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キーボード

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 昨年末、「うほ!これは理想のキーボード!」と思って即座に飛びついた製品がありました。それが『Majestouch Convertible 2 Tenkeyless』。Cherry MXスイッチを採用したメカニカルキーボードで、Bluetoothによる無線接続を可能にしたものです。

 あまりに理想すぎてとことんこだわろうとしてしまい、ついうっかり赤軸タイプと青軸タイプの2種類を買ってきて1カ月くらい試して、それから赤軸に絞って半年以上使い続けてきましたが、この度とうとう「もう無理!」という結論になりました。
 何が無理って、Bluetooth接続がぜんぜん安定しない。親機側のアダプタを複数試してみてもダメ。その設置位置を色々変えてみてもダメ。無線LANの2.4GHz帯で用いているチャンネルをあれこれ変更してみてもダメ。
 入力に対するレスポンスは鈍く、接続の瞬断も頻繁に起こるのか「キーが押された」「キーが離された」という情報が正確に伝わりません。したがって、キーを離しても「離した」とコンピュータに認識されなくてずっと押されたままのキーリピート状態になる。かと思えば、ちょっとした入力でもバッファにゴミがたまって「こんにちはああああ」みたいなことに...。

 やっと出てくれた理想のキーボードなので何とか使い物になるようにできないかと悪戦苦闘してきましたけど、とうとう諦めることにしました。だってこの製品以外のBluetoothキーボードはどれも快適に動くんだもん。その状態で工夫できることなんて、もう多くはありません。ただ、Amazonのレビューを見る限り、問題が起きずに使えてる人の方が普通みたいなんですよね。それはうらやましい限りです。

 そんなわけでMajestouch Convertible2には引退いただきまして、その前に使っていた同じくMajestouchのテンキーレス黒軸USB接続仕様に出戻っていただくことにしました。壊れたキースイッチの付け替え修理なんかを経ながら使い続けてはや9年。かなり酷使されてきてますが、もうちょっと頑張っていただきます。

 手前の赤いスイッチが見えているのが、今回退役したMajestouch Convertible2。なんでキートップがついてないのかというと、これに付けていたオプションのキートップも今回黒軸側に移植しちゃったからです。

 これが復活を余儀なくされた黒軸Majestouchさん。

 キートップは、電子式タイプライターを模した形状のハイプロ仕様が付けられています。

 通常のキートップと比べるとこんな感じ。右側が通常のキートップで左側がハイプロ仕様になります。

 通常よりプラスチックの肉厚がとられており、トップの凹みも深くなってます。

 ホームポジションのキーは、ぽっちりではなくて凹みをより大きくとることで判別できるようになっています。

 ちなみに裏側を見るとこんな感じ。

 キーの刻印を、表面へのレーザー印刷などではなくて二色のプラスチックを組み合わせることで行っているんですね。なので金太郎飴みたいな状態になっており、どれだけキーを叩こうが刻印がかすれて消えるようなことはありません。

 Cherry MX黒軸にこのキートップをはめて使うのは初めてなんですけど、キートップ自体の重みが指の押下圧を少しアシストしてくれるようで、黒軸の重いキータッチが少し緩和されてちょうどいい感じかも。Bluetoothキーボード購入にあわせて「とことんこだわってみよう」と買ったキーボードオプションだったんですが、プラスチックが厚い分、強めにキーを叩いた時も指先へのアタリが柔らかくて気持ち良くタイプできるので、これに関しては「一生物だなこれ」というレベルで気に入っています。

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ずーっとこういう仕様のキーボードを待ち望んでたんですよ。なぜかBluetooth接続というとコンパクトさ有線で変則的な配列のものばかり。しかもテンキーつきのフルキーボードでならあるのに、テンキーレスだけがどうしても出てくれない。

なぜだああああああああああ...と思っていたので、9月にこれが発売された時は即座に飛びつきました。

あ、「即座に」ってのは嘘です。ちょっとためらった。だってお高いんだもん。当時使っていた黒軸のキーボードもダメになったスイッチを付け替えたりして現役バリバリだったし。

でも買いましてね、「今度はストンストンとスムーズな打鍵感が気持ちいい赤軸にしよう!」ってずっと決めてたのもあって、赤軸タイプのものを購入したんです。

あ、赤軸とか黒軸ってのはあれね、キーボードに使われているスイッチの種類で、色によって感触が違ってるんですよ。
こんな感じにキーキャップをはずすと出てくるスイッチに色がついてるわけです。

で、まあ、なんでこのスイッチが青いのかというと。

実は赤軸と青軸の2台を買っちゃったりなんかしてたりして...。

1個でもクソ高いのに2個...。

赤軸版を買って使っていると、どうもキーの感触が柔らかすぎて馴染めないところがあったのです。それでもしばらくすればなれるかなーって思ったものの、これがどうもしっくりくるところまでいかない。せっかくお高い金額出したんだから、そのオチは納得がいかない。新しいキーボードの素晴らしさに打ち震えたい。
そんな折り、ふと東京に出る用事があったので店頭で他の軸も試してみたら、青軸が昔の印象よりもがっちりしててなんだかとても打ち心地がよろしい。あれ実はこれが一番じゃないの?と思うと止まりませんでした。

でも不思議なもんで、家でタイプしてみると、新品で部品がなじんでないせいか、これまた店頭とはタッチが微妙に異なるんですよね。
気に入った方を残して他方を売り払えばさほど手痛い出費にはならんと思ったはずが、なかなかどっちがいいと決めきれない。決めきれないどころか、「いやこれ実は今まで使ってた黒軸タイプが一番バランス取れてていいんじゃね?」とさらに3台目をにおわす気配すら...。

普段だともう少し自制がきくんですけど、本当にこの仕様のキーボードを待ちに待っていただけに、「とことん気に入った品をゲットしたい」気持ちが抑えられないんですよね。この手の品はあっさり製造終わって廃盤になる確率もかなり高いし。
そう考えると予備としてこのまま持ち続けるという選択肢もありなんではないかという気すらしてきます。そんだけ待ち望んでた。キーボードだけは職業柄こだわりたいという気持ちもその思いに拍車を掛けます。

そういえばこのキーボードは、CapsLockキーをディップスイッチでCtrlキーに変更できるようになっていて、そのための替えキーキャップも付属しています。ところが青軸もそうしようと思ってキーを付け替えてみるとなんかしっくりこない。小指を伸ばした時に1mmぐらいキー面が高い気がする。
そう思って部品を赤軸と比べてみたら、実際キーキャップの形状がちがってて少し高くなってました。

左から赤軸の替えCtrlキー、青軸の替えCtrlキー、青軸のCapsLockキーになります。
こんなの赤軸と青軸両方買ったから気付いたけど、そうじゃなかったら気付かんわなあ。

上から見るとこんな感じ。

キーの反り返る角度が違うので、どうもまったく別の製品用が混入しちゃってたみたいですね。

あー、それにしてもどっちを残そう...。

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イメージはあれです、「仮面ライダーに敗れて、やっとこれでオレにも安息の日々が...と眠りにつこうとする怪人を無理矢理再生手術して蘇らせる」という感じの科学者。いっひっひっ。

とまあ、そんな無駄な小話はさておきまして、もうかれこれ5年以上使ってるFILCOのMajestouchテンキーレスキーボード(黒軸)の、エンターキーがチャタリング(1回押しただけなのに、2度3度と連打された状態になってしまう症状)を起こすようになってしまったのです。よりにもよってエンターキー。Facebookなんかコメント書いてる時にエンターキー押下で投稿されちゃうから、もう文字を変換して確定する度に投稿ですよ。やってらんない。
前にも一度発症して、こりゃ修理しないとダメかーと思ってるうちに症状が消えてほっとしてたんですが、いよいよ寿命が...。

ってほどの故障ではないので修理することにしました。できるはずと自分を信じて分解です。分解!分解!(バラすの大好き)。

幸い、前に調子を悪くした時に、アキバで黒軸のキースイッチだけは買ってあるはず。
パーツ箱を開いてみたら、やっぱり入ってました。スイッチ1個120円也。

バラすとなると、まずはお決まりのネジ穴探しから。
キーボード裏のシールやゴム足の裏を確認してみたところ、中央上部の丸いシール裏にネジが1個隠れてました。

真ん中のラベル裏にも丸い感触があったので「ネジ穴かな?」と確認してみたんですが、こっちはダミーでした。

ネジを抜いたら、あとは爪でとまっているだけなので、ガッシガッシとはずしていきます。マイナスドライバーとかだと傷がついちゃうので、自分は車の内張はがしを使いました。

BMW Z3乗ってた時に、中をいじるために買ったはずなんですが、そっちでは全然使わないままZ3自体とオサラバ。まさかキーボードの分解に使われるとは、世の中わからんものです。
キーボード手前側の爪がやたらと固くて「この手順まちがってるんじゃ?」と一瞬自信を失いかけましたが、あくまで己を信じてバキバキやれば綺麗にはずれてくれました。

外枠をはずすと、キートップの並びにちっこいネジが2個見えるようになります。当然のようにこれをはずします。

そしたらカポンと裏側のケースもはずれて、キーボードの三枚おろしが出来上がり。

裏返すとこんな感じ。基板が丸見えですね。ゴールは近そう。

「このへんかなー」ってエンターキーの裏側あたりを見てみたら、ちゃんと「Enter」って書いてある。すげー、気が利きすぎ。

じゃあ後は、ここのハンダをひっぺがしてスイッチはずして、買い置きしてあった新しいスイッチを入れ替えてやるだけですよ。

とりあえずキートップをはずして、その裏にあるスイッチが見える状態に。

裏側のハンダを溶かして吸い取り、黒いぽっちり部分をドライバーで押し出してやると綺麗にスイッチが抜けました。

そしたら新しいスイッチをセットして...

ハンダづけ。我ながら汚いハンダの盛り方ですが、そこは素人なのでご勘弁を。

念のためにこの状態で一度パソコンにつないで、無事エンターキーが動作するのを確認したら、元の通りにケースをはめて無事終了。

ハンダもあっさり取れたし、思いのほか簡単でした。
このブログ記事を書いてる最中も、チャタリングが発生することは一切なかったので、これでまず大丈夫。今後別のキーが悪さをしはじめた時にそなえて、今度アキバに出ることがあったら、またいくつかキースイッチを買い足しておこうと思います。

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先日購入したThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード。あまりにも良い出来なので、これをLatitude10専用品にしておくのはもったいないと、デスクトップパソコンの方でも使いはじめています。

デスクトップで使ってたMajestouchというFILCO製のキーボードはチャタリング(キーを一度押下しただけで勝手に複数回の入力が送られてしまう)を起こしはじめていて、要修理状態というのもあったりして。

で、デスクトップで使ってて気になったのがトラックポイントにかぶせてあるキャップ。標準だと背の低い専用タイプのソフトドームキャップがかぶせられているのですが、自分はこれだと指が痛くてちょっと好きではないのです。
というわけで、普段好んで使っていたソフトリムキャップに付け替えてみました。高さが標準とは異なるのでキーボード面が面一じゃなくなって少し飛び出しちゃいますが、カーソルを動かす分にはストロークが広くとれるせいか軽く動かせるようになって具合が良いです。

あとは「タイプする時にひっかかってうっとうしくないか」「持ち運びの時、カバンの中でひっかかったりしないか」あたりかなー。これは継続して要観察ですね。

デスクトップでも具合がよければ、それ用にUSB版を買い足す予定です。
本当はBluetooth版が良いのですが、サーバ機と切り替えて使う時があるので、有線じゃないと切替機経由できない…し、お値段もちょっとげふんげふん。

モバイルとデスクトップで同じキーボードが使えれば、徹底的に配置を最適化して慣れてしまうことができるので、なんとかそこまでアラが見つからずにお気に入り化できればいいなーと思うのであります。

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待って待って待ち続けたThinkPadのBluetoothキーボードがようやく発売開始となったので、即行Lenovoの直販でポチって週末にゲットしました。

ノートPCとしては長く続くブランドであるThinkPad。簡単に言うと今回の品は、そのキーボードにガワをつけ、外付けキーボードとして使えるようにした品です。定評あるキータッチと、コンパクトながら基本をおさえたキー配列、んでもって慣れちゃったらもうそれなしにはいられなくなるTrackPointを搭載し、今回それがBluetooth接続で使えるようになりましたって言うんだから、そりゃ買わないわけにいきません。

これ系のキーボードは、むかーしむかしに売られていた「Space Saver Keyboard II(PS/2接続)」(なんかキーの軸がガサついていて不快だった)にはじまり、「同(USB接続)」(キートップのぐらつきがPS/2版より大きくダメダメ)、現行製品でもある「ThinkPad USB トラックポイントキーボード」(パームレストが無駄に大きくて場所をとる上に、筐体がペラペラで打鍵感悪し)と買い続けてきていたんですが、正直満足のいく製品はありませんでした。

ところが今回、ようやく、ようやく満足する出来映えの品をゲットできたっぽいです。まだ使って数日ですが、そんぐらいすげえお気に入り。

まずキートップ。以前購入したELECOMのキーボードみたいなこともなく、ちゃんと凹状に湾曲して、指のおさまりに問題はなし。
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ストロークについてもしっかり確保されており、底付きして指にイヤな衝撃がくることもありません。実際は今どきのThinkPadらしくやや浅めだと思うんですが、底付きの衝撃が指に返ってくるほどガチガチに固い筐体ではなく、といって「なんかたわむ」と思うほどにはやわらかくない。この剛性感のバランスが、今回かなりうまい具合に着地してるおかげなんだと思います。

正直キータッチについては、自分の使用履歴である、ThinkPad X31 >> ThinkPad X41 Tablet > ThinkPad X61 Tablet(以後X61T) と見ただけでもThinkPad系列は着実に劣化を繰り返していて、そのX61T比にすら今回の製品は負けていると思います。それでもLatitude 10と組み合わせてタイプしてると十分気持ちいいんですね。

たとえば、自分はよくマンガ原稿書きが一段落してコラム書きなどに移ると、「文章書く時くらいはリラックスして作業したい」と、いわゆる「ラッコちゃんスタイル」でワープロ作業をするのが常です。
あ、ラッコちゃんスタイルというのは、下のイラストみたいな感じ。
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ところが手持ちの外付けキーボード&Latitude10の組み合わせだと、ことごとくこの状態で書こうとすると逆にストレスの方が勝る始末で、「あーやっぱラッコちゃんスタイルにはThinkPad使わないとダメだあ」と、この時だけはX61Tを引っぱり出してきて作業していたんです。
今回それが必要なくなりました。

「これでも書ける」というレベルではなくて、「これで原稿を書きたい」と思えるレベル。
数ページの文字原稿であろうが、このキーボードとLatitude10でいける!と思えるレベル。

細かいことを言えば、ファンクションキーの配置であるとか、本来ブラウザキーがあるはずのところにPageUP/DOWNキーがあるの気持ち悪いなとか、Enterキーがなんで青に着色されてないんだよThinkPadっていったらここは青だろとか、Fnキーや機能キーは刻印を青にして入力文字と明確に分けてくれてたアレはどうしたとか、まあそういうことを思わなくもないんですが、ファンクションキーの件以外は慣れとか、言いがかりレベルなので気にしないことにします。
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ファンクションキーは…うーん、ここはちょっと残念なところ。

このキーボードの快適性を語る上で欠かせないのがTrackPoint。ThinkPad Helixでは物理ボタンがTrackPad側に取り込まれていたので「今後はこの路線になっちゃうの?」と不安だったんですが、本機ではしっかり3ボタン専用に用意されています。
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ただ、ボタンがちょっと節度感に欠ける。特に左クリックにあたるボタンには、ほとんどクリック感がありません。以前買った「Space Saver Keyboard II(PS/2接続)」でもそんなところがあって、実は不良品だった→交換しますとなった経験があるので、ここは個体差かもしれません。これも先のファンクションキーに続いて残念なところ。

ポインティングデバイスとしての動作はほぼ期待値通りで、反応が重いとかいうこともなく、軽快にぴゅんぴゅんカーソルが動かせます。Win8との組み合わせで中ボタンスクロールも当然可。

電源スイッチは筐体側面にあり、スライドスイッチの長押しで動作を使い分けるタイプ。
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3秒長押しで電源オフ。1秒だったら電源オンです。
長押し動作ってあまり好きではないんですが、本機に関してはインジケータの光り方がわかりやすいのもあって、今のところイヤな印象はありません。カバンの中で誤動作を避けるには、単なるスイッチよりもこっちの方が良いということなんでしょう。

最後にX61Tとのキーボード比較。
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横幅に余裕がある分、本機の方がEnterキーやBackspaceキーなどのサイズに余裕があるのが見てとれます。
そのわりに手が迷う率は本機の方が高いのが少し不思議なんですが、慣れの問題か、ひょっとするとアイソレーションタイプってことが微妙に悪影響を及ぼしているのかもしれません。

なんにせよ、いいですよこれ!

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4月頭に購入したELECOMのTK-FBP037BKというキーボードですが、「そのうち慣れるだろー」と思ってたら慣れませんでした。あんまし使い心地良くない。あれれ。

まずトラックボール。
購入時にも書いたんですが、微調整がしづらいです。反応は悪くない。ただ、細かい場所を指すのが苦手。
んじゃ、指でいいじゃん…ってなっちゃったんですよねー。気がつくと指で画面をタッチするようになってました。

トラックボールがついてること自体はいいんですが、どうも場所が良くないようです。ボール位置、ボタン位置ともに、キーボードのホームポジションから手を離さないと操作できない場所にあるので、これを使って操作しようとすると両手ともホームポジションから手を離さなきゃいけません。
だったら指で操作するようにすれば、少なくとも片手はホームポジションに残しておけるわけで…、しかも細かいとこ指すの苦手だったらあまり指と比べても優位性がないわけで…。うーん。

あと意外に慣れなかったのがキートップの形状です。
なんか指のすわりが悪い。
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キートップが平らというよりもむしろやや凸状にふくれているので、なんかこう、キーボード上で指がリラックスできない感じがします。
そのせいか、タイプしてても妙に指が疲れる。あまり長文を打とうという気がおきません。

こっちのポケモンキーボードだとそんなことないんですよね。
130426-02.jpg思いのほか、キートップの形状というのは自分にとって影響が大きいみたいです。

なんにせよ、ポインティングデバイスは、ホームポジションから手を離さずに操作できないと意味ないねーという結論に達してしまったので、ここはやはりおとなしくLenovoの『ThinkPad Compact Bluetooth Keyboard with TrackPoint』を待ちたいと思います。それが出るまではポケモンキーボードと指でいいや。

早く出ないかなあ。

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Win8タブ機はソフトウェアキーボードがかなり「アホですか?」と言いたくなる勢いで画面を占有してくれるので、メールを書く場合なんかは特に外付けキーボードが欲しくなります。標準のメールアプリだと返信書く時はメールのヘッダが画面上部を占有し、画面1/3をソフトウェアキーボードが占有してくれるので、実質使える画面は真ん中1/3くらいになっちゃうんですよね。

そんなわけでポケモンキーボードを愛用していたんでありますが、ファンクションキーやESCキーが省略されていて、Fnキーとのコンビネーションでうつ必要があったりするあたりが少々いけてませんでした。
あと、デスクトップモードで使うこともままあるので、ポインティングデバイスもちょっと欲しい。

そんなことを思っていた折り、「ポインティングデバイス付きでBluetooth接続で小型軽量で変なキー配列じゃなくて安価でそこそこの作り…といったらこれかなあ」と思っていたエレコムのキーボードが生産中止で価格高騰がはじまっちゃって、あー買い逃したかぁと思ったらTwitterで特価情報が流れてきたのでついついパクンと行っちゃいました。
買ったのはこれ→
エレコムのTK-FBP037BKというトラックボール付きの小型キーボードです。
購入したのはパソコンハウス東映というPCショップで、お値段1,780円でした。

届いた品をざっとさわった感じ、キータッチは残念ながらポケモンキーボードの勝利。あっちの方がキーのストロークが深くとられており、しかもキートップに凹みがついてるので、指のなじみが良いのです。
ただ、あちらにしても「このサイズにしては」という注釈がつくレベルなので、そこらへんは慣れでどうにかなりそうかなーという気もしないではない。

一方でTK-FBP037BKは省略されているキーがないため、ごく普通に「普通のキーボード」として使うことができ、「えーとこのキーはどれだっけ」と探す必要がありません。
しかもうれしいことに、この手のキーボードに最近増えてる「ファンクションキーはFnキーとのコンビネーションで使い、通常はマルチメディアキーが優先になる」ということがない。これはでかい。
ちなみにマルチメディアキーもちゃんとWin8に対応していて、ボリューム関係はもちろん、メールボタンを押せばメールが立ち上がるし、ミュージックボタン押せばミュージックアプリが立ち上がるし、ブラウザボタンを押せばIEが立ち上がるし…んで、Windowsキー押したらスタート画面に戻るしと、なかなか便利にできています。

トラックボールは、さすがに小玉なのが災いして微調整が苦手な感じ。細かい操作には向いてなくて、「使いやすい」とは間違っても言えないレベルです。でもポインタの速度を調整してやればそこそこちゃんと動くし、「回してるのに反応したりしなかったり」という粗悪品にありがちなこともなく、自分の買った値段を考えればじゅうぶんに便利なオマケとして役立ちそうです。
少なくとも、これに追加でマウスも必要…とは思わない程度には満足できてる。
しかもFnキーを押した状態だとスクロールボールになるんですよねこれ。なんでカタログにうたってないんだろ?と不思議に思うくらい便利。

キーボード自体の厚みもポケモンキーボードより薄いくらいだから携帯性に問題ないし、これが2,000円未満だったらいい買い物だよなあ…と。
そんなこんなで気がつけば、
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ということに。ちゃっかり写ってるBluetoothゲームパッドなんかも既に装備済みだったりしますしね。

それにしても、ここんとこ毎日なにかしらLatitude 10用にと買いまくってる気がします。
でもまだ全然止まる気配がなくて、次はスタンドを買おうかしらと思ってたりして。
…というか、すでに注文してたりして。

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ま、まあこれだけ乱打してもひっかかりなく打てるこのキーボードはすごいなと、耐久テストにいそんでおるわけですよ。
なんて仕事熱心なわたし。

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もちろんお目当ては付属のキーボード。Bluetooth接続なのでパソコンやiPhone/iPadにも使えるのですこれ(ただしiOS系はキーの配列が非互換)。

もともとiPhone用に欲しいなあと思って発売日を待ってた品だったんですが、前述の通りiOSがMac純正キーボード以外は日本語配列に対応してくれないので、一部のキーが対応してません。それで残念無念とあきらめて今に至る…だったんですけど、久しぶりにお店で見たらなんと1,980円。これならじゅうぶん元が取れるやと捕獲するに至ったわけなのでした。
今見たら、Amazonでも2千円台になってる。
一時期はプレミア価格までついてたと思うんですが、いつの間にやら安くなったものです。

で、さっそく軽く使ってみた感想など。

キーボードの質感自体はおもちゃです。キートップはぐらぐらだし、プラスチックもゲーム機然とした安っちい質感のもの。ただ、おかげで軽い。飾り気のない電源スイッチなんかは、逆にカバンの中で誤作動を起こしそうになく好印象。

ちょっとびっくりだったのが、タッチした時の感触でした。すごくバランスがいい。
まずクリック感が過剰じゃないのがいい。メンブレンのラバードームが「ぺこん」となる感触はあるんですけど、それが強すぎない。そして、ぺこんとなった瞬間に底突きする衝撃も、そのままゴムが受け止めてくれるので、カツンとこない。だから指が痛くならない。
こう書くと、しまりのないゴムゴムしたタッチのキーボードっぽく聞こえるかもしれないですが、さにあらず。ちゃんと節度感がある上で、両立しています。
しかもキートップはぐらぐらなくせして、雑にタイプしてみても、斜めにゴムがつぶれてひっかかるようなこともありません。どの角度から叩いてみても、しっかりまっすぐ「ぺこん」とくる。

よーく見てみたら、生意気にキートップ湾曲させてあって、これがキートップのぐらぐら感といい感じに噛み合って、どの角度から押し込んでもキー自体はまっすぐ下に押されるよう働いてくれてるみたいです。
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よくできてるなぁこれ。任天堂製だからそこそこ出来はいいだろうとは思ってましたが、ほんと良い出来です。
キーの小ささも、最初こそ「おっ」と違和感を抱きましたが、しばらくタイピングゲームで遊んでたらあっという間になれました。ミスタイプもなく、だだだだだだだとノリノリでタイプできます。

…で、気がついたら1時間とか過ぎてる。タイピングゲームまでおもしろいとか、任天堂マジック怖い。

ただ、付属のDSスタンドはiPhoneには使えますが、iPadにはダメでした。ウチの初代iPadだと重量バランスがあわなくて倒れちゃった。新型だと薄いから…どうかなあ。

ちなみにiOS機にこのキーボードをつないでやると、[Fn]キーを押しながら[Control]キーでボリュームダウン。[Fn]キーを押しながら[Alt]キーでボリュームアップ操作が行えます。[Home]キーらしきものがあるから、ホームボタンのかわりにできるかと期待してたんですが、それはダメだったです。残念。

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昨日は古巣の飲み会に混ぜてもらって、けっきょく最後までいて終電なくなって深夜バスの発車時刻直前まで3次会と称して飲んでたりしたもんでかなり二日酔い。むぅ。

と、そんなすっとぼけた頭でもっても、Majestouch使ってタイピングオブザデッド2で普通に1分切れるくらいでタッチタイプできる程度には慣れてきました。一応Space Saverキーボードで出したハイスコアも更新できたので、この調子で慣れていけば乗りかえられるような気がする。

やっぱSpace Saverキーボードに出戻るしかないのか…とか思ったりもしたんですけどね。

決め手はやっぱりSpace Saverキーボードと比べた場合のキーの軽さ…ではなくて、キーボード自体が片手でひょいと持ち上げられること。液晶タブレットで絵を描くときは、キーボードは位置をずらしてショートカットキー用ボタン群に化けるんですが、その時にですね、片手でひょいひょい移動できると、とても気軽で助かるのです。
なので、タッチタイプ自体も身につけて損するもんじゃないし…と根気よく身体を慣らしていたりするのでした。

このままいけば、早晩Space Saverキーボードくんには、私的「これはイイモノだ」博物館内に入ってもらって、ゆっくり余生を過ごさせることができそうです。今まではKENSINGTONのExpertMouseが1人寂しそうにしてたんですが、これで博物館もちょっと賑やかになるしで良かった良かった。

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