。
そう思ってダメ元でメールしてみたら快く貸していただけました!やった!

お借りしたのは、耐衝撃をうたうUSB3.0接続のポータブルHDD 1TBモデル(HD-PNF1.0U3-BB)です。

外側は普通のプラスチック。表面は滑らか、底側はざらざらした感触になっています。トランセンドのものは衝撃をいなすためか表皮がゴムっぽくなっているらしいんですが、カバンの中に入れてるとゴミがついてじゃまくさいという話を聞いていたので、この普通さが良いです。
手持ちのiPhone5Sと並べるとこんな感じ。ちょうど手におさまるサイズなんですよねこれ。

2.5インチHDD、3.5インチHDDと並べてみました。

厚みはこんな感じ。

体積でいうと、モバイルバッテリーの 『cheero Power Plus 2 10400mAhモデル』が、ちょうどこれと同じくらいです。厚みはcheeroの方があるんですけど、縦横サイズはHD-PNF1.0U3-BBの方が大きい。ただし重量はHD-PNF1.0U3-BBの方が、比較にならないくらい軽いです。

で、個人的に一番重要なのが、WQ1/M(QH55/M)のUSB3.0ポート接続で、ちゃんとバスパワーにて動作するのかってこと。
これはまったく問題ありませんでした。さくさく動きます。

ついでに1.3GBの動画ファイルをコピーして試してみると、ぐんぐんとバーが動いて12~3秒でコピー終了。リムーバブル系の媒体は遅いというイメージがあったんですけど、さすがはHDD、速いです。

あと、宿泊先に有線LANしかなかった場合に、部屋内を無線LAN化できるように...と、小型のWiFiルーターもお借りしました。『AirStation WMR-433』という製品です。世界最軽量モデル。
WiFiルーターは「結果的に使わなかった」となる場合が多いので、あまりかさばるようだと荷物から外す候補第1位なんですが、これが本当に小さい。めっちゃ小さい。どんぐらい小さいかというと、単3電池3本よりも小さくてびっくり。

これでIEEE802.11acに対応して433Mbpsの通信ができちゃうってんだからすごいよなあ...。
ただ、実は電波法の関係でまだアメリカでは許可を取ってない製品らしく、今回の旅には連れていけないことが判明しました。
むー残念。

20140529.png
解像度を144dpiにまで落としたんですが、それでもClipStudio Paintで4コマを描いてるとモッタリと...。うーん、ベクタ使うのやめたら何とかなるかなあ。Surface Pro 3 欲しいなあ。

あ、パイクスピークというのは山の名前で、正確にはパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムというのがレース名称です。山のてっぺんを目指す過酷な公道レースさんです。
詳しくはこちらで。

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