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ワッシャの値段に見る、セコイ大人の小市民っぷり

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エンジンオイルは劣化するので、バイクでも定期的に交換してやらんといけません。で、そのオイルを抜く時に「ドレンボルト」というエンジン下部にあるボルトを抜くんですが、このボルトに使われてるワッシャを「ドレンパッキン」と呼びます。単なるアルミ製のワッシャで、ボルトをしめた時に、こいつがクシャリと潰れてパッキン代わりになり、オイルの漏れを防ぐんです。

毎回つぶれるわけですから、その都度新品に替える方が望ましいとされてます。
ところが前回オイル交換した時は「手元になくてめんどくさい」という理由により、交換しないで使いまわしちゃいました。なので、今回は新品に替えてやろうとパーツ屋さんに買いに走ったと、そういうわけ。

でも、「210円」という値札を見て固まってしまいました。
だって単なるワッシャですよ。ワッシャなんてホームセンター行ったら5円とか6円とか、せいぜい10円とかで売ってます。アルミ製だから多少高くなるにしても、210円ってことはない。
そもそも純正パーツで取り寄せたらそんな値段しなかったはず…。

そう思ったら、「金額の絶対値として出せない金額ではないけれど、なんか悔しくて買いたくない」精神が発動されまして、そのまま小一時間ほど「どうしよっかなー」とそこを動けなくなってしまいました。

どう考えても、「そうやって悩んでる間の時給考えたらとっとと買って帰った方が安い」わけで、実に非効率。そうは思うんだけど「なんか悔しい」んだから仕方ない。

でも考えてみたら、帰り道にホンダのおっきなバイクディーラー店あるんですよね。あそこならワッシャの在庫ぐらいいっぱい持ってるだろ…と思ったらまさにその通り。
1個36円でした。

思わず気持ちがでっかくなって、ついつい4個も大人買いしてやりましたよ。約2年分。はっはっはっ。

…こういう時に「さっくり210円のワッシャを悩まず買って帰る」ようなお金持ちに、いつかはなりたいものであります。

コメント (4)

Akira Takano :

初めまして。
いつもブログ楽しく拝見しております。

この気持ちわかります。
40歳代後半ですが、なんか腑に落ちないことにお金を出すことに躊躇してしまいます。
安く手に入れた時にはグって力が入ったりしてね。

さっくり210円のワッシャは買えなくていいんじゃないですか?
それが金持ちの証明じゃないと思いますよ。

om:

ワッシャとガスケットは見た目似てますが素材も作る手間も設計も違います
設計費とか特許料がコストにかかっているので見た目に比べて高く感じるでしょうが、ワッシャと混同されているのはちょっと残念です

Akira Takano :

ははぁ〜、ひょっとしてメタルガスケットのことでしたか?

まぁここで問題にしているのは「さくっと210円払える自分」と、
「とことん安いものを探してしまう自分」なので
ワッシャーだろうがメタルガスケットだろうが良かったのでは?
omさんはきっと技術系の方なのでこだわりがあるのですね。

結論としてきたみ氏は一個210円のものを36円で買えたのですから、その粘りに座布団一枚!
その粘りは金持ちになっても変わらんと思います。

あー、「単なるワッシャ」って書き方がまずかったですかね。純正の値段だと高いともなんとも思わないので、「同一視して高いと文句を言っている」つもりではなかったです。

以後気をつけます。

しかし、強度計算とかあるだろうから設計費はわかりますが、特許料とかものっかってるんですね~。興味深いです。

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2011年4月 6日 11:32に投稿されたエントリーのページです。

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