当サイトは移転しました。現在は https://oiio.jp にて更新を続けています。
アキバでWin8タブ機をさわり比べた印象についてメモ。
候補としては DELL Latitude 10、ASUS VivoTab TF810C、Lenovo ThinkPad Tablet 2がこのジャンルでの候補なわけですが、当日は Microsoft のSurface Proもひと目見てみるつもりでした。
ただ残念ながらSurface Proについては「円安で本体価格高騰のため、展示もできませんごめんなさい」とのことで、箱を開けるのも不可とまったく見ることができませんでした。残念。
DELLのLatitude 10は駅そばにあるDELL Real Siteで見てきました。
先客がいたのでしばらく横で見てたんですが、他人が持っているのを見た印象は「デカっ、分厚い!」です。不思議と持ったらそんなに分厚いとは思わなかったんですけど、ズシリと重量は感じました。
でも、さわっているうちに慣れた。初代iPadいじくってる感覚に似てます。
お絵かきソフトが入っていたのでペンでちょこちょこっと描いてみた感じは、「いやこれならじゅうぶん」という印象。ちゃんと真横に手をストロークさせると、ポインタもその通り真横に動いてくれる感じで、じゃっかんのズレはありますけども、総じて昔使ってたThinkPad X41 TabletやThinkPad X61 Tabletと同等の使い心地だと思えました。
店員さんに聞くと、キャリブレーションを一切していない状態でこれだとのこと。いやそれでこんだけ精度出てたらじゅうぶんだなあ。
筐体サイドにある各種ボタンは「固い」とWebのレビューで見てたんですが、じっさい固かったです。でもチープな固さというよりかは、意図して固くしてるという感じで、節度感に欠けるということもなく「これはこういうもの」だと思えました。どっちかというと正面のWindowsボタンがあんまり感触良くなかった。
実用上は問題ないです。
ASUSのTF810Cについてはヨドバシでさわったんですが、壊れてました。もう電源がまったく入らない完全ムック状態。見たら筐体のあちこちが割れてひんまがってたので、先にさわったお客さんが落としたり色々したんでしょうね。ひどいなぁ。
本体を持った印象は「薄さも大きさもちょうどいい感じ」です。これまでさわった中だと一番バランスいいかもしんない。重さ的にはLatitude 10と同等のはずなんですが、画面がひとまわりこっちの方が大きいのと、あと薄いのが影響してか、こっちの方が軽く感じました。
ただ、Windowsボタンがハードボタンじゃなくてタッチタイプなんですねこれ。ここは一番使用中に誤操作しやすいとこなので、その点はかなりのマイナスポイントだなーと思ったのと、USBも変換アダプタかまさないと使えないとのことで候補外に。
総評でいうと、3機種さわり比べた感じでは
[軽さ]
ThinkPad Tablet 2 >>> VivoTab TF810C > Latitude 10
もうこれはThinkPadが圧倒的。サイズのコンパクトさも含めて、さわるたびに「いやこれよくここまで小さくしたなー」と感心できます。
[剛性感]
VivoTab TF810C = Latitude 10 >> ThinkPad Tablet 2
TF810CとLatitude 10はもうガッチリ。そういう意味でもiPadさわった感触に似てます。一方ThinkPad Tablet 2はというと、通常のノートPCの液晶側天板だけ外してみましたという感じの感触で、たとえば両手に力を入れると簡単に筐体がゆがみます。筐体背面を少し強めに指で押すだけで液晶が波打ったりとか。
この違いが、先の[軽さ]に対する他2機種との違いに大きく出てるんだと思います。
個人的にはタブレット機は常時ケースに入れた状態で使うひとなので、軽さを優先してくれるこのアプローチの方がありがたいと思ったり(ThinkPadなので必要な剛性は保ってるだろうし)。ただ、そういう意味では、他2機種の重さも一応意味のある重さなわけで、単純に「重いからマイナス点」とは言えないかと。
[質感]
ThinkPad Tablet 2 ≧ VivoTab TF810C ≧ Latitude 10
全部微妙な差なんですけど、ボタンの押し心地とか、総じて文句のない作りなのがThinkPad。液晶面の視差の少なさとか、コストかけまくってる感じ。でもLatitude 10も「ちゃんと作ってる」感が伝わってきて、チープな感じとか全然ありません。ThinkPadが優れてるだけ。
…という感じでした。中身のOSや各種スペックは一緒なので、タッチ操作その他について特に記すことはないです。
ペンについては、さわった印象だと断然Latitude 10の方が精度良かったんですが、ウチにあるThinkPadの固体が正常とは限らないし、同じ環境で比べたわけでもないので、これについてはノータッチ。
あ、そうそう、「真横に手をストロークさせると、ポインタもその通り真横に動いてくれる」と書きましたけども、ThinkPad Tablet 2に関してはウチの固体だとそういう印象持てなかったんですよね。それが「本当にそうか? 気のせいじゃないの?」とちょっとだけ気になったので、帰宅してからOneNoteと定規を使って実験してみました(付属品とまとめて送りかえす段取りなので、一時的に本体が戻ってきてるのです)。
実験は、OneNoteで白紙のノートを開き、その罫線上に定規をあててなぞるように横線を引き、ついで直角に交差するよう縦線を定規でひいてグリッドを描くという手順。
Thinkpad Tablet 2で試みた結果は次のようになりました。
なんか色々波打ってる。縦の線に至ってはまっすぐにひけているのは右から5番目の1本だけです。
でも考えてみたら自分のキャリブレーションのやり方が悪いという可能性もあります。ズレが避けられないなら「ポインタが常時視界に入るように」と若干位置をずらして補正したりしてましたから。しかも修理に出した先でキャリブレーションがどうさわられてるかもわかりません。
というわけで、キャリブレーション情報をリセットしてもう一度試してみた。
うー…ん、マシ…になったのかな。少なくとも横罫線については比較的ちゃんと線上をトレースできる率が高まってるように思えます。ただポインタがペンの裏に隠れちゃってるので、その分縦線は意図した場所と違うとこにひかれてたりするんですが…。
ポインタがずれてペンに隠れてしまうのを許容すればこっちの方が揺れ方はマシみたい。
せっかくなのでCintiq 21 UXでも同じことを試してみる。
おおお…さすがだわCintiq。ぴっちり合ってる。
実は過去を美化してるだけで、タブレットPCの精度自体ThinkPad Tablet 2ぐらいなもんだったのかもしんないなーと不安になったので、最後にThinkpad X61 Tabletもひっぱり出してきて試してみました。ペンの太さを間違えてますけど、そこはまあご愛敬ということで。
あ、ぜんぜん違う。1~2カ所微妙にゆれてるとこがありますけど、そこは多分HDDとかCPUとかのノイズ源が埋まってるんでしょうね。
で、結論としてDELLのLatitude 10をすでに注文しちゃいました。
こっちに届いたら同じ事をやって試したいなーと思いますが、どのパターンに近い結果が出るんだろう。印象としてはThinkpad X61 Tabletに近い結果が出てくれそうな気がしてますがさて。
というわけで東京方面に用事ができたので、娘を連れて丸1日、東京をぶらぶらとしてきました。
仕事で東京へ出ると言うと、毎回その度に「いいなー、東京行ってみたい」と言っていた娘。なので今回、ちょっと聞いてみたらノリノリでついてくることになったのです。
最近は土日になると息子の所属しているサッカーチームで試合があり、その応援ばかりで娘と遊ぶ機会が減ってたり、そもそも2人っきりで過ごすということもまずないことなので、たまにはこんなのもいいかなと思ったのもある。
ただ、あくまでも「用事があるから行くわけで、同行しても遊ぶわけじゃないから多分つまんないよ」とは言っておいたのですがさて…。
最初の目的地は新宿。どんぶらこっこと電車に揺られて1時間半、ついたのはとある方のサイン会の会場でした。一度サイン会ってものを見てみたかったのですわたし。
残念ながら会場はクローズドスペースだったので、サインをしている当人とか、その模様とかを眺めること叶わず。でも、この日はけっこうな風で寒かったのに、その中をずらずらと並ぶ人、人、人。すげーなー、「先生」だわ。
「あの中でパパの友達が今サイン書いてるんだよー」
「わー、すごいねー」
実に他力本願な自慢をして、ここでの用事はおしまい。
次の目的地は秋葉原。
またまたどんぶらこっこと電車に揺られて約15分。
ちょっとした電子部品を買いたかったのと、あとはThinkPad Tablet 2を返品することになったのでその代替機を検討したかったため。
目当ては、DellのLatitude 10(Dellのショールームでさわれるらしい)と、ASUSのVivoTab TF810C(アキバヨドバシでさわれるらしい)、あと参考までにMicrosoftのSurface Proをちょっと現物見てみたいな~というあたり。
ひと通り回ってはきたので、これについてはまた後日。ちょうど修理に出してたThinkPad Tablet 2も一時的に手元に戻ってきてる(あらためて付属品一式をまとめて返送する手はずになってる)ので、さわり比べることができてよかったです。
アキバでは途中途中で娘の目にとまった「アキバならでは」な奇妙な雑貨屋をのぞいたりして過ごしつつ、最後の目的地は東京駅。
今描いてるエッセイ漫画で使う資料として、駅周辺の写真がいくつか欲しかったんですよね。
娘に荷物持ちをさせて「アシスタントさんだな~」とか言いながらあちこちをパチリパチリ。
すべての用事が終わって、東京駅から出てる自宅方面への直通バスに乗り込んだ時は、すっかり日も落ちて暗くなってました。
けっきょく丸1日、あちこち連れ回しただけで終わっちゃったので、バスの中で
「つまんなかったやろ~」と聞いてみたら
「逆に思ってたよりもおもしろかった」という娘。
我が娘ながら、いい子だな~と思ったりなんかして。
実際自分も、なんか丸々いっしょに過ごせて楽しい1日でした。
昨日、サポートではなくて販売の営業さん側から連絡が入り、「一式すべて返品を受ける」ということで話をおさめていただきました。
電話口でサポートの不備を謝罪いただいて、その後話しはじめて一番最初に出た言葉が、
「この製品…買った時ものすごく苦労して注文いただいたんじゃないですか?本当にすみません…」
というもので、それがすごく印象に残ってます。とても話の早い、丁寧な人でした。
自分なんかは単純なもので、こうなるところっとLenovoに対する印象がIBM時代に引き戻されちゃって、正直「別に返品とまでいかなくても、いったん修理品を戻してもらって、交換品が用意できたらそれと替えてくれとかでも良かったんだよなぁ」と今になって思わなくもなかったり。
だってせっかく手に入れたものだし、Web上であちこちで見かける(広告だろうなぁ…と思われる)記事を見てると、やっぱり見た感じの印象いいですもんね。
まあ…、そう思うそばから先日のサポートとのやり取りを読み返して「ああ、やっぱダメだ」と思い直すわけでありますが。
一度便利さを体感してしまった以上、手元におもちゃがなくなるのはけっこう痛いので、今度はDellのLatitude 10に手を出してみようかとたくらんでいます。
でもなんか最近ツキがなさそうなので、これでまた不良品引き当ててサポートで苦労したらイヤだなーという疲れた気分もあるので、ちょっと様子見(Dellもサポートの評判が良いわけではない。ただしその分安い)。
しかしまあ、「さらばThinkPad Tablet 2」と日記にふざけた題をつけて修理に出したけど、まさか本当の意味でそのまま「さらば」になるとは思いもしませんでした。一寸先はわかんないもんです。うん。
「GPSの検証に時間がかかるから戻しがいつになるかわからない」というので、じゃあどんな検証に時間がかかってるのか、いつ頃目途がつきそうなのかわかるように、もうちょいちゃんと詳細確認して教えてよ…と折り返し電話をもらうことになったLenovoサポートの続報。
どうもGPSについては、WiFi経由で位置情報を拾ってはいるのだけど、それが現在位置を示すに至らない現象は確認できていて、その確認を複数の場所で行っているから時間がかかっているとの話。なるほど。
「じゃあ、そちらではそれは不具合だという認識なのですか?」
「検証中なのでわかりません」
「え?いや、その個体関係なく、ここまでならOKなはずとか正規の仕様ってあるじゃないですか」
「わかりません」「確認して折り返しお電話します」
今回折り返しのお電話がかかってくるまでに、5~6時間かかってます。
で、イラッといたしまして、せめてもうちょい話のわかる人に代わってもらえないかと。製品の仕様程度は話ができる程度の人に。
「できません」
だって複数確認して欲しい項目があるのに、たったGPSひとつでこんなに時間を食っていたんではぜんぜん話が前に進まないじゃないですか…というあたりから他の不良の話に。
「デジタイザの位置不良についてはOSの機能にキャリブレーションがあるので、それをやれば直ります」
いや、それをやってもずれるから言っているわけで…しかも「気になる」って伝えたら「じゃああわせて確認しますからとにかく送ってください」と言ってくれたのはそちらのサポートなわけで…。
「それでもずれるというなら、どこで何mmずれるのか情報を出してください」
アンタらがとにかく送れというから送って手元に実機なくなってるのに、今さらそう言われて情報まとめられるわけないでしょう?要するに、何も確認していないということですか?
「…………」
もうかなりイライラ。
で、本命の画面のシミについて。これについてはあらかじめ「ここにこんな風に」と本サイトに載せた画像を送ってあったので、まあ確認してもらえてるだろう…と安心していたのですが、
「壁紙を3パターンほど変えて試しましたが画面の色むら、黄色い帯等の現象は確認できていません、現在検証中です」
白い壁紙で見てくれたんでしょうか?
「わかりません」
いやだって画像送って位置も示してるんだから、そこを確認してもらえればそれで…
「弊社では送っていただいた画像を元に検証するようなことは行いません」
え?このセリフにかなりお目々パチクリになりました。
じゃあいつ検証が終わるんでしょう?
「わかりません」
いつ検証が終わりそうかの目途はいつ頃わかるんでしょう?
「わかりません、これはどういったシミ…帯?のことなんでしょうか?もっと情報をください」
だから画像送っとるやろうがああああああああああ!
「弊社では送っていただいた画像を元に検証するようなことは行いません」
うひょう、もうギャグだよこれ。
一応それなりに我慢したつもりなんですけども、この段階に来てキレました。
買って1週間かそこらで不具合を認識して、それを伝えて、預けたら戻ってくるのは1カ月先か2カ月先かもわからんし、そのための情報をこっちが投げても参考にもしてくれんというのでは話になりません。
そしたらまた返ってくる言葉が
「1カ月で戻せるとお約束はできません」
…なわけでですね。
というわけで、今は「返品させてくれ」というセンで交渉中です。当然「できません」の連呼でしたけども、戻りが何ヶ月先になるかわからん製品とは付き合ってられません。
そもそも事前に「7日~10日と案内されましたが、10日以上経っても「症状等の確認に時間がかかっている」とのことで返ってくる見込みが全く立っていません」とコメント情報をいただいていたので、多少対応が遅いことは覚悟の上…だったつもりだけど、ここまで話にならない対応だとは…。
でもコメント主さんはおとなしく待っているみたいだし、オレが短気なだけかなぁ。
サポートの人にこんだけ頭にきたのは、悪評がピークだった頃のYahoo!BB以来だなぁ…。
追加の不具合(電源ボタンの調子が悪くて、押すとスリープ~復帰を2~3度繰り返す場合がある)がある以上、音沙汰のないままある日いきなり修理完了(と向こうがみなしたもの)を返送されてきても困るので、修理状況の確認がてらLenovoのサポートセンターに電話をかけてみました。
そしたら、
「GPSの検証に時間がかかるので、お伝えした1週間~10日というのでは難しく、いつ戻せるかわかりません」
とのこと。
いつ頃までには見通しが立つと思うのでうんぬん~みたいな言葉が後に続くかと思えばそんなのなしで、「わからない」の一点張り。終了。
めっちゃ驚いた。
それはさすがにないわーと腹が立ったので、もうちょい詳細を確認して連絡してもらうようゴリ押しはしたものの…けっきょく修理状況も検証の方法もなんも知らん相手に伝言ゲームしてもらってもなぁ。
あんまり腹が立ったので、ぐぐってみたらこんなページが出てきたり
『imunolionの日記: Lenovoのサポートはおかしい』
読んでみたらうなずくところありまくりで、なんというかただただ悲しくなりました。
ThinkPadのサポートといえばIBM時代、リペアセンターの技術者さんと直接やり取りできてすごく話が早くて、かつ融通もきいた記憶が鮮明にあります(ちなみに今回これは断られた)。サポートはThinkPadを選ぶ上で、かなり大きな要素でした。
Lenovoに移管された後にもThinkPad X61Tがらみでサポートを利用したことはあって、その時の安心感がそのまま保たれているものだと思ったんですが…。
今はもう違うんですね。
さみしいなぁ。
というわけで、先週火曜日に修理に出した(日記に書いたのは21日だけど、実際は19日に業者へ引き渡してる)ThinkPadTablet 2くんですが、いまだになんの音沙汰もありません。「受け取りましたよー」という連絡もなし。
うーん、一応「修理の見通しがついた時点でどれくらいのお預かりになるか連絡します」とか「ご迷惑をかけているので、最優先の修理対応という扱いにさせていただきます」とか約束してもらったはずなんですけど、普通にこのまま「通常なにもなければ1週間~10日前後のお預かりとなります」の1週間が過ぎちゃいますね。
修理を依頼した後で電源ボタンの不良が出てきたもんで、連絡が来たらその旨を伝えて追加チェックしてもらおうと思ってたんですが、これだとその話を伝えるタイミングもいつになるやら。
一応Webでステータスの確認ができる eService というサービスがあるんですが、これもなんも更新されてくれないのでまるで意味がない。海外発送までしたウエスタンデジタルのHDD交換の方がよほど安心感があったなぁとも思ったり。
まあ、今確認してみたらHDDの方は発送から到着までに2週間かかってるんで、それはさすがに言い過ぎなわけでありますが。
早く修理の見通しだけでも連絡来てくんないかなぁ。
困ったもんです。
といっても別に売り飛ばしたわけではなくて、打ち合わせとかひと通り終わったので修理に出した。
いつ戻ってくるんだろうなあ。
当初はボロカスに書いた本機ですが、半月ぐらい使った結果として、個人的には「あーiPadにはもう戻れないな」ってくらいのお気に入り度を見せています。
でかいのは次の点。
1)ネットワークで共有してるファイルが何も気にせずアクセスできる。
2)2007~2008年くらいのデスクトップアプリなら実はけっこうサクサク動く。
3)慣れてくるとWin8のジェスチャーはなにかと使いやすい。特にブラウジング。
4)打ち合わせなんかのメモ取り用途には今まで使ったどのデバイスよりも最強。
5)USBで電源賄えるから、充電残量に気をつかわずに持ち出せる。
6)USB端子、HDMI端子、microSDスロットと使用できる周辺デバイスが充実しまくり。
7)Web上のライブカメラとか、どんなフォーマットだろうが大概見れる。
「これでもう少しパワーがあれば」「これでもう少し解像度が高ければ」「これでもう少し…」的な要望はありますけれども、それは全部今の延長線上にあるもので、デバイスとしての素性自体は「これ、いいじゃん」と。いやいいですよこれ。うん。
Windowsストアで落とせるMetroアプリが軒並みくそ重いので、「あー、OneNoteすらもこれじゃー使い物になんね」と否定的な感情が当初は主だったんですが、手持ちの古いアプリをインストールして試すと全然ちがう顔を見せるデバイスでした。
OneNote2007とか使うとえらい軽いんだもん。だーっとメモしていくだけならほんと最強。編集いろいろやろうとすると重くなるけども。AdobeのIllustratorも、CS3であれば(筆圧は効かないけど)ちっこいカットくらいならなんとか…ぐらいの速度で動きます。
ATOMすげーな、なめてた。正直ちょっと期待以上の性能してる。
というわけで一年じっくり付き合おうと、アクシデントサポート付きの拡張保守にも入りました。
あとは品質がなー。
ペンの精度があやしいし、液晶はシミありだし、GPSは屋内だと使いものにならなくて、ここ数日は電源ボタンも接触不良っぽい動きをみせて押したらオンオフを2~3度繰り返すようになっちゃった。
いまだにこれ系のデバイスは、Dellをのぞいてはまともに出荷されてないみたいですし、それが影響してか情報もぜんぜん充実してこないというのが実に残念です。
どのへんのパーツが足をひっぱってるんですかね。
使用して3日目がすぎたあたりに、「あれ?なんか黄色い帯が出てる気がするなあ、気のせいかなあ」と気になりはじめて家族に見せたら「あるよ、気のせいじゃないよ」となって確定しました。なので「出てきた」んじゃなくて、実は最初からあったセンが濃厚。
ちなみに家族が言うには「青いスジも出てる」らしいんですけど、それは自分にはまるで見えないのでよくわかりません。
上の画像だとよくわからないと思うので、該当箇所を拡大してレベル補正して目立たせた写真もペタリと。
だいたい幅1cmで、長さ10cmくらいの帯ですかねえ。
この件をTwitterにポストしたら「iPhoneで前にありましたね」と言われてああそうかと思い出しましたが、iPhone4の時にもそういえば液晶画面に黄色いシミが出るという初期の不具合がちょっとした騒ぎになっていたのでした。
Googleで検索かけてアップされてる画像見てみるとまさに同じシミ具合。あー、これか…と。
サポートに問い合わせてみると、なんとも症状がピンと来ない様子。
「落っことしてないか?」とか「強い衝撃を与えてないか?」とかばかり聞かれて少々イラつきつつ、はいはい言ってたら「保証期間内だから引き取り修理でこちらにて症状を確認します」との答えでした。
買って1週間とかなんですけど、初期不良交換とかはないんだ…とちょっとガッカリ。
今月は打ち合わせが多いのでコイツを活躍させる予定でした。だから手元から今無くなるのは少々困るのです。
「何日くらい手元からなくなりますか?」
「部品に在庫があれば1週間から10日ほどです」
部品…あるんですかね、これ。いったん送っちゃったらいつ帰ってくるか信用できないなあ。
といって環境があらかた構築し終わった後に交換とか言われてもイヤなので、とりあえず打ち合わせ予定がひと通り終わったら、さっさと修理に出したいとは思います。うー面倒だ。
あ、でも「他に不良箇所はないか」と聞かれたので、「期待に反してペンの精度が悪い…のが正しい動作かどうかはわかんないですけど、ちょっと気になります」と答えたらそこも確認してくれることになったので、その点は少し嬉しいかも。
そんなわけで、唯一同時に注文していたオプションの「ThinkPad Tablet 2 Slim Case Black」が届いたわけなのであります。
まともな写真がどこにも載ってなかったので、初代iPadの時みたいな袋状になったケースにすっぽり押し込んで使う形なのか、iPad2以降に増えたプラスチック枠にパコンとはめこんで使う形なのかドキドキしてたんですが、ちゃんと今ドキの枠にパコンとはめて使う形状でした。よかった。
裏側に前面フタのストッパーがついているので、こんな風に立てたり
寝かせたり
して使うことができるようになります。
他のタブレット製品みたいに、「閉じると自動でスリープ、開くとオン」という動作をするあたりとか、基本を堅実におさえた感じ。
フレーム部分はがっちりとしたプラスチック製で、それ以外の表面仕上げはいわゆるピーチスキン。サラサラして肌触りの良いものです。
寸法もばっちりだし、各端子部分のスペースはしっかり空いてたり(ステレオスピーカー部も一工夫して塞がらないようになってたりする)するあたり、安物感もなくいいケースです。
細かいことをいうと「横向き前提で使うマシンなんだから、フタの開き方がこれだと逆だよなあ」とか「すべすべするのはいいんだけど、するっと落っことしちゃう(実際落とした)なこれ」とか「この軽さに慣れてきたところで、この重量アップはちょっともったいないなどうしよう」とか「フタでオンオフが自動化されるとはいえ、もうちょっと電源ボタンのとこは押しやすい方が良かった」とか、悩ましく思える点もないことはないのですが…。
このへんは、従来の縦持ち使いが当たり前となってるタブレット市場に対して、Win8機の場合は横持ち使いが前提なので、全般的にまだ煮詰まり不足なところなのかなという気がします。
ちなみに、けっこうキーボードある方が便利だなーと思うことがあるので、試しにポケモンキーボードと組み合わせてみたらこれが意外と合う感じでなんかかわいかったり。
横幅なんか、ちょうどなんですよね。
ちゃんとホームボタンがWindowsキーとして動作したり、キートップに記載はないですけど、Fnキーと数字キーの組み合わせでファンクションキー動作ができたりなどなど。この辺はさすがにWindows。日本語配列への対応を含め、iOS機のようなへんな制限はありません。
さて、当初はペンの精度や、タブレットとして見た場合の未熟感なんかで不満を感じることが多かった本機ですが、Win8のUIに慣れてきたり、「こんな薄型のPCってないよ?」という方面に意識が変わってくるにしたがって、かなりお気に入り度が増しつつあります。
ネットワーク経由のファイルアクセスとか、普段のPCと同じ調子でなんでもこなせてしまうのはやはり便利ですね。
「じゃあメトロUIいらんじゃん」ってなるかというとそんなこともなく、あれはあれでフリック動作やマルチタスクなど、慣れるにしたがってクセになる快適さがあります。
普段ごろ寝で使う分にはメトロUIで楽に使って、本気体制になるとデスクトップ開いてマジモード…みたいな、そんな使い分けが「できる」と見るか「しなきゃいけない」と見るかでけっこう評価が分かれるんだろうなと思うのでした。
以前からあるノートPCのThinkpad X○○ TabletシリーズとThinkPad Tablet2のペンには互換性があります。
昔はThinkPad X41 Tablet や ThinkPad X61 Tabletで仕事をこなしていたので、当時使っていたペンが使えるはず。そう思って色々ひっぱり出して描き心地を試してみました。
試したのは次の3つ。
1) UP-911E-01A
※WACOMの古い17インチや18インチのCintiq初期シリーズ用オプション品。
2) ThinkPad X61 Tablet 付属の専用ペン
3) ThinkPad Tablet2付属の専用ペン
カーソル位置の精度はどれも同じ。若干プラシーボ的に UP-911E-01A > ThinkPad X61T付属ペン > ThinkPad Tablet2付属ペン の順に良いような気がしますけど、多分気のせいです。
ただ描き心地はかなり違う。持った感触が上記の順にしっかりしているので、元の性能差もあってか筆圧のコントロールがその順に安定しているのです。
だからジャーナルでメモを走り書きすると、ThinkPad Tablet2付属ペンだと妙に入り抜きがくっきりはっきりした線ばかりになってしまうのが、UP-911E-01Aだとそんなことになりません。当然見た目の印象的にはUP-911E-01Aの方が良い。
UP-911E-01AとThinkPad X61T付属ペンにはお尻に消しゴムボタンがあります。
これもちゃんと認識して、対応ソフトだと消しゴムとして機能します。
今までこれをありがたがった経験はないんですが、ThinkPad Tablet2だとキーボードも、割り当てできるようなボタンもないからショートカットキーが使えない。するとこれがけっこう重宝します。
特に、感触が固くてちょっと画面に押し当てて使うのは躊躇してしまうThinkPad X61T付属ペンと違い、UP-911E-01Aの方はその感触も良く、気持ちよく消し消しできちゃいます。
消しゴムの便利さと、描き心地とを考えると、カバンに一本どちらかのペンを忍ばしておくのが吉かなあ。
ThinkPad Tablet2付属ペンは非常用扱いで。
と、考えてみたらこの3日くらいずっとThinkPad Tablet2をさわってます。
けっこう気に入ってきたんですが、こんなニュース(アップル、Retinaディスプレイ搭載iPadに容量128GBモデルを追加)を見てしまうと、やっぱり「うわー、やっぱiPad比で割高なもん買っちゃったなあ」という気持ちは否定できなかったり。
Wi-Fi+Cellularモデルとほぼ同じ値段でこっちは使える容量が30GBちょい。解像度も縦横ともに半分程度しかないあたり、ペンが使える点を除いたら性能はどれをとっても比べものにならないですもんね。
いや確かに気に入ってはきたんですが値段なりかというと…うーん、同じくペンが使えて2万円ほど安く買えたDELLのタブレットの方が、今なら選択肢としては良いのかもしんない。
最後に、ここで取り上げたペンがAmazonでも扱っていたのでペタリとご紹介。少し型番は違うけれども、互換性的には問題ないはず。
んーでもWACOMのオプション品の方はこんなに高かったっけ?
確か6,000円前後だったと思うので、WACOMの直販で確認してみた方が安くあるかもしれません。
ブログ「キタ印工房」のカテゴリ「ThinkPad Tablet 2」に投稿されたすべてのエントリーのアーカイブのページです。新しいものから過去のものへ順番に並んでいます。
次のカテゴリはLatitude 10です。
※[続き物]ではじまるカテゴリは古→新、それ以外は新→古の順に記事が表示されます。