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お仕事

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昨夜知り合いのデザイナーさんとやり取りをしていた時のこと。なんとなく自分の中から出た言葉に、「あ、そうだ、それだ」と膝をうつひと幕がありました。

それが「ぶよぶよとした壁」。
最近感じてたもやもやしたものが、その言葉に集約されているような気がしたのです。

これまでも仕事に対してなんらかの壁を感じることは多々ありました。その度にそれをなんとか打破して次に進もう進もうとしてきたわけですが、最近感じるこやつはなんか質が違うのです。
ぶよぶよっとしてるの。
叩いても「ぶよん」と伸びてくし、押しても「ぶにょん」と伸びるだけ。力いっぱい押してみればそれなりに伸びてくもんで、なんとなく壁の向こうにある景色とかもわかるし、壁の向こう側に行けた気がすることもある。
でも力をゆるめると、やっぱり「ぶよん」と押し戻される。

で、ぶよんぶよんぶよん。

なんだろなぁ…と。

この壁が従来感じてた壁と違う点は他にもあって、すぽんと簡単に抜けちゃう人は、壁があると感じる間もないほどいとも容易く抜けてっちゃうことなのです。

その差というのは、才能に起因するものかもしれませんし、もっと全然別のものかもしれません。なんせ「ぶよぶよした壁がある」のは自覚できてますが、その正体がはっきりわかるものでもないから、なんとも結論めいたことは言えません。

ただ、なんとなく自分の場合は、「自分ひとりでやれる限界」がここなのかな…とうすら感じていたりします。ぶよぶよしてるから、多少上に行ったり下に行ったりと誤差はありますけどね。

ああ、だから最近は自分の中で「アシスタントさんが欲しい」であったり「仕事の回転を速めなきゃ」であったりしたわけだ。
なるほどなぁ。

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先週に引き続き、今週も月・火と立て続けで打ち合わせ。
打ち合わせプチラッシュなのです。

月曜日の打ち合わせは、今月末から開始予定の連載について。
当初4ヶ月分のネタ決めやサイト構成、タイトルとかギャラとかもろもろをえいやとご相談です。とりあえず決めるべきものは決めて、あとは向こうからバトンが送り返されてくるのを待つだけになったので、これについては一旦脳みそからはじき出します。

火曜日は「できれば今年中に出したいんだけど、なんだか妙な雲行きになってまだしばらくかかりそうだからムリかもしんないけど、遅くとも来年初頭には出したいねぇ」な単行本のお話と、12月頭に刊行予定の文庫本について。
メインの話は文庫本についてで、本来は編集さんとデザイナーさんの二者で済む打ち合わせに、こちらからお願いして同席させてもらったのでした。…というのも、自分が抱いているカバーイメージが一応はあるので、直接お会いして話をした方がお互い話が早いでしょうね~となったから。

で、目の前にてタブレットPCにあれやこれやとラフ描きをしてみせて、まとまりのないままながら頭の中にある「あれもいい、これもいい」といったイメージをそのまんま丸投げ。
もう何度もお世話になっている装丁家の方なので、その仕上がりには特に不安もなく。「これで伝えるものは伝えたぞ」と、文庫に関しても8割方は完了した気分でほっと胸をなで下ろします。
そんなわけで、こちらも脳みそからえいやとはじき出してしまいます。

ひと通り話が終わった後は、ぼーっと編集さんとデザイナーさんとの掛け合い漫才に耳を傾けていたのですが、やはりなんというか勉強になるなぁ…と。そもそも最近書店で「すばらしい陳列をしてくれてる!」と嬉しく思った時には書店員さんにお礼を告げて行くようにしたりとか、そういうことをするようになったのもこのデザイナーさんの影響だったりするんですね。なにかをもっともらしく語る方ではないのですが、飄々としていながらもふとした時に「ちゃんとこういう営業努力してきてるんだ…」というのがにじみ出てくるので、とても勉強になるのです。

そんなわけで帰りの電車は取りとめもなく仕事のことを考えてみたりして。
よい刺激を受けた一日でした。

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昨日は駅前のファミレスで、書き下ろし中の単行本について版元の担当さん&部長さんと3人で打ち合わせ。

冷や汗ものです。

いや、この単行本がですね、当初お話をいただいた時の予定では今年の春に校了してるはずだったんです。今はえっといつ?夏も終わって秋だよね?けども、なぜか手元にあるのは「プロローグ」と「第一章」の原稿だけ。
しかもこの第一章だって、ようやく打ち合わせ一時間前に出来上がったところです。

そんなわけで、ワタクシこの打ち合わせの予定が決まった瞬間から、ずっと「こりゃ、えらい怒られるぞきっと」と背中に冷や汗をかいておったとですよ。

なんせこの版元さんといえば、本社ビルにお邪魔した時は思わず笑っちゃったくらいに、そりゃもうバカでかい建物の主さまです。そことはじめてお付き合いさせていただくというのに、この体たらくでは「キサマごときがウチから出そうとは千年早いわ!」と切り捨てられてもおかしくありません。

つか、まじで「もうイラネ」と切り捨てられちゃうんじゃないかと、ビクビクしてたんですよ。

ファミレスについて、まだ見てもらってない分の原稿を「見てください」とお渡しして、それに目を通してもらってる間もずっと固まりっぱなし。いつ「こんだけ待たせてこの程度の原稿か~!」と怒鳴られるかとじっと身構えてました。

ところがですね。

「やぁ、よく出来てますよ」

…ほめてもらえました。

うれしかった。ほんとにうれしかった。「才能がある」とまで言ってもらえたんですよ。そりゃえらいうれしかったですよ。
んでもって、うれしい以上にほっとしました。

結局、事前にビクビクしていたようなお叱りはなく、まだ待てますよと時間的猶予をいただくことができました。
とりあえず年末までがんばって、そこで待ったなしの最終期限を取り決める予定です。

え?そこまできたら現時点で「何月までにがんばって仕上げます!」と宣言するもんじゃないのかと?
実は来月、再来月で計2本ほど連載が増える見込みなので、今ひとつ自信を持って宣言できないのです。これじゃいかんと思いつつ、なかなかこれがどうしてうむむ…。

えっと、あのんっとえっと。
とりあえず言えることはあのえっと…。

…ガンバリマス。

#文字だけじゃなんか寂しいので、今回からコマ絵をちょっと足してみました。
#いつまで続くかは神のみぞ知る。

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