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2016年12月

20161208.png本文に続いて練習問題ページその他もろもろの校正作業もようやく終わり、あとは刷り上がってくるのを待つだけ。ここでようやくキタミ式イラストIT塾 翌年度版の全作業が終わりを迎えることとなりました。

やっとだ!やっとだよ!

10月に本文を書き上げたことで、かなり「やったー幸せ-」って気分になってたんですけども、そこからが不思議なほど難産でした。今まで毎年「今年も無理です」って言ってたもんだから、これは絶対みんな「まあ、ああは言ってるけども、どうせ今年も出ないんだろう」と準備してなかったにちがいない。ひどい!がんばったのに!
ってくらいにもろもろ準備が追いついてなくて、最後はもう「なんかぼくちん著者の領分越えてもうあちこちに手を出しまくってない?」という気分が脳裏をよぎるくらいにあれもこれも即対応モードで関わりっぱなしだったような...げふんげふん。

そんなわけで、今年は無事、ITパスポート編・基本情報技術者編・応用情報技術者編と3冊揃い踏みできることになりました。

まずは15日にITパスポートが店頭にお目見えとなります。

続いて17日に基本情報技術者

そこから少し空いて、応用情報技術者は27日が発売日。どうかよろしくお願いします!!

20161219.png
先週金曜日は『キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者 平成29年度』の見本誌があがってくる日でした。見本誌があがってくるとテスト販売として発売日より早く店頭に置いていただける店舗さんがあるんですけど、その中でさらに数店舗、「サイン本も置いてあげるよ」というありがたいお店があったりします。

というわけで、それらの店舗さんで訪問してもOKよと言ってもらえたところを、1日書店まわりしてきました。

サイン本って返本がきかないので、これを置いてくれるというのは買い取りと同じ意味を持ってて、「絶対売り切ります」って宣言してくれてるも同然なんですよね。著者としては書店員さんが自分の本を認知してくれてるだけでありがたいものなんですけど(そんだけ毎月毎月大量に本が出ますからね)、さらにそこまで思い入れを持って扱ってもらえるんだからすんごくありがたいに尽きるわけです。

そんな流れで金曜日は朝から版元の技術評論社におじゃまして、できたてホヤホヤの見本誌とご対面。

うお、すごい量だ...と一瞬思ったんですけどそんなことはなくて35冊でした。1冊の厚みがすごくなってるからちょっと積んだだけでえらい数があるように見える。自立させて背表紙見ると辞書っぽい存在感があります。

おもしろいから計りで重さを測ってみたら966gありました。今ドキのノートパソコンよりも重いのねこれ...。

午前中はこの部屋で黙々とサインを書き、午後になって都内の書店へと繰り出しました。
サイン本をお渡しして、「POPも飾ってあげるよー」と言ってもらえたら「ありがとうございます!」とPOPを描いて飾らせていただき...こちらは東京駅そばのオアゾにある丸善 丸の内本店さま。

んでこっちはアキバの書泉ブックタワーさま

POP書いてる間に持参したサイン本がシュリンクされてて、「さあこんな風に置きますよ!」とさっそく売り場に反映してくれてたり、もうほんとありがた過ぎる。

「色紙飾ってあげるよー」って書店さんでは、ありがたく色紙も描かせていただきました。
こちらはジュンク堂書店 池袋本店さまでの一枚。

ちなみに、いちばん最初のイラスト背景になってる写真は、紀伊國屋書店 新宿本店さまでの一枚です。

そんなわけで、金曜日は下記の書店さまをまわり、サイン本を置かせていただきました。
・紀伊國屋書店 新宿本店さま
・丸善 丸の内本店さま
・有隣堂 ヨドバシAKIBA店さま
・書泉ブックタワーさま
・ジュンク堂書店 池袋本店さま

あと多分、他にも郵送で送られてる先があると思うんですけど、これについては把握できてません(ごめんなさい)。詳しくは版元の技術評論社に問い合わせてみていただけると幸いです。

そういえばこの道中に、とある書店さんにて「せっかくだからイベントやりましょうよどうですか」なんて話も出たりしたんですよね。
「いやー...ぜったい人集まんないって...」と思うので「あははー」と否定も肯定もせず帰ってきちゃったのでした。

20161220.png
「1日」って書きましたけど、実は数日こんな感じだったり。

頭まっしろ状態でえんえんと繰り返す単調作業。これが呆けた頭にひたすらフィットしまくってて恐ろしいです。沼です。

20161221.png
たいした額ではないとはいえ、銀行ATMの引き出し手数料だけは絶対必ず何があっても俺は払わないんだと心に決めて久しいので、そこは譲れない線なのです。

でも税金も払いたくない!ビタ一文やっぱり払いたくない!ああ悩ましい!

三菱東京UFJ銀行はうちのあたりに一切支店ないんですよね-。横浜在住&開業時代から使っている口座だし、普段ATMを利用することなんてまずないしで、その点以外は便利なんですけども...。

20161226.png
そんなわけで、ここ数日大慌てで帳簿をつけてたり。
「最近」という言葉のカバー範囲が、年々拡大の一途を辿っているようで我が脳みそながら恐ろしいガバガバさ加減です...。

あ、集計って字まちがってる。もうほんとアカンなこの脳みそ。

20161229.png
やるべき仕事もひと通り終わり、ふるさと納税もやったし、年賀状も書いた。仕事部屋の片付けは...まあ完璧にやったとは言えないんですけど、どうせ自分がいない間もルンバさんは部屋を磨き続けてくれるので、どうにもひどいところだけ片付けて、ゴミの始末だけはして。
そうして今、このブログを書いてます。ちょっと遅くなりましたけども、無事本年度の仕事納めとなりました。

今年は無事に応用情報の本も出せて、今のところ売れ行きも好調と聞いていますし(今見たらAmazonの応用情報カテゴリランキングで1位になってた!やった!)、法人で取り扱ってくれてる方の評判も上々という声をいただいています。
事の起こりは前にも書いたように2009年の6月で、ようやく今年、この時に「やります」と返事した版元との約束を果たすことができたことになります。振り返ってみれば(特に直近の3年間は)、このキャラクタたちとそして技術評論社という版元と、どっぷり浸かって過ごしてきた数年間でした。

まずはその約束を果たせたことの安堵感と、そうやって取り組んだ結果がきちんと実を結んでくれて、毎年読者の方や書店さんが新版の出版を待ってくださることの幸せを強く感じています。

このシリーズをやると決めて、当時抱えていた連載を一気に畳んでいった時、収入は半分にまで落ち込みました。
予定では遅くとも3年くらいでケリをつけるつもりだったんですけど、ずるずると執筆が遅れて気がつけば7年。ようやく今年になって、当時の収入レベルに近いところまで戻すことができました。そういう意味でも、「新しい柱を生み育てることができたんだな」という、ひとつの区切りのようなものを感じています。

自分は、フリーランスになってから仕事の中で「○○期」というものを自覚することがよくあります。
もともとは畑違いで飛び込んできた業界ですから、右も左もわからないことだらけ。当然自身の伸びしろはたっぷりで、仕事をやればやるだけ成長が実感できます。でもいつしかそれにも停滞の時期が来るんですよね。当初立てた計画に対する結果も確認できた後であればなおさらルーチンワークに化けていく。
この時、「○○期が終わったかな」「じゃあ次の場所に行かないと」と感じるわけです。

結果が良い方に出ている間は、その場所に安住すると、すごく居心地の良い空間を作ってもらえるんですよね。だから油断するとついそこに居着こうとしてしまうんですけど...。
まだ、それに対する怖さがあります。安心してしまう怖さ。
安心は依存につながって、いつか仕事が影を落とし始めた時、自分で切り開く力をなくしかねないと思っています。つい反射的に「助けて」って思っちゃいそう。

実際、ずっとタッグを組んできた技術評論社さんに対しては、自分の中で「なれ合い」めいた甘えた感情が芽生えつつあることも自覚していて、そういう関係が築けたことに対する嬉しさがある一方で、言い様のない焦りというか「これじゃいかんなー」とどこかで警報を鳴らしてる自分が居たりする...。

あ、もちろんキタミ式は今後も大事に育てていきますよ!

その一方で、来年からは新しい場所、新しい取り組みを色々と試して、次の「○○期」と言える何かを発見する年にしたいなと思うのでした。そして、できればそうして得た新しいインプットを、今自分が抱えることのできた柱に対しても折々でフィードバックをかけていければと。

それでは今年も一年間、このグダグダしたブログにお付き合い下さいましてありがとうございました。皆さまよいお年を!

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