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「SOHO AWARDS」なるものがありまして。つまりはSOHO事業者さんが、日頃の業務で役立つと思うものを推薦しあって、評価して、表彰しようという会なわけですが、こちらの2007年度選考会において、拙著『フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました。』が、選考委員賞を受賞いたしました。
いやめでたい、パチパチパチ。
残念ながら授賞式には先約があって出席できず。そのため、代わりに出席してきてくれた担当さんから、記念盾が本日こちらに届きました。
賞なんてもんとはとんとご無沙汰な道を歩いてきてるので、なんかこーいうのってうれしいです。
あと、なによりほっとするのが、実際のSOHO事業者さんたちから、拙著が評価いただけたってことです。一番狙っていた層の方々に「お役立ち本」と評価してもらえたんですからそりゃもうね。
推薦くださった皆々様に、感謝のココロでございます。本当にありがとうございました。
今度は『SE・エンジニアの本当にあった怖い転職話』の発売にあわせて、昨日またまた書店まわりをしてきました。何回もおじゃましたら迷惑になるだけなので、基本的には前回と違う店舗さんにコンニチハと。
そうしたら、いくつかの店舗では新刊本だけじゃなくて、既刊本もあわせて売り場展開してくれてたりするんですね。それも平台だけじゃなくて、本来は棚差し用スペースと思われるところに、本棚全6段中2段分のスペースをまるまる使って面陳してくれてたり。これ、売れてくれんかったら、絶対担当の人怒られちゃうよな…ってくらいに、売り場スペースを贅沢に使わせてもらってました。
中には5年近く昔に出した本も混じってます。
途中で改訂した奴も入れると、ネットワークの重要用語解説なんかは確かまるまる5年近く昔になるんですよね。そうした本が、ジャンル・経過年数を問わず、全部勢揃いして並んでました。
自分がこっちの世界に来て、最初に色々勉強させてもらいながら悪戦苦闘していた時、編集さんからは「半年置いてもらえればいい方なんだよ」という言葉を聞かされて驚きました。次から次へと各社からわんさと新刊が出てくるので、書店の棚って争奪戦なんですよね。だから半年棚に置いてもらえるなんて幸せな方で、たいていが1カ月くらいで、ひどいのになると入荷したダンボールから出してもらえないこともあるんだとか。特にコンピュータ書の世界なんかはそれが顕著なのだそうです。
そんなわけで、ありがたいなぁ…と思う一方で、もうそんなに経ってたのか…と今更ながらに驚きもしたりして。
この時企画を通してくれた編集さんは、その翌年会社をおこして『英語耳』とか『生協の白石さん』とかヒット作に携わりまくっていて、この時のカバーを担当してくれたデザイナーさんは『ヘンな生き物』で自身がベストセラー作家になっちゃってライター業も大忙しになってたり。
みんながドカーンドカーンと花火をあげていくのを横目で見ながら、細々とやってきた我が身なのですけども、こうした売り場スペースを割いてもらえてるのなんかを見ると、それなりに積み重ねてこれた5年間でもあったのかなぁ…とも思えたり。
「キタミさんの本は、バカ売れはしないかもしれないけど、安定して長く数が出てくれるから、安心して仕入れられるんです」
この日、挨拶まわりをする中で、書店員さんにそんなことを言っていただけました。
なんか、幸せもんだよなぁオレ、と思ったのでした。
ようやく仕事が一段落して、長い長いトンネルを脱することができました。
ほんと、「自由だ~」と叫びたい気分。「うおおおおおぉぉぉ」と、かつての吉田栄作ばりに、叫びながら走り出したい気分です。
走らないけど。まだ終わりきってはないし。
今月は、気がつくと公私ともにバタバタ慌ただしい一ヶ月になりました。公の部分でいえば、まず連載の原稿。それに加えて、単行本化作業が2冊入って、前半後半でそれぞれ別の本にかかりきりという、しかもあっちこっちからゲラがびゅんびゅん飛んでくるという、「なんですかどういう状態ですかこれは」というジェットコースターな日々でした。
んで私の部分。詳細は伏せますが、自分の中ではなによりも最優先の事柄で、やれることはやっておかねばとバタバタと。
しかしなによりも大きな問題は自分自身でした。なんか脳みその疲れが自覚できちゃってたので、極力無理を強いないよう、いたわりながらの一ヶ月間でもあったのです。いたわりながら、でもそれなりにそれなりの量をこなしてもらわんといかん。そのバランス取りがすんごく難しい一ヶ月間でした。
でも、その成果が出たのか、最後の追い込み付近では「久しぶりかも」って思えるくらいの集中力が出たりしてね。ああ、ちゃんと休ませてやれれば、まだしっかりエンジンはかかるんだと、ポンコツヘッドに少し希望が持てましたですよ。やっぱそれなりの年なんだから、自覚するとこはしっかり自覚して気をつかわないといかん。そういうことなんでしょう。
今月かかりっきりだった本たちは、来月再来月と続けて刊行される予定です。
更新できない間、心配してメールくださった皆様、ありがとうございました。
今月は、仕事的になんだか気がつくとえらい山場を迎えてしまってます。どうにも仕事が消化しきれてなくて、かなりヤバイ。
作業量的に問題というよりも、昨年からずーっとずーっとたまってきてた脳みその疲れが、ここへきていよいよ無視できないほど表に出てきちゃったなという案配で、はっきりいえば作業が遅い。いやがる脳みそを無理矢理押さえつけて仕事に向かわせている…という感じなので、かなり効率が悪いのです。
やれやれだ。
そんなところへ、よくしていただいてる雑誌編集者さんから、仕事依頼の電話がかかってきました。普段なら間違いなく受けるとこなんですが、今月はもう少しの仕事も差し込めないという状況なので、事情を述べてお断りすることになりました。
そしたら、「体調は大丈夫ですか?」…と。
むちゃくちゃはげましてもらいまして、最後は「お互いがんばりましょうね」と言葉を交わして電話を置いて。
めちゃくちゃありがたかったです。と同時に、やっぱり申し訳なくもあり。
ああ、早く今月の山場が終わんないかなぁ。
来月こそは、余裕のある生活目指して仕事量を調整してみせるぞと固く誓う私なのでした。
今月は、転職百景の単行本化に関係して色んな人にお会いさせていただいてます。
社労士の先生に労務関係の法律的なところを聞いてみたり、精神科の先生にうつ病という職業病について色々聞いてみたりとか。
そんな中、今週は体験談を寄せくださったエンジニアの方々と、座談会をさせていただく機会がありました。
三者三様。個性のはっきりした、それぞれ魅力のある方たちで、話す内容も非常に興味深かったです。
それらについての詳細は、収録予定の書籍にゆずるといたしまして、それ以外のわたし自身の内面的なところで思うことが色々と。
まず、明らかに口べたになっている自分がいました。もうぜんぜん口がまわらない。論理的に、端的に、テキパキとした話し方ができなくなってる。
座談会に来てくださったエンジニアさんがテキパキ話すのを見ていると、なんかこう「かつていた自分」を見るようで、はっきりとなんだか「そうではなくなってしまった自分」を自覚せざるを得ませんでした。
普段、子どもたちと嫁さんとしか会話しなくなっちゃってるもんなぁ。
かつての自分は「切磋琢磨できる環境」を欲していて、それがために「削り合うことこそが最良」とすら思う節もあったりして、のんびりゆったり過ごすことにNGをつきつけていたような気すらします。それはビジネスマンであろうとした結果だったと思うのだけど、過剰でありすぎた気もする。
座談会のエンジニアさんが話すテキパキには、「テキパキと優しく」というニュアンスが含まれていたんですけども、そうした「バファリンの半分は優しさで出来てます」的な優しさは自分の場合含まれていませんでした。
そういう反省とか、一方で「もう戻れないなこりゃ」という思い…郷愁? みたいなもの。そうした色んな感情がないまぜになりながらの帰り道。精神科の先生に聞いた様々を考え合わせると、どう考えても自分がかつてしていた働き方というのは破滅に向かう一方で、さらにはその働き方を今も形を変えてやっちゃってる現状も、やっぱり破滅に向かう一方なんだなぁと。数多くある心当たりをひとつひとつ紐解きながら、ぐるぐるぐるぐる回る脳みその中身とじーっと向き合いながらの帰り道でした。
終電がなくなっちゃったんで、また深夜バスに乗って自宅に着いた午前1時過ぎのこと。
ふと見上げると、星が綺麗なんですよね。
街灯なんかないし、この時間だと門灯もほとんどのお宅で消えちゃってるもんだから、夜空の星がよく見える。空気が透き通っているせいか、星明かりに照らされる夜空のグラデーションも「ああ、綺麗だわ」と見とれるに足るものがあります。
で、「これが欲しかったんだよな」…と。
この星空をただ見るだけはもったいないので、今度星座の勉強をしようと思います。そうして子どもらといっしょに夜空を見ながら「あれが何座で~」とかのたまいたい。
出来なくなっていくことが増える一方で、出来ることというのもこうやって増えていく。自分というのは、極端から極端に走ってしまう性格のようなので、正しく生きるためには今があっていると思えます。
なにより、「どっちが好きか」でこっち側に来て、それに幸せを感じてる自分が今ここにいるんだから、それがすべてなんですよねきっと。
先月いっぱい募集をかけさせていただきました「アシスタントさん募集」の件。
その後、送付いただいた履歴書や作例を拝見しながらうんうんうんうん考えておりました。中には「うわ、うまい!」なんて人もいてびっくりしたり感心したり。
で、考えに考えた結果、今回はちょっと見送りにさせてください…ということになってしまいました。つまりは該当者なし。募集しておきながら申し訳ありません。
実際問題として人手が足りてない現状がありはするので、色々考えていかねばならんのは相変わらずなのですが…。難しいです。うん。
再募集を行うか否かも含めて、今のアシスタントさんに手伝ってもらいながら、のんびり…してていいのかオレと自問しつつも、のんびり考えていきたいと思います。
先日「アシスタントさんを募集中です」とこちらで書かせていただいたんですが、おかげさまでその後複数の方からご連絡をいただくことができました。
とはいえ一応このまま今月いっぱいは募集を続けて、その中で要望をすりあわせながら決めていければな~と考えております。なのでよろしくお願いします。
応募に際しては、とりあえずメールフォームでその旨ご連絡いただいた後、履歴書と簡単な作例(ご自身の絵と、当方の絵を真似た絵の2点)を送付いただく…という段取りをとらせていただいてます。
ただ、どこまで急いで決めるべきかは少し悩ましいことになっていて、状況次第では勤務地制限もとっぱらって「環境が用意できるならテレビ電話かましながら自宅作業も可」って考え方もありなのかなぁどうなのかなぁと揺れる気持ちもあったりなかったり。
現在のアシスタントさんが、月2回は継続して作業を続けてくれるので、そこに頼りながら焦らずに決めていきたいと思ってます。
先日の東京湾一周以来、なんだかバイクがやたらと身体になじんでくれた感があり、乗るのが楽しくてしょうがありません。毎日、なにか理由を探しては、バイクカバーをめくろうとする自分がいます。
あちこちうろついたおかげもあってか、ここのところは乗ってる時だけじゃなくて、取り回しも楽になってきているのです。それも含めて、バイクをひっぱり出すのが楽しくてしょうがない。だから余計に乗りまわしたくなる。そしたらさらに慣れが加速して楽になる。
まさに好循環。
このせっかく得た感覚を、感覚を空けちゃうことでなくしたりしたくない。
毎日乗ろうとする背景には、そんな気持ちも見え隠れしています。
そんなわけで、昨日打ち合わせで新橋まで出向くことになった時も、「電車よりもバイクで行きたいな」と悩むことになりました。そもそも高速で行けばバイクの方が早いわけだし、いいよなーと。
ただ、「行った先でバイクをとめられる場所ってあんのかな?」とした疑問が、これに待ったをかけました。
ネットで検索したところバイクパーキングは近くにある模様ですが、打ち合わせが何時間に及ぶかわかんない議題だったし、そのパーキングにしてもどんな仕組みのパーキングか不安があったし…。
けっきょくこの日は、「偵察を兼ねてまずは電車で」となりました。
さて、そうして打ち合わせの終わった帰り道です。
新橋駅付近を、「どこにパーキングがあるのかな」とふらふら回り、その後千葉駅周辺でも、「どっかパーキングないかな」とふらふら探索してまいりました。千葉で打ち合わせすることも多いだろーしなー…と思いまして。買い物場所も多々あるし。
残念ながら新橋近辺では今ひとつぐっとくる発見はなかったのですが、驚きだったのは千葉ですよ。
ぱっと見てめぼしい場所がなかったので、駅に隣接している千葉そごうの案内係さんにダメもとで聞いてみたのです。「バイクで来た時にとめる場所はありますか?」…と。
そしたら「ちょっと歩くけど、大型バイクもとめられる駐輪場があるよ」と返ってくるではないですか。
そりゃ確認せねばと教えてもらった現地に行くと、いかにも使いやすそうなバイク駐輪スペースが用意されてありました。
キチンと白線で区分けされていて、自転車や原付バイクの置き場所とは明確にわけられていて、しかもぶっといチェーンでがっちりロックするようになっている。もちろん有料なのですが、最初の2時間は無料で、そごうのカードを提示すれば無料時間がプラス1時間されるときたもんだ。
見たところ、夜の20:00で半分も埋まってないから、空きに困ることもなさそうです。
やった! やったよ! …と、誰に言うでもなくココロの中でガッツポーズでありますよ。
引っ越し以来、打ち合わせには自宅まで来てもらうことが多いんですが、意味もなく千葉で打ち合わせとかしちゃいそうな自分がいます。
千葉そごうにはロフトも入ってるから、それが気楽に利用できるとわかっただけでもありがたい。
春先あたりからお願いしていた人が、「やっぱり千葉じゃ遠くて通うのキツいですー」なんてことになってしまったため、あらためてアシスタントさんを募集することになりました。
月~金の平日の間で、月2回、半日(13:30~17:30)程度でお願いできる方がいましたら、是非是非こちらのメールフォームからご連絡くださいますと幸いです。
給与については応相談で、勤務地については…Web上で住所はさらしたくないので、とりあえずは千葉駅から車で20分程度の範囲ですということでご了承願います。あ、でも最寄り駅からは徒歩7~8分程度なので、「千葉から車で来い」という秘境の地…なんてわけではありません。その点はご安心ください。
それで、こんな人に来て欲しいな~とアシスタントさんに求めるスキルなのですが、作業はAdobe IllustratorとWACOMのペンタブレットの組み合わせでやってもらうことになりますので、このあたりの基本操作がひと通りわかることはまず必須。ただし、パス操作に精通してる必要はありません。
あと、それなりに絵心があること。絵のタッチを真似るのが上手な、器用な方ならなお可です。
あとはえーっとんーっと、あ、あれだ、バイト募集広告風に言うところの、「空調完備、全面禁煙の綺麗なオフィスで、おかわり自由のホットコーヒーを飲みながら楽しく働けるお仕事です」という奴です。たまに子供が乱入してきたりするかもしれませんので、子供嫌いな方だとちょっとキビシイですけども。
とにかくそんなわけですので、詳しい条件とか質問とかなんでもまとめて、まずはご連絡いただけますと幸いですというか、ご連絡いただけるととてもとても助かります。どうかよろしくお願いします。
なんか最近、ストレスがすごいです。延々入れ替わり立ち替わりで毎週締め切りに終われ続けるストレスもそうなんですが、中でもしんどいのが対人ストレス。仕事で詰まってるから、余計にそれがきつく感じるのかもしんないですが、とにかく腹の中がじんわり熱い今日この頃です。
で、本当なら今年はこのへんを整理して、ストレスになる仕事は請けない方向に持って行こうとしていたんですが、どうもそうできてない。うーん、やっぱそこは新しく住宅ローンをどっさり抱え込んじゃったというのもあるし、なかなか難しいところです。
さらに言えば、信頼できる編集さんや装丁家さんたちとチームを組んで、じっくり書き下ろしに取り組む…というのができなくなっているのも悩ましいところ。
一番仕事をしたい相手とできる環境に持っていけてない。むしろ、その真逆方向に進みつつある。
そしてストレスに見舞われている。
なにやってんだって話ですよ。
唯一の救いは、そうした精神状態にありながらも、抱えた仕事は全部それなりにクオリティを保って仕上げてこれてることでしょうか。昔なら精神状態がストレートに影響して、「笑ってる顔なんて描けるか」となっていたはずなので、少しは成長の跡が見られるように思えるのです。それが救い。
で、ふと思ったのが、「サラリーマンの人は偉いよな」と。
対人ストレスなんて言ったら、サラリーマンの代名詞ですもんね。それをみんなうまくいなしながら、日々の仕事をクリアしてるわけですよ。最近は金銭面や仕事のアサイン面で、「なんだかんだいってサラリーマンが一番楽だよ」説にうなずくことが多かったんですが、あらためて「自分には無理だ」と痛感した次第です。
なんつーか、色んな意味で限界なんだろうなぁ。
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