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カサゴかメバルかハゼが食べたい土日でした

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先日バイクでお散歩した折りに「到着して釣りをしようと思ったら穂先がへし折れてて泣き濡れた」某漁港へとふたたび行ってきました。へし折れた穂先は釣具屋さんに持って行ったら600円くらいで修理してもらえた、ひゃっほー。

なんでこの漁港にこだわるかというと、家からほど近い(下道で40分くらい)のでここが開拓できると便利という理由の他に、どうも某釣り系のブログで見かけた「根魚入れ食いポイント」の写真がここに見えて仕方ない...という理由があります。カサゴやアイナメのけっこうなサイズが疑似餌で釣れていたあのブログ。真似したい。あやかりたい。

先日訪れた際にはあいにくそれらしいテトラポット帯は発見できなかったんですけど、あらためて衛星写真で確認して現地を再訪してみたらあった!ここだ!

というわけで、まずはリベンジの儀式としてチキンラーメンを食べることに。あ、今日は車なのでカセットボンベも大きいサイズになっております。こっちの方が安いですからね。

一応わくわくしながら食事中も足下に仕掛けは投げ入れておく。なんかピクピク来てる。ふっふっふっ。

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土曜日終了。ちーん。

しかしこの日に買ったイソメは余っちゃってるし、「なんかハゼっぽいから一応持って帰ろ」と持ち帰った大きめチチブさんだけでは下処理はしたものの天ぷらにまでする気が起きません。ハゼを足さなければ...。

というわけで今度はハゼをメインターゲットに据えて日曜日。もう1回昨日の漁港に行っても良かったんだけど、外房の漁場も確認しておきたいと九十九里浜へ向かうことにしました。うちからまっすぐ外房に向かってって突き当たるとこであれば、昨日の漁港と時間的に差はないんですよね。当然海はこっちの方が綺麗。

小雨がパラつく中、「多分やむよ」というカミさんの言葉を信じてやってきました九十九里浜...の隣の公園。
ここも一度調査に来て見たかった場所で、なんとこの公園、園内の池が海とつながってて、釣り堀みたいな感じで釣りができちゃうんです。

足下を見るとこんな感じ。確かになんか居そうな雰囲気が...。

ここならトイレとかも完備だし、おぼれる心配なんか一切ないから子ども連れてくるのに良さそうなんですよね。コンスタントに釣れさえすれば。

残念ながら小雨はパラついたまま。しかも寒い。
でも、せっかく来たんだしと釣りはじめてみます。
けっこうな定番ポイントだと思うんですけど、自分以外には1家族いるのみ。雨ガッパを着込んでかけまわるお子さんがカワイイですな。

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寒いわ濡れるわ何も反応ないわ...。
なんで俺こんなことしてるんだろう。釣りって何が楽しかったんだっけか?

なんかすごく原点に立ち返って自分との対話が続く1時間でした。

ようやく「釣れた!」と思ったら昨日と同じ4cmほどのチチブさん。

ふてくされて車の中で昼飯食うことにしました。もう寒いの嫌だ!濡れるのも嫌だ!もう帰ろっかな!

飯を食った後も1時間ほど車内でうだうだして、「もう釣り具片付けはじめるか...」と決めて戻り、リールを巻き上げてみたらハゼがくっついてました。
「なにこの達成感もなにもない釣られ方...」
サイズはいいんですけど、まるで何の反応もないまま上がっちゃったので肩すかし感が半端ない。でも後ろ髪ひかれて「くそっ」とさらに何回か投げてみることに。

ハゼ一匹じゃなあ...昨日のチチブとあわせても天ぷらには...せめて3匹...いや4匹は欲しい。

しかしまったく反応なし。駄目か-。
釣りってこんなに難しいもんだっけ?

...もうやめちゃおっかなこんな趣味...。

あきらめる前にもう少し「ここなら魚が潜んでるんじゃないか?」というポイントを探してみることにします。考えてみればザリガニ釣りの時だって、木の陰とか、アシのしげみとか、「ここは居そうやわー」って場所に嗅覚を働かせてはマムシ踏んづけそうになってびっくりしてたじゃないか。あの感覚を思い出せ俺!

とか思い出しながら茂みのあたりをぼけーっと眺めてたら魚が群れてるの発見。あ、ここにいたんだ。ハゼじゃないけどいいや。
「えい」と仕掛け投入。ぴくぴく。

「釣れた!」

カニでした。

まあ、昨日のチチブさんさばいてたら胃の中からちびガニ出てきたくらいだから、カニがいるってことはここにエサがあるってことだよ、望みあるようん。
そう思って再度仕掛け投入。ぴくぴく。

またカニ。

この後もカニ。

さらにカニ。

もう水の中の影の動きで「カニ」ってわかるようになったんで、引き上げることもせずにそのままあしらうようになっちゃったり。

今度はピピピンって当たりが来たので「やった魚だ!」と上げてみたらこれ。

ん?なにこいつ。8cm強って感じの小魚さんが釣れてきました。ここに群れてるのこいつらか。

食用には適してませんけど、さっきまでの「何も反応なし」に比べれば色んな生き物が相手してくれるこの時間はそれなりに楽しいと言えます。でも食えるのがいいんだけど。ハゼがいいな。

このへんで時刻は14時をまわり、水面が徐々に上がりはじめました。潮が満ちてきたらしい。この池もちゃんと満ち引きの影響受けるんだなあ。

そんなことを考えながらちょっと投げてはじーこじーこと巻き取ってると、やっと、やっと待ちに待ったハゼのアタリがきて見事1匹追加!さらにもう一匹!さらに「うお、これはデカい!何て反応のいいハゼ!」とか思って釣り上げたら20cmくらいのセイゴさんまで釣れました。

潮が動き出すとやっぱ魚の反応変わるんだ...。


おかげでちょっとバケツが賑やかになりました。

どうもさっきのチビ魚まで食欲旺盛になっているようで、ピクンピクンアタリは来るんだけど針がかりしなかったり、途中でバレちゃうのが続いて、それも終わって静か~に戻るとちょうど15時。道中で買い込んできた昼飯のデザート分がまだ残ってたのでお食事タイムに決定。一応3匹は追加できたから、これで終わりにしてもいいや。

地元の人が「釣れますか~」って何組か来たので食べながら話してたら、やっぱりハゼのシーズンはもう終わっちゃったらしい。ここで釣れるのは2週間くらい前まで。今から釣るとしたら隣の川のもうちょい上流の方なんだとか(でも、それだってもう怪しい)。それでこんだけ釣れてりゃ立派だよと褒めてもらえて、ちょっと自信喪失していた気持ちが盛り返したりも。

確かに雨がやんでから何組か来たけど、みんな釣れてる気配なかったもんなあ。

デザートタイムも終わって、「もうちょいせっかくだから調査して帰ろう」ってことで仕掛けだけ持って色んな箇所から投げて様子見してる中でハゼをもう一匹追加。それからほどなくして根掛かりで仕掛けをロストしたので、それがいい帰る契機となりました。

このまま家に持ち帰って「天ぷらしてくれー」と言っても嫌がられるだろうなーと思ったので、途中仕事場によって下ごしらえを済ませることに。自宅のキッチンを使うと嫌がられるので、普段みんなで釣りに行った時は「締める」以外は任せきりなのです。だから不慣れなんだけど、やりたい気持ちはあるので道具だけは仕事場に揃えてあるのでした。

そんなわけで、あらためて持ち帰りました本日の食材さんたちとご対面。セイゴ1匹とハゼ4匹。あと写真にないですけど、昨日バラしたチチブさんがここに追加されます。

小出刃を使ってスイスイと切る。はじめてだから不格好になっちゃったけど、一応できた...ってことでいいや。

セイゴさんはお刺身にいたしまして、それを全部タッパーに放り込んで自宅へと移動。天ぷらに揚げるとこだけお願いしたのでした。

そうしてやってまいりましたハゼ天タイム。塩だけふっていただきます。

もうふわっふわでほくほくしてて、尻尾までサクサクで、日本酒がまたきゅーっときて、これが幸せって瞬間ですよ。
そうだよ魚釣りって楽しいもんだったよ。

続けてこちらは骨せんべい。

こちらは全面サクサク。しかも下味に塩こしょうしてくれたらしくて、この塩辛さと香ばしさが噛みしめる度に「うんまい...」となってそこに日本酒がもう...ああ幸せ。
「釣りなんてもうやめた!」と短気を起こさないでよかった。

そしてこちらはセイゴのお刺身。不格好ですね。

でもちゃんとスズキだった!プリプリしてた!
さばいてる途中で「皮の臭みがうつっちゃってるかも...」と不安だったんだけどそんなこともなく、これもまた日本酒とのタッグマッチで幸せのハーモニーをお届けしてくださいました。

あ、そういや天ぷらのとこに何気にチチブさんも混じってるんですけどね。
ハゼの甘みを薄くして、かわりに苦みを足したような味だったので、まあ...次は食べないですね。どうしても食べるなら唐揚げですかね。

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2016年10月31日 11:14に投稿されたエントリーのページです。

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