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KDP用まんが本データができるまでの覚書 - その6

20170425.pngこのguideタグに囲まれる部分の情報がどのように使われるかというと、Kindleアプリで電子書籍を開いた時の、メニューに表示される次の情報に該当します。
20170425_s1.png
本来ならこの目次部分にはHTML目次を指定することで、「ユーザーが目次ページにジャンプ、そこからさらに各章へとジャンプできる」という操作になるんだと思いますが、今回自分はHTML目次を利用しなかったのでここには単なる目次ページのHTMLファイルを指定しました。

ちなみにメニュー内にはtoc.ncxにまとめた目次情報も表示されてて直接ジャンプできるので、別にそんな必要とも思えなかったんですよねHTML目次。

というわけで、guideタグ内には以下の情報を記載しました。上から順に「表紙」「目次」「最初のページ」を指定しています。最初のページについては、guideタグ内に書かれたコンテンツ要素が自動的に「最初のページだ」と認識される扱いのようです。

<guide>
 <reference title="The Book Cover" type="cover" href="cover-image.jpg"/>
 <reference title="Table Of Contents" type="toc" href="html/Page-3.html"/>
 <reference title="The First Page" type="text" href="html/Page-2.html"/>
</guide>

このあたりの情報は、下記のページから拾い読むことができます。
...> Where do you start an ePUB and what is the <guide> section of the .OPF file?
...> Open Packaging Format (OPF) 2.0.1 v1.0.1

どうもePUB 3.0以降ではguideタグ自体が推奨されない(けど一応使える)扱いの設定になっているようなので、なんかまだ流動的というか、微妙なところではあります。Amazonは推奨してるわけだから、自分のようにKindle専売って決めちゃえるなら問題ないんですけどね。
ただ、この辺の仕様が影響してるのか、最初のページの扱いが、どうもビューアによって異なるというか、今ひとつ安定してない気も...。

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2017年4月25日 13:16に投稿されたエントリーのページです。

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