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週末は子どもも連れずに1人でふらっとバイク散歩に出たので、久しぶりにおいしいランチでも食べようと長柄にあるお気に入りのカフェに立ち寄りました。『macchinetta(マキネッタ)』という名が示す通り、マキネッタ(直火式のエスプレッソメーカー)で淹れるエスプレッソベースのコーヒーが香ばしくて美味しいお店です。
店内がまた店主さんの手作りなのかな?という素朴な木材むき出しの内装で、聞こえてくるのはコポコポと火にかけられて沸騰をはじめるマキネッタと、コッチコッチと時を刻む壁に掛けられた振り子時計の音だけ。
普段なら気を焦らせるはずの時計の音が、ここではむしろ時間をゆっくりしたものに変えてくれるのが不思議です。
このコッチコッチという音を聞きながら、静かにコーヒーを飲むのがお気に入りなのです。
しかしこのお店、実はランチも絶品だったりするんだから侮れません。
特にデミグラスソースがすごく美味しい。たとえばこちら、何の変哲もないハンバーグがころんと2個入ったハンバーグランチですが、実は主役はハンバーグではありません。カツカレーであればカツは脇役で主役はあくまでもカレーであるように、このハンバーグセットも実は主役はデミグラスソースの方なんです。
それぐらい美味しい。
ソースというよりもむしろスープ。味わいはソースなんだけど、口の中に旨味が残って「ああ美味しい」ってしみじみしてるとそれ以上しつこくは残らず後味すっきりな最高に濃厚なスープ。
当然のように残すことなくソースもいただいて、幸せを噛みしめてから締めはコーヒーなわけですよ。
この季節のお気に入りは、エスプレッソベースで淹れたカフェラテ。
ほんとはここにケーキを添えるとさらに幸せ倍増なんですけど、この日はランチで腹一杯になっちゃったのでそっちはパス。ケーキも美味しいですよ。
ちょっとわかりにくい場所に立つこのお店。バイクではなく車で行く場合なら、実は雨の日もオススメだったりします。
窓際に座って軒先を叩く雨音を聞きながらいただくコーヒーが、また良い風情なんですよね。
月が変わりましたので、BikeJINの新刊が出ました。今号では、シーズンインの慣らしとして、先月行ってきた千葉 大房岬でのキャンプツーリングで起きた顛末をつづっています。
ちなみに大房岬というのは、館山より少し前の富浦ってとこにある岬です。うちからここを目指して下道で行くと、うぐいすライン、清澄養老ライン、無料化された房総スカイライン、もみじロード、県道88号 富津館山線などなど、気持ちの良い道を乗り継いで行けるので飽きることがありません。しかも帰りはちょっと南下して館山の房総フラワーラインを走り、ちょっと戻って安房グリーンラインで北上して、またまた県道88号でうねうね遊んで帰ると、これがまた楽しい。信号も渋滞もほとんど無縁ですしね。
中でも楽しい道がもみじロードと県道88号でした。88号は道幅が狭いから、いつももみじロードの方を選んで走ってたんですけど、今回走ってみたら、意外と88号の方が楽しかったです。
『千葉の道 県道88号線 富津館山線』(※2倍速で再生されます)
『千葉の道 県道182号線 もみじロード』(※2倍速で再生されます)
今回、食事関係にはあまり恵まれないツーリングでして、最終日もお目当てのラーメン屋に(さんざん迷いながらも)辿り着いてみたら閉まってて泣き濡れて...なんてひと幕がありました。
ところが、それでヤケになって「もうどこでも目に付いたとこで食ってやる!」と飛び込んでみたら、そこがもう絶品で。めっちゃおいしくてびっくり。しかも店主さんが大のMOTO GUZZIファンで、実に楽しい時間を過ごさせていただきました。
『塩ラーメン "梅軒" =BAIKEN= (食べログ)』
こういうことがあるから、旅っつーのはおもしろいですね。
あー、これ書いてたらまた食べたくなってきた...。
あったかくなってきて、「久しぶりに冷たいお蕎麦でふ~っとひと息つきたいわー」なんて気分になったもんですから、表題のお店へと行ってきました。
もう何度となく毎年通ってるお店で、蕎麦については、ここで食べて以来「もう他においしい店探す必要ないや」と探索をやめてしまったくらい。それぐらいのお気に入り店がここです。
場所は千葉県市原市のうぐいすライン(の本番部分にまだ至らない序盤あたり)沿い。周囲には田んぼと神社、あと畑があるくらい。これからの季節はどんどん緑があたりを埋め尽くして、それがキラキラと陽に照らされて、すごく心落ち着く感じになる場所です。
ちなみに、ここからちょっと千葉市側に行くと、なぜか畑の中におっきな恐竜がたたずんでたりする、不思議な場所でもあります。
普段は香りの強い「田舎そば」がお気に入りメニューなのですが、今日はあっさりスッキリしたかったのでシンプルな「せいろ」を注文。あっさりとはいえ、食べ比べなければこれもじゅうぶんにみずみずしい蕎麦の香りが口の中にひろがります。
そう、みずみずしいんですよね。食べれば食べるほど、のどの渇きが癒される感じにスッキリして、あー幸せってなる。
夏の暑い盛りだと、お座敷でそのままくつろいで窓の外を眺めるわけです。一面の稲がさわさわ~と風で揺られて、シュワシュワシュワ…とセミの音が聞こえて…。そしたら「サービスです」といってコーヒーが出てきたりして、これがまたおいしくて。
そんなお店。
このあたりは野菜もおいしいので、塩でいただく季節の天ぷらもかなり満足度高いですよ。
ただ、この日は平日にも関わらずけっこうな人の入りで、のんびりしちゃうと迷惑だろうなと思ったので食べたらそそくさと出てきてしまいました。
ちょこちょこ本に載ったりもしてるみたいなので、人気店になってしまって、昔ほどのんびりはできなくなってきてるのかもしんない。それだとちょっと残念だなぁ。
ちなみに聞くところによると、新しくメニューに加わった「カレーうどん(そば)」が意外に本格派でいける味らしいので、今度1回試してみようと思います。
自宅周辺には「そこそこおいしい」ラーメン屋というのはいくつかあります。ただ、「時折モーレツに食べたくなる」とまで行くのはなかなかない。思い当たるのは1件だけ。しかも激辛系の色物ラーメンなので、できれば王道のラーメン屋さんを発掘したい。特に塩。
そう、おいしい鶏ガラベースの塩ラーメンが食べたいのです。
そんなわけで、評判のいいとこを見つけてはちょこちょこと試していたんですが…。
今回ようやく「あ、ここおいしい!」というラーメン屋さんを見つけました。うれしいのでご紹介。
千葉県は市原市にある『伊達屋』というお店です。
場所がまためちゃんこわかりづらいところでですね。
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地元の人ならわかるであろうジョイフルホンダへと向かう通りの、ちょっと手前。ポートピア市原真向かいの駐車場に入って裏の方へまわったところになります。通りには一切看板とか出てないから見えません。
店内の看板を見るかぎり、おすすめは「塩バターラーメン (700円)」の様子です。でも特にコクを求めてはいないので、ここはシンプルに「塩ラーメン (600円)」を注文。さして待たされることもなく、さっくり出てきたのがこちらでした。
あっさり…というには少し濃厚な鶏の味。でも、濃すぎるようなことはなく、「あ、懐かしい」と思える味。でもそこからがすごいんです。
「あー懐かしいなこの味、おいしいおいしい」
これが、最後の一滴を飲み干す瞬間まで続くんです。
いやいやいや、普通途中で飽きてきたり、やたら塩っけを感じたりするじゃないですか。それがないの。最後まで懐かしくて、おいしいの。
でもそれだけじゃ、ともすると物足りないと思えちゃうかもしれません。
そこにこのチャーシューですよ。なんだこのチャーシュー。見た目とちがってほっくりしてて、口の中で「溶けちゃうんじゃないの?」って勢いでほぐれてく。噛むとじわぁと味がしみ出てくる。すげーおいしい。
さすがは「チャーシュウ自慢」の店。看板に偽りありません。
で、最後にですね。スープを綺麗に飲み干して店を出た後、最近のラーメン屋さんで感じることの多い「口の中にねっとり残るしつこい調味料の味」が一切ないことに気づきました。
それでまた「あー、おいしかったなぁ」と満足しながら家路についたのでありますよ…と。
…というのが昨日までの話。1日経ってこのブログを書きながら写真見てたら「モーレツに食べたくなった」ので、かなりのお気に入りになったみたいです。
次は味玉をトッピングしてみるか、「赤みそラーメン (700円)」を試してみようかなぁ。
あ、営業時間は15時過ぎくらいまでみたいなので、もし「行ってみよう」という方はご注意を。
※2012/10/03 追記
2012年6月をもって閉店されてしまいました。残念です。
バイクが車検から戻ってきたし天気良いしで、「よーし、そしたらどっか探検しようかなー」ってなことになりまして、昼飯がてらおいしいお店を新規開拓しに出かけてきました。
今日行ってきたのは、千葉の大網ってとこからちょっと上に行った住宅街。キムタクの別荘があるとか(ホントかどうか知らない)、藤波辰巳さんの家があるとか(一度お見かけしたことがあるので本当)いううわさの季美の森という住宅地のはずれにあるお店で、「うどんZ」というところです。
正直最初にこの名前見た時、なんの冗談かと思った。
場所はこちら。
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チバリーヒルズのある土気を抜けて、細い近道に入ってこの街の元締めらしき方の本家を「でけー」と眺めながらゴルフ場脇の畑を抜けると目的地です。平日の昼間にもかかわらず10台ほどの駐車場はほぼ満車。バイクでよかった。
で、うどんですよ。
自分は大阪育ちなもので、「うどんはおいしい、ソバはまずい」と思い込んで育った人間です。でね、関東に来てから「うどんはまずい。でもこっちだとソバがおいしい」と思うようになりました。関東住まいもだいぶ長くなりましたが、「これ」といううどん屋さんには未だ出会ったことがなく、「ああ、透きとおるようなスープで、それでいてしっかりと味がしつつ、でも全部飲み干してもくどくなく、麺はせんさいな感じながらつるんとしてかつコシがある…そんなお店がないものか」と嘆息する日々。
…というのは大げさですが、もう丸亀製麺で自分をムリヤリ納得させるしかないのか…とも思っていたんです。おいしいおソバ屋さんならあるんだから仕方ないやと、あきらめようぜと。
そしたらあんたこれ、なにこのお店すっごくおいしい。
そうそうそうそう、これが食べたかった。このおつゆが飲みたかった、と思った。
といっても想像のそのままじゃなくて、おつゆには生姜がきいてたりするんですが、それがまたおいしいんですよね。ツーンとこない、少し甘みのある、でも風味がはっきりした生姜。普段は生姜系が苦手なことの多い自分なので、よけいに「ああ、この生姜はおいしいやつだ」と思ったりするわけです。
この日は閉店時間近かった(14:00に閉まっちゃう)せいか「サービスです」と、冷たいうどんの小鉢までいただきました。
こっちにかかってるのも、しょうゆとかじゃなくてお出汁。そして生姜がなんともいい風味を醸し出してる。ついゴクゴク飲めちゃう。これは夏にいいなあ。
ちなみにWebサイトはこちら→『うどんZ』
お品書きにある厚焼きたまご(170円)がおいしそうなので、今日食べられなかった玉こんにゃく(100円)とあわせて、次は食べてみたいと思います。
あ、ちなみに今日食べた海老天うどんは840円でした。先までしっかり詰まったぷりぷりの海老が2本入ってこのお値段なので、けっこうリーズナブルなのではないかと思います。
今日の昼飯なににしようかな~と考えていたら唐突に「おいしいパスタを食べて、食後のコーヒーでふ~っとひと息つきたい」と頭に浮かんだので、千葉県は市原市のはずれにあるパスタのお店を試しに行ってきました。
お店の名前は、もうそのまんま『パスタ家』。市原市のほぼ下端、房総半島のど真ん中あたりにあるお店です。木々に埋もれた立地なので、目的地として頭に置いとかないとさっくり通り過ぎちゃうこと間違いなしな場所に立ってます。
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以前はもっと近場にお気に入りのパスタ屋さんがあったのですが、自分以外の客をめったに見かけないくらいにさびれたお店だったのでつぶれてしまいまして(めっちゃうまかったのに…)、「他にどっかいいとこはないか~」とあちこち探索して、その中で記憶に残っていたのがこのお店なのです。
確かそれなりにおいしかったはず…と思うんだけどあんまり覚えてない、どうだったかな~。
前回はミートソースを食べたような気がするので、今回は野菜たっぷりのものにしてみました。実は千葉って、海の幸より山の幸がおいしい気がしている私。このへんの山ん中だと、間違いなく地の野菜が甘みたっぷりでおいしいはずなんですよね。
というわけで頼んだのがこれ↓
だいたい普通にファミレスで頼んだ時の1.5倍くらい入ってる。しかも具だくさん。写真にはパスタだけですが、これに別途小皿に山盛りのサラダがついて850円となります。
最初のひと口目は「ちょっと淡泊かなぁ」と思ったんですが、食べ進めるうちにどんどん味が変化してきておいしかった。
最初アツアツなんですよ。で、食べてると少しずつ冷めてくるじゃないですか。そしたら裏に回ってた味が表に出てくるみたいで、量が量だけに腹一杯になって重たく感じるはずの最後あたりでも、その頃には香草の風味がけっこうしっかり前に出てきていて、くどく感じる間もなくするする~ってお腹に入ってっちゃうの。
んで、「あー、おいしかったー」って思ってたら「よろしかったらどうぞ~」ってオマケでコーヒーが出てきて。「あ、どうもありがとうございます~」ってお礼言ってたら「これもよろしかったらどうぞ~」って自家製チーズケーキが出てきた。
しかもどっちもおいしいとかなんだこれ。
もうお会計の時に「ありがとうございます、おいしかったです!」って力一杯お礼言って出てきちゃいましたよ。満足度高すぎる。
ちなみに店の中は外観から想像する通りの「ただの民家」なので、「おしゃれな雰囲気~」とか、「くつろげる空間~」というのは皆無です。でも、「それでもいいよ~」という方は是非。このへんは道も気持ちいいので、ツーリングの途中とかにいいですよ。
※2012/10/03 追記
行くたびに店内の清潔度が落ちていくのが気になっていたんですが、今年に入ってから3回連続で自分の中の許容範囲を超えてしまったので、足が向かなくなりました。
味は良いだけに残念です。
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